観音山  標高698m  標高差 約298m  埼玉県小鹿野町

行程:観音院駐車場(12:03)⇒観音院(12:10~12:18)⇒牛首峠分岐(12:34)⇒山頂(12:56~
13:28)⇒牛首峠分岐13:42)⇒日尾城跡(14:02)⇒牛首峠(14:08)⇒観音院駐車場(14:24) 

 (歩行時間1時間25分:全所要時間2時間05分)  am12:03~pm2:08   yahoo地図 

観音山は埼玉県小鹿野町に位置し、麓には札所三十一番観音院があります。観音山トンネル手前には地蔵寺があり、約14,000体もの水子地蔵が祀られていて圧巻でした。

寒い日が続く今日この頃ですが、本日の観音山の山頂は風がなく、暖か陽気で眺望を楽しみながら先輩とゆっくり出来ました。
観音山トンネル手前に山の斜面を切り開いた地蔵寺に、約14,000体もの水子地蔵が沢山祀られていて其々、かざ車を祀った地蔵さんには複雑な思いを感じとられました。※こちらのPのトイレは水洗で奇麗でした。因みに観音院のトイレはくみ取り式ですので、地蔵寺のトイレがご婦人には良いでしょう。

観音山トンネルを抜け突き当りが観音院の駐車場です。入口の仁王門をくぐって参道の石段を登ります。本道まで296段、この数字はお経の数と同じで、お経を唱えながらとありました。

仁王門の裏側には参拝者用に杖が用意されていて、参道の石段沿いには句碑が絶え間なく並んでいます。
石段を登り終わると岩壁に囲まれた観音堂があり、約20メートルほどの垂直な絶壁の滝を背にしています。
斜め後方の絶壁から流れ落ちる聖淨の滝がありましたが、何故かチョロチョロと勢いがありませんでした。本堂の右手から山道に入り、前を通過していくと新生代第三期の地層が見られます。

さらに右手上部には西奥の院があり、東屋から今から向かう観音山を望みます。ツン!とした山容はいい感じですね。
しばらく杉林の中の急な階段を登ります。やがて「牛首峠」と「観音山」との分岐で、山頂まではこの分岐のピストン歩きになります。

尾根に出ると西秩父湖と合角ダムが見えます。山頂手前に岩が削られた跡があり、仁王尊採石場跡と書かれた案内板が設置されていました。
先ほどから、いい感じの倉中生徒会の手作り看板が目立ち始め、トンチを利かせ「なるほど」とつぶやきながら歩きます。


山頂からの景色は素晴らしい。とても698mの低山とは思えない感じでした。いつものカップヌードルと、とりせん赤とんぼのおにぎりでゆっくりと昼食を楽しみます。風もなく暖か陽気で心地よい山頂でした。
本日、最初で最後のシングルハイカーのおじさんと一緒になり、山頂から見える山々の説明をしてもらいます。両神山~甲武信岳~雲取山~武甲山~二子山~西~東御荷鉾山~父不見山~城峰山などの説明と展望が得られました。※凄く感じの良い人だったので観音山に登った想い出になりそうです。
山頂から「牛首峠」と「観音山」との分岐まで戻り、牛首峠方面へ向かいます。バージョンアップされた倉中生徒会の手作り看板が頻繁に出没していますが「ジュース並の雨が降る?」だけは理解に苦しみます。
落ち葉で隠れたトラバース気味の山道から、緩やかなアップダウン道に変わります。難易度の低い鎖場を下がって行きます。
すぐ先には日尾城跡があり、小振りの本郭には祠が設置されていて、下段の祠が日尾城山八幡、上段にある祠が馬上城山八幡とありましたが、本当に城跡?と言う感じです。
日尾城趾から少し下ると、地元の倉中生徒会によって復元された炭焼き釜の跡です。
さらに下がって行くと馬上地区からの登山道と合流して、ここが牛首峠みたいです。 大きな岩と岩の間を峠道が続いていました。
沢沿の道になり、岩神の滝と昇龍の滝への分岐があるので行ってみると、どちらも不明瞭な道になり、先輩は行く気ゼロなので引き返しました。牛首峠から観音院駐車場へ下るルートはやや荒れ気味で、岩の間をすり抜け、埋もれた階段の上を歩いていくようなところもあり、木橋の先でも土砂が流されていました。
観音院駐車場に到着です。約2時間で本日の山歩きはあっさり終了しました。帰りは楽しみにしていた秩父の新木鉱泉の湯でゆっくり堪能してきました。

おまけ 

 以前から赤城の詩の野村さんの観音山のHPが気になっていたので、この時期は雪の少
 ない秩父の山歩きが好きなので、ドライブ方々の軽い山歩きでしたが、予想以上に良い山
 に登らせて頂き、先輩も大変満足していました。この場を借りて師匠の野村さんに感謝です。

天候 : 晴れ 
出会った人=山道では1人  観音院では数人  
全く当てにならない疲労度:★☆☆☆☆

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