旧碓氷本線アプトの道!ワンコと紅葉ハイキング2015 11 01 


横川駅 標高約387m めがね橋 標高約580m  熊ノ平駅跡 標高約680m  歩行距離約15km 標高差約300m

鉄道文化むら(12:13)⇒丸山変電所跡(12:35)⇒峠の湯駅(12:51)⇒碓氷湖一周⇒(13:10)⇒めがね橋(13:39)⇒熊ノ平駅跡
(13:56〜14:20)⇒めがね橋(14:33)⇒碓氷湖(14:47)⇒峠の湯駅(15:44)⇒丸山変電所(15:37)⇒鉄道文化むら(16:03)

 (歩行時間3時間13分 全所要時間3時間50分) am10:35〜pm15:45 yahoo地図  H24年度のハイキングマップへ
めがね橋をはじめとする碓氷峠の鉄道施設は、国指定重要文化財です。平成24年、遊歩道アプトの道は、めがね橋から熊ノ平駅跡まで1.2km延長され、横川駅より6.3kmの道程になりました。横川駅西側及び鉄道文化村北側から始まる遊歩道アプトの道は、旧丸山変電所、峠ノ湯、赤レンガの4連アーチ橋、碓氷第3橋梁(めがね橋)から熊ノ平まで歩く道です。途中、碓氷湖一周も出来ます。歴史と自然溢れる山中の遊歩道は、多くの観光客で賑やかです。紅葉期の碓氷湖や、めがね橋周辺は紅葉ポイントになっています。
5度目の訪問となるアプトの道へ、今回もワンコを引き連れ向かいます。午後からのスタートになりましたが、最後まで快晴だったので嬉しい限りです。
   
デジブックでダイナミックなスライドショーをご覧頂けます。BGMの唱歌「紅葉」もみじは、この路線の車窓と、唯一あった駅の熊ノ平駅より望む秋の風景から、思いを寄せて作られた詩でもあります。
横川駅第二駐車場よりスタート! 鉄道文化村のチケット売場の上がアプトの道の起点で旧熊野ノ平駅まで、6.0km!  子持山に引き続き、2日連続のハイキングにご機嫌なワンコのnanaco! 鉄道文化村の車両と妙義の山!
トロッコ列車シェルパ君!とうげのゆ駅までの2.6kmの路線! 現在は期間限定でまるやま駅までの運行になっています。詳細は「トロッコ列車ライン」へ! 上信越高速道路の横川パーキングを過ぎるとすぐある、高度感溢れるミニレインボーブリッジ風のカッコイイ橋を見上げながら進んで行きます。

右手にレンガ造りの旧丸山変電所が見えて来ます。丸山変電所は、碓氷峠を行き来する列車に電力を提供するため、明治44年に建てられました。現在では、機械室棟と蓄電地室棟が国の重要文化財になっています。丸山変電所先では紅葉が始まり出しました。
火災の為、休業中の峠の湯!嬉しい事に12月1日(来月)リニュアルオープンです! 力餅の看板を右に上がればドライブイン!霧積温泉の入口にでます。(霧積館は閉館)現在は金湯館のみ! 1号、2号トンネルを抜けて碓氷湖へ向かいます。

廃線跡は長い年月が経っており、新たに遊歩道として整備されていますので、トンネルや橋梁部以外では、廃線跡を歩いている感覚は少なく感じます。初めての方でしたら尚更だと思います。 裏妙義の縦走路! 丁須岩のアップ!以前登ったトンカチ?の丁須の頭のてっぺん!
2号トンネルを抜けるとすぐ左眼下に、碓氷湖が見えます。碓氷川の最も奥にある坂本ダムによって形成される湖です。ダムは当初、砂防ダムとして昭和32年に作られ、後に約3mの嵩上げが行われ、更に昭和60年に現在のダムに改良されました。 碓氷湖は中尾川と碓氷川の合流点を堰止めて造った人工湖で、四方を国有林の大木に覆われています。特に秋の湖面にうつる紅葉は素晴らしい!湖畔には約1.2kmの散策道があり、一周できます。 今回は左回りで!
坂本ダムは平成3年、建設省から「シビックデザインダム」に指定されました。地元と協力して碓氷峠の歴史的な鉄道施設をモチーフにした周辺設備を行い、環境と調和のとれた美しい碓氷湖としてよみがえりました。湖畔周回用の夢のせ橋は、めがね橋をイメージして造られたそうです。
撮影をしているので、邪魔にならないよう早々と、夢のせ橋を渡って!  ふれあいトンネル!  賑やかな碓氷湖駐車場!
        綺麗に刈られたツツジの紅葉!                  再びアプトの道に戻ります。
 
 左眼下に碓氷湖! 第3、第4、第5トンネルを抜けてめがね橋を目指します。道中トンネン内は、天然冷蔵庫に入ったかのような冷たさを感じながら、速足で通過!
 
