稲含山(1,304m)  標高差 約438m  歩行距離 約3.2q  下仁田町

神の池公園登山口(11:40)⇒一の鳥居(11:48)⇒秋畑稲含山神社(12:15〜12:22)⇒稲含山神社
(12:40)⇒山頂(12:42〜13:50)⇒鳥居峠(14:15)⇒一の鳥居(14:22)⇒神の池公園登山口(14:26)
 
  (歩行時間1時間26分:全所要時間2時間46分)  am:11:40〜pm2:26  yahoo地図 

 赤久縄山(1,522.3m)  歩行距離 約1.2q  藤岡市

東登山口(15:30)⇒赤久縄山(15:47〜16:20)⇒東登山口(16:36)
  (歩行時間 33分:全所要時間 1時間6分)  pm:3:30〜pm4:36     yahoo地図

稲含山は古代から農耕の神として信仰され、山麓の各集落から山頂に至る登拝路が開かれています。毎年5/3に大祭が行われ、地元の人々が登頂するそうです。稲含神社と秋佃稲含神社に由来する山名みたいです。
登山コースへリンク
(PDF)

西上州の山は奇形な形の山々が多く、上信越高速道より眺める稲含山はひと際スマートに佇んでいて、山容は標高1370mよりも高く見えます。山頂からの眺めは360°の景色を見渡すことが出来ます。

 
※出発前、甘楽町役場に問い合わせをして林道が通行出来るか確認してからの出発です。登山口駐車場到着前、未舗装に途切れましたが、難なく神ノ池園地駐車スペースに到着です。数台の車が停まっていて満車に近い状態です。すでに11時半を回っていますのでシンガリハイカーですが、お日柄もよく、温か陽気で何よりです。

駐車スペースにはトイレも完備されていますが、水道はありません。下山を終え、神ノ池辺のベンチでご夫婦が昼食を楽しんでいます。車道を一旦横切り一の鳥居に向けて歩き始めます。
一の鳥居の分岐にでます。赤の鳥居経由と稲含神社経由とありますが、今回は左分岐の閑静な秋佃稲含神社経由から、落ち葉を踏みしめながら歩きます。やがて水場の神の水があり、喉を潤します。途中で二の鳥居をくぐります。
秋畑稲含神はあまり手入れがされていない感じの年期の入った建物で、こちらのコースはあまり歩かれていなく、参拝される方は少ないのでしょうか。神社を過ぎると又、ジグザクの急登りになります。
赤い鳥居からの登山道と合流し、手入れされた安心コースに変わります。この付近は冬場は根雪状態になり凍って滑り易い場所で、以前はフェンス等も設置されていなかったそうです。一昔前、小学校の遠足の最中に生徒の滑落死亡事故が発生したらしく、付近には石像が祀られています。
車で神の池駐車場へ向かう途中に甘楽町側からの林道途中に広めのPがあり、『上尾ハイキングクラブ』御一行名が書かれたマイクロバスが駐車してありました。その20人前後の女性主体の団体さんとすれ違います。ご婦人方に『山頂からの眺望は素晴らしかったですよ!』と、ご一報を頂きます。稲含神社は帰りに寄ることにし早速、山頂に向かいます。
広くはない頂上ですが抜群の展望です。目の前に赤久縄山、小沢岳や西御荷鉾山が、浅間山から妙義山を始め上毛三山、荒船山から続く西上州の山々と浅間山、後方には八ヶ岳から北アルプスが見渡せます。

方向盤に合わせ地図を広げた高崎からお越しの気さくなご夫婦と、一緒に景色を見ながら山の話を楽しみました。奥さんはとっても綺麗な方で、ご夫婦仲良く山歩きを楽しんでいらっしゃるそうです。ご夫婦が下山後、晴天の景色に感謝しながら、遅い昼食を頂きます。
やはり浅間山は堂々として貫録そのものでした。荒船山の後方には北アルプス連峰が連なって見え、白馬三山〜奥穂高まで確認出来ます。
赤岳・横岳・硫黄岳等の八ヶ岳の眺望。鼻曲山〜浅間隠山 右奥には横手山〜草津白根山 さらには谷川岳〜日光白根山が絶景で申し分のない景色です。
豪華な貸切山頂がず〜っと続いています。方向盤を見ているとすぐ近くに見える赤久縄が呼んでます。1時間以上ゆっくりしていますので、そろそろ撤収する事にします。
帰りは赤い鳥居経由の周回コースで、落ち葉を踏みしめながら歩きます。午後2時を回っていますので付近にはだ〜れもいません。
立派な鉄塔の下を抜けていくと一の鳥居の分岐に戻ってきました。なにやら後方から落ち葉を豪快に踏みしめる足音がしますので、私達も早歩きで歩きます。
神の池を間近でみると凍っています。駐車場は2台だけになっています。一緒に到着した地元のパジェロミニで来た単独ハイカーさんと話をすると、結構なスペシャリストでした。日本に3基しか残されていない明治時代に設置された原三角点のある白髪岩に行ってきたそうです。20年間、定期的に行くそうですが、以前は踏み跡がなかったそうですが、最近は踏み跡が多くなり、往来するハイカーもいるそうです。もう二箇所の設置場所は雲取山と新潟の米山に残っているそうです。ついでに赤久縄へ向かう道と登山口を教えてもらい、車で登山口へと向かいます。
赤久縄山へ
稲含山山頂から見た赤久縄山は近く見えましたが、車で移動すると登山口までは大回りの巻き道で遠く、ナビでは15kmオーバーの移動距離をさします。みかぼ森林公園を過ぎ、赤久縄山直下の最短コース手前、鉄塔付近の脇に車を置いて土手の尾根から登って行き、偽ピークを過ぎていきます。
15分少々で山頂へ到着です。靴を履き替えるのも面倒ですので普通のビジネスシューズで登って来ましたが、特に問題無し!夕暮れ時が迫った山頂は冷え込みます。静寂した空間を、温かい珈琲と一緒に味わいます。
正面には西御荷鉾山〜東御荷鉾山、麓に小さく愛宕山。愛宕山は462号線から見上げると異様な形に見えます。失礼だと思いますが地元の方々には、「便○山?若しくは○所山」と言う愛称で呼ばれているみたいです・・・。何と両神山の端っこの上から!富士山も日没前ですがしっかり見えています。
八ヶ岳方面に日が沈んでいきますので、そろそろ撤収です。標高は稲含山よりも200m以上高いのですが、稲含山に比べると山頂からの眺望は今ひとつでした。
帰りは鉄塔めがけて早歩きで向かいます。駐車スペースから、随分背か低くなった叶山、両神山と二子山の全容が見えます。山頂より、こちらの景色の方が良かった感じです。
500m位先の赤久縄山直下の駐車場車まで行って車をUターンします。本日は初めて訪問する児玉郡神川町のかんなの湯に向かい、ゆっくり温まります。

 おまけ 
 2年ぶりの稲含山になります。前回はガスで山頂からは何も見えませんでしたので、山頂からの
 眺望は初めてになります。予想以上の景色に大変満足させて頂きました。西上州の山は独立峰
 が多く、特有な魅力があり、これからの季節は、自分的に登る頻度が多くなりそうです。  

 天候:晴れ  ・出会った人:30人位ぐらい(内、20名は団体さん) ・赤久縄山=貸切
 全く当てにならない疲労度:★
☆☆☆


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