棒ノ折山

    棒ノ折山 標高 969m  標高差 約739m  歩行距離約9.6q(白谷沢コース) 奥武蔵・奥多摩

行程  名栗湖入口駐車場(10:22)⇒有間ダム(10:35)登山口(10:45)⇒岩茸石(11:42)
⇒ゴンジリ峠(12:02)⇒棒ノ嶺山頂(12:14〜13:02)⇒名栗湖入口駐車場(14:20) 
  (歩行時間3時間10分:全所要時間3時間58分)  pm:10:22〜pm2:20  yahoo地図 

※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
広く明るい山頂を持つ棒ノ折山は眺望も良く、人気のある山です。秩父多摩国立公園と県立奥武蔵自然公園にまたがり、広く平坦な山頂からは秩父の山はもとより、眺望の良い日には上越国境の山々〜日光連山まで一望できます。又、名栗湖駐車場から山頂まで道標が要所にありますので、わかりやすいコースでした。
クリックで拡大
棒ノ折山map:pdfへリンク
沢歩き体験が出来る、人気の白谷沢コースを歩きます。前半は花粉症の症状がピークになり、くしゃみと鼻をかみながらの歩きになりましたが、後半は症状も治まり、メリハリのある山道を雪を踏みしめながら気持ち良く歩けました。下山直後、大地震が発生しました。震災により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
圏央道を狭山日高インター経由で、地方道70号線⇒53号線を名栗湖方面へ向かいます。名栗湖入口バス停のすぐ先の信号を有馬ダム方面へ左折し、橋を渡ったすぐ左側の駐車場(7,8台可)に車を置きます。休憩所と水洗WC完備です。
有馬ダムへ向かう右側には、壁いっぱいに描かれた大きな絵(落書きではないみたい)が描かれています。すぐに竜泉寺が右側に見えてきます。(昔、竜穏寺に住む悪い竜が高山不動さまに尾を切られ、ここ特雲山竜泉寺に逃げてきて、恵みの雨を降らせる竜神になったとか・・・)
有間ダムは、入間川総合開発事業の一環として建設された埼玉県の県営第1号の多目的ダムです。ロックフィルダム形式は、埼玉県では唯一ここだけに用いられています。堤体上より水辺まで下りられるので、観光シーズンになるとダム湖周辺は賑やかになるみたいです。
人造湖とは思えない雰囲気の閑静な名栗湖です。湖面上には雪を覆った奥武蔵方面の山々の姿が見えます。堤頂部歩道を歩いて登山口方面右へ向かいます。私の前にはダム湖散策を楽しむ老夫婦が仲良く歩いていましたので、周辺は貸切ではありません。
有馬ダムから10分位で橋を渡ります。すぐ左側に白谷沢コース登山口があり、登山口には“白谷の泉”という水場があり早速賞味しますが、甘くて美味い湧水でした。
杉林主体の植樹帯をくしゃみをしながら歩いていくと、沢の音が下から聞こえてきます。徐々に岩が露出した山道に変わっていきます。
沢を渡り返しながら登って行きます。水際を歩く沢道には岩がゴロゴロとした場所があり、変化に富んでいます。
標高を上げて行くと凍っている箇所があります。滝や沢の中を縫うように足場を探しながらの沢登りなので、すべらないように注意します。

流れの両岸にある狭く垂直に近い岩壁が迫った地形のコジュル帯に入り、沢道の左右には“天狗の滝”を始め、小振りの滝があります。
両側に奇岩が迫る渓谷の中は浮石が多く、水たまりを上手に跨いで楽しみながら登っていきます。

補助的な鎖場があります。“白孔雀の滝”の標識がありましたが、知らずに通り過ぎたので戻って拝見しました。孔雀の羽根みたいに流れおちる滝だそうです・・・。
やがて林道にでます。正面には綺麗な東屋がありますのでザックを降ろし水分補給です。ここからの積雪は10cm位ですが、急な場所はつま先主体で滑らないように登って行きます。
分岐に出て大きな岩があり、単独ハイカーとすれ違いました。おじさんは物知りで“岩茸石”の説明をしてくれました。岩茸石から続く急な丸太の階段は、雪で半分埋もれていてます。
ちょっと開けたスペースの“ゴンジリ峠”です。眼下にはスタート地点の有馬ダム方面が見えます。山頂まで続く直線に近い尾根道付近では、5名位のハイカーとランダムにすれ違います。