観光名所「めがね橋」へ到着!通称「めがね橋」として親しまれている煉瓦アーチ橋で径間数4、長さ91m、高さ31mで国内最大の煉瓦づくりアーチ橋です。明治25年に完成し、アプト式鉄道を支えてきましたが、昭和38年新線開通に伴い廃線となりました。平成5年に国の重要文化財に指定され、平成13年廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」として整備されました。
橋上からの展望です。長野新幹線が開通に伴い廃線となった、平成9年まで活躍していた信越本線の橋が見えます。めがね橋は、ドイツのハルツ山鉄道のアプト式鉄道が採用され、わずか2年弱と言う驚くべき短期間に建設されました。その後、車両速度改良のため昭和38年新線完成と同時に使用廃止になりました。強度的にも優り、素晴らしいデザインで現在でも高い評価を得ています。
長い6号トンネル内では、蒸気機関車時代の煙の排煙口の跡があります。当時の蒸気機関車は石炭を燃料としていましたので、トンネル内は煙りだらけだったでしょうね。 第10号トンネルを抜けると、熊の平変電所跡に到着!左側に殉難碑と母子像が祀られています。1950年(昭和25)、熊ノ平駅構内で6月8日に土砂崩壊が発生し、その復旧作業中の6月9日に再度土砂崩壊が発生して熊ノ平駅舎、鉄道官舎等が埋没しました。懸命な救助が行われましたが、鉄道員および鉄道官舎に住んでいたご家族方々約50名の尊い命が失われました。碓氷線が復旧したのは6月23日でした。
    早速、猿がお出まし!           そこらじゅう猿だらけ!          上にも横にも猿!猿!
唱歌「紅葉」もみじは、この路線の車窓と、唯一あった駅の熊ノ平駅より望む秋の風景から、思いを寄せて作られた詩でもあります。
※熊ノ平駅の写真は、旧熊ノ平駅の案内板を撮影!

 
遊歩道終点の熊ノ平駅跡から振り返ります。左の2本は旧信越本線のトンネルで、右側のトンネルは現在歩道に変わったアプト式線のトンネルです。
ワンコを見て敵意識丸出しの、全く可愛くない猿! nanacoは先ほどより、猿の軍団目掛けて、リードをグングン引いて立ち向かう勢い! でした。
ボス猿がnanacoに近づいて来たので、ワンコは負けじと決闘?する勢い吠えている! 一か八かで、ワンコに引きつられ猿に向かって行くと!nanacoの勝ち!

猿は少しおとなしくなったようです!頼もしいワンコ とベンチで一息! 神奈川からお越しの爽やかなレディーとベンチに座りしばし会話!30人ぐらいのツアーバスで、碓氷湖からだそうです。記念にnanacoとワンショット!
           そしてUターン!                めがね橋でワンショット!横川駅まで4.8km
  西陽になったので、もう一度碓氷湖で紅葉観賞!  もみじが良い感じで輝いて!   ボートと色とりどりの綺麗な紅葉!
            ボートが近くに!                   少し透けた綺麗な紅葉!
先ほど撮影のため写せなかったポイントより、夢のせ橋!
          この辺りは来週頃?              輝く紅葉を見られたので、帰路も碓氷湖に来て良かった!
 神奈川からお越しのレディー達が乗って来た観光バス!        お友達と沢山会って、嬉しそうなnanaco!
 
    レンガ造りの旧丸山変電所と帰路を急ぐみなさん!           紅葉と上信越高速の綺麗な橋!
         もうすぐ鉄道文化村!           予想以上の綺麗な紅葉観賞が出来たので、満足して起点に帰着!

おまけ 
 丸山変電所付近の紅葉はまだ色づいていないので来週以降のようです。
 碓氷湖周辺の紅葉は見ごろが始まったばかりでしたので、
 沢山の方々が紅葉観賞に訪れていて、活気がありました。
 秋の湖面にうつる紅葉は素晴らしく、綺麗な景観でした。

 旧熊ノ平駅は、猿に占領されているので圧巻!でした。
 しかしながらワンコは負け時と、リードをグングン引いて、
 立ち向かう姿勢でした。流石は猟犬の一種!

 熊ノ平駅は、横川と軽井沢の中間、山とトンネルに挟まれた駅でした。
 当時は急勾配をアプト式鉄道でゆっくり走っていて、
 周囲の景色を堪能していたのでしょうね。
 唱歌「紅葉」もみじは、この路線の車窓と、
 唯一あった駅の熊ノ平駅より望む秋の風景から、
 思いを寄せて作られた詩でもあります。
 高野辰之が郷里と東京を往復するのに使った信越本線熊ノ平駅付近から、
 風景を詠んだといわれています。
 また故郷(ふるさと)で有名な唱歌も高野辰之作詞です。


天候 : 晴れ
出会った人 : 100人以上
全く当てにならない疲労度 : ★
☆☆☆(ハイキング)

●トップページヘ   ●前回へ  ●次回へ  ●登山のページへ