大菩薩嶺 標高2,057m  標高差487m  歩行距離、約7.5km 
上日川峠(11:00)⇒唐松尾根分岐(11:20〜11:25)⇒雷岩(12:13)⇒大菩薩嶺(12:20〜12:27)
⇒雷岩12:35〜13:13)⇒賽ノ河原⇒(13:34)大菩薩峠(13:45〜13:55)⇒勝緑荘(14:16)⇒
富士見山荘((14:23)⇒唐松尾根分岐(14:30〜14:35)⇒上日川峠(14:50)
 (歩行時間2時間45分:全所要時間3時間50分)  am11:00〜pm2:50 yahoo地図
※歩行時間は調子や気分によって違いますので、あまり参考にはなりません
大菩薩嶺は、山梨県甲州市と北都留郡丹波山村に跨る、標高2,057mの山で、名称の由来は、源義光が後三年合戦の際に軍神の加護を願い「八幡大菩薩」と唱えたこと、また、観音菩薩が祀られていること、などのいわれがあるみたいです。
 
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唐松尾根分岐にあったmap
花園インターを下り、埼玉より140号線を甲府方面へ向かいます。秩父市を抜けてからコンビニ探しをしながらの道中です。雁坂トンネルを抜け、いつの間にか山梨県に入りますが、結局コンビニがありませんでしたが・・・。
途中の大菩薩の湯へ入浴では無く、売店へ遅い朝食の買出しに寄りました。美味しそうな菓子パンとミネラルを調達です。 ・・・・・何故か後輩は、取れたて野菜と山菜を袋いっぱいに買っていました。
細いくねくね道路を飽きた頃、上日川峠に到着です。ロッヂ長兵衛前のPは満車状態なので向かい側、水洗トイレ側Pの空きスペースに駐車をし、支度を整えます。※こちらも満車状態です。
ロッヂ長兵衛の右脇に入って行くと左手に登山口があります。車道と平行した登山道を20分位歩いて行くと福ちゃん荘に到着します。皇太子殿下夫妻が2002年9月12日に御休憩された後、大菩薩嶺に登られたみたいです。
福ちゃん荘の広場に唐松尾根分岐があり、皇太子殿下と同じ唐松尾根経由で向かいます。爽やかな日差しを浴びながら、幅広道を軽快に歩きます。

唐松尾根の山道は呼び名の通り、唐松の木々の中の尾根でした。徐々に標高を上げていくと唐松が無くなり、振り返ると富士山と南アルプスの雄大な景色が広がり、感動のため息です。

大菩薩嶺の山容が見えてくると急登になり、辺りの眺望が利き始めます。年配のご夫婦とすれ違い、しばしの会話 『大菩薩峠経由の方から回った方が楽ですよ・・・』とか、言ってましたが、こちらも楽な感じですが?



標高を上げ、眺望を振り返りながら登って行くと上日川ダムが見えて来て、とても雄大で素晴らしい風景が広がってきます。富士山と南アルプスには少し雲が掛かり始めて来ました。
 
やがてロープで仕切られた道になり「ロープをつかまないで、超えて入らないで」の標識があります。雷岩の手前から徐々に風が強くなって涼しくなります。 ※ペースを上げても、しっかり後輩はついてきますので驚きです。
雷岩付近では数組の人達が昼食を楽しんでいますので、分岐を左へ進み、根っこの張り出した樹林帯の尾根の霜柱を踏みながら山頂へ急ぎます。
展望がないので有名な大菩薩嶺の山頂は、樹林帯が邪魔をしてやっぱり眺望がありません。小休憩をして、景色の良い雷岩まで戻ります。
雷岩からの眺望は素晴らしく景色を眺めながら美味しい昼食を頂きます。食後は大好きな珈琲で一息つきますが、何時の間にやら富士の頭は雲の中!
本日、最大の見どころスポットの大菩薩峠へと続く稜線を歩いて行くと、富士山を始めとした山々が一望できる大パノラマが広がります。大菩薩峠経由からの周回コースからの人達とすれ違い、互いに雄大な景色を楽しみます。
賽ノ河原で、ガレ状に続いているので上まで登ってみますが、道が無いのでやっぱり途中で引き返します。岩場を上がると大菩薩峠の介山荘が遠くに見えてきました。
大菩薩峠手前にある小説「大菩薩峠」の作者、中里介山の文学碑です。近くの小振りの石碑は・・・。崩壊しそうな感じの地盤の傾きで、今にも倒れそうでした。
 
介山荘は長編小説「大菩薩峠」を書いた中里介山に由来する名前を持っている綺麗な山小屋で、売店もあり、若主人の愛想が良かったです。峠からは奥多摩方面の眺望も見渡せ、雲取山と石尾根が見えました。

大菩薩峠から賽ノ河原方面の景色と周辺の眺望は、壮大な開放感を味わえ、得した感じがしました。
雷岩で頂いたカップらーめんのスープを飲みほしたので喉が渇き、介山荘でアクエリアスを買い、一気に飲んでリフレッシュです。200円で思ったより親切価格でした。裏手には軽の4駆が2台置いてあるので、帰りは車道歩きみたいな予感ですが、車道といっても4駆の軽でも道が狭く、悪路で難易度が非常に高い感じです。
野鳥の鳴き声を聴きながら歩きます。やがて、ひと気の無い勝緑荘手前広場を通り過ぎ、一際広くなった車道を歩きます。
今度は、全く!ひと気のない、廃墟かもしれない富士見山荘があります。床の抜けそうな展望台と錆びたブランコ達が、賑やかっていた頃の和みを感じさせられます。
唐松尾根分岐に到着し、トイレ休憩です。大菩薩嶺方面を振り返えります。福ちゃん荘の休憩場所が登山道になっていますので、シーズン中は休憩する場所もなくなってしまうのでしょうか?
上日川峠に帰着しました。午後3時少し前ですが、満杯だった二つの駐車場には数台の車だけで、皆さん早めに撤収したみたいで、静かなロッヂ長兵衛周辺は風流でした。
 おまけ
 一番下側からの大菩薩峠登山口から、車道を歩いている年配のご婦人を見かけましたが、車で
 上日川峠まで来られるので、殆どの方は上日川峠から登っていた感じです。全般的に山道は踏
 み跡がしっかりしていて、久しぶりに賑やか気分で軽快に歩けました。午後をまわると富士の頭
 に雲が掛かってしまいましたが、私達の場合は運よくセーフでした。
 
 天候・晴で心地よい風  ・出会った人=周回コースですが、多分、30人位です。
 全く当てにならない疲労度 ★★☆☆☆(後輩に評価してもらいました)

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