草野球が出来そうな、ただっ広い棒ノ折山頂に到着です。広い山頂からは、奥武蔵の山並み等が一望できます。雲が掛かってきて少し寒くなってきました。
そんな広い空間は皆さん下山をしましたので、垢ぬけたご婦人ハイカーさんと二人だけですのでしばしの会話を楽しみます。ご婦人は山歩きと人生のベテランで、時には今日みたいに単独で良く歩かれているそうです。電車とバスを使い奥多摩口から登られ、帰りは白谷沢コースだそうです。私と同じ埼玉県内の方でとっても気さくで素敵な方でした。やがて一人ぼっちになった私は、熱々のカップヌードルを景色を見ながら味わいます。
上の写真は大持山〜武甲山のアップです。丸山〜堂平山、伊豆ヶ岳も良く見えました。 
奥武蔵の山々と、先月訪れた馴染みの物見山〜日和田山が見えます。
視界が良ければ、榛名山〜谷川連峰から日光連山まで遠望することができます。帰りは雪道を楽しみながら下がっていきます。
岩茸石の分岐を来たルートと違う、滝ノ平尾根方面へ真っすぐ進みます。やがて右側に壊れそうな展望台?があります。立入禁止ですが・・・。
せっかくですので展望台から、ゴンジリ峠から続く棒ノ折山を望み、広い山頂が確認できます。ついでですので奥に入り湯たんぽも掃います。
林道を何度も横切りながら山道を下ります。木の根っ子が張ってある急坂は湿っているので、赤土が靴底に付いてだんだん重くなってきます。やがて集落が見えてきます。
民家のすぐ脇に出ましたので気を使い、静かな歩きに変わります。正面にはスタート地点の駐車場が見えてきました。登山靴を脱ぎ支度を整えさわらびの湯に向かいます。
さわらびの湯は有間渓谷沿いに佇む日帰り温泉です。西川材を使った木造造りの館内は、綺麗で工夫されています。皆さん笑顔で向かえてくれますので、温泉に入る前から気持ちが和みました。

カランで頭を洗っていたら大声と共にもの凄い振動を感じました。外を見ると窓枠と景色が著しく交差し、不気味な音をたてて揺れています。一瞬、“なんてこったい!“の独り言! 支配人らしき方がすぐに来て避難してくださいの事、慌ててシャワーをかぶり、脱衣所に向かい撤収します。運よく、さわらびの湯は構造上、揺れも少なく停電にもなりませんでした。その後、余震は続きますので車に乗り、駐車場にて慎重にラジオと携帯webで情報収集をします。
既に高速道は大地震の影響でstopしていますので秩父経由で帰りますが、横瀬〜秩父地区は停電で信号機も消えています。幹線道路は大渋滞ですので裏道を使います。振り返ると武甲山が今日に限って不気味に見えました。

おまけ
 

 ※下山直後、東北地方太平洋沖大地震が発生しました。震災により被災されました方々に心より
   お見舞い申し上げます。


 奥武蔵・奥多摩方面へは度々お邪魔していますが、“棒ノ折山”と閉館時間の早い“さわらびの湯”
 へ初めてお邪魔しました。今回の山行設定理由は流離の脱サラハイカーさん推奨の棒ノ折山レポ
 を見て参考にして歩きました。前半は沢歩きで、後半は残雪歩きになりましたが、沢の水量も少なく
 比較的歩きやすく癖になりそうなガーリック風味の山歩きができました。暖かくなったら又、お邪魔
 したいです。
 下山後大地震の影響で公共機関の交通がマヒ状態でしたので、山頂で一緒だったご婦人は無事、
 帰れたかが心配になりました。
 
天候・晴れのち曇り 出会った人:8名 
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆


●トップページヘ  ●登山のページへ