黒檜山

袈裟丸山(前袈裟山) 標高1,878m  標高差約687m  歩行距離約11.0km

行程:折場登山口(9:53)⇒見晴台(10:41~10:46)賽の河原(10:48)⇒小丸山(11:30)⇒
小丸避難小屋(12:42)⇒
前袈裟丸山(12:28~13:15)⇒小丸避難小屋(13:45)⇒小丸山13:58)⇒
賽の河原
14:35)⇒見晴台(14:38~14:45)⇒折場登山口(15:30

(歩行時間4時間38分:全所要時間5時間37分) am9:53~pm15:30   yahoo地図  mapへ
ワンコ(nanaco)と一緒に歩きましたので、歩行時間は参考にはなりません
袈裟丸山(けさまるやま)は栃木県日光市・群馬県沼田市と群馬県みどり市にまたがる火山(活火山以外の火山)であり、複数ある前袈裟丸山・中袈裟丸山・後袈裟丸山・奥袈裟丸山・法師岳の袈裟丸連峰の総称。一般には前袈裟丸山が山頂となっている。標高は1,878 m(前袈裟丸山)。最高点は奥袈裟丸山の標高点1,961 m。名所としては寝釈迦像が有名。袈裟丸山のヤシオツツジは、関東エリアの中でも咲き誇る穴場で、開花時の5月には沢山の登山者が訪れる。Wikipedia参考
袈裟丸山に紅葉観賞に出かけます。主だったコースは3か所あり、由緒ある塔ノ沢コースから寝釈迦像を見学方々予定していましたが、本日は同行者とワンコ(ミニチュアダックスのnanaco)がいますので、比較的高低差の少ない折場登山口より弓ノ手コースより登ります。スタート時間が遅かったので、既に上空は雲に覆われてしまいました。予報では晴れ時々曇りのはずでしたが・・・。(他の方々に迷惑が掛からぬように撮影時のみ、ノンリード)
折場登山口は8台位駐車してあります。仕度を整えている間、更に2台が到着して賑やかになって来ました。木階段を登るとベンチの置かれた尾根上に出ます。健脚コースと一般コースとの分岐点ですが・・・。トラロープが張られ、一般コースの南回りコースのみになっていました。

緩やかな道中を紅葉を見ながら登って行きます。左側には袈裟丸山が樹林帯の間から見え隠れしています。
赤や黄色に染まった紅葉ですが、肝心のお天道様は雲に遮られてしまい、鮮やかな紅葉に今ひとつです。周辺の景色もどんよりしていますので少し残念な感じです。

雑木の尾根をしばし登り込むと大石が重なった、展望の開ける小ピークに出ます。西斜面が開けた素晴らしい景色の尾根筋歩きとなり、向かう弓折の笹の斜面と樹林帯の紅葉はお見事でした。

振り返ると赤城山や袈裟丸山方面の眺めも素晴らしく、しばらく立ち止り周辺の景色を楽しみます。

袈裟丸山への山並です。素晴らしい紅葉を見ながら、心地良く登って行きます。遥か眼下の大反川に細長い滝が音を立てながら流れています。
振り返ると赤城山が正面にでっかく見えます。継続者の声が下から聞こえて来ます。相変わらずワンコは、元気に笹道を走りまわっています。

つつじ平付近から緩やかな傾斜になり、賽の河原まで0.5kmの標識があります。右側に岩盤で出来たピークがありますので登って行きます。少し眺望の良い場所でした。
つつじ平を過ぎると展望やぐらが見えて来ます。最上段に上がると方向標識があり、袈裟丸山、赤城山、富士山を指しています。もちろん富士山は雲の中。
紅葉越しに袈裟丸山を望みます。折場からの弓折コースは左に回り込むので、袈裟丸山はまだまだ遠くに見えます。
寝釈迦蔵へと続く塔ノ沢コースとの合流点の賽の河原(標高1,550m)に到着です。沢山のケルンが点在しています。
二子山分岐を過ぎて左側に雨量観測所があります。思い浮かべれば、折場登山口からの南コース山道に、黒いケーブルが伸びていたので、雨量観測所まで繋がっているのでしょうか?小ケルンのピークを過ぎ、しばらく緩やかな山道を進んで行くと広いケルン広場に到着します。

随所にニホンシカ以外捕獲禁止地域の表示が目を引きます。近年、温暖化の影響で繁殖が容易になったのか、ニホンオオカミが絶滅して異常に数が増えたのか定かでは有りませんが・・・。ニホンジカの食害対策の一環なのでしょうか?
ケルンを後にして、しばらく登り上げると小丸山ピークに到着です。
小丸展望台より、日光方面の景色を望みます。  左上)袈裟連山。 右上日光白根山と雲の掛った日光男体山。(マウスを合わせると写真が変わります)
皇海山~鋸山~日光白根山~庚申山の遠望です。
小丸山から、鞍部にある避難小屋広場まで、もったいない位、標高を下げて行きます。白樺林に設置された丸山避難小屋です。ワンコと一緒に中を覗くと、見た目より綺麗でした。近くに簡易トイレも設置してありました。
一旦標高を上げ、トラバース気味で下がって行きます。ダケカンバ林を過ぎると山頂直下は急勾配ですので、ワンコは急登で立ち止り、進行不能になりましたので、しばらく抱っこ態勢で登って行きます。
下山してくる登山者の注目を浴びながら登って行きます。山頂手前は緩やかな笹道ですので再びワンコは走り出します。12時28分、前袈裟丸山(一般的な山頂)に到着です。時折ガスが上がる寒い山頂は全くの視界不良となっていました。年配夫婦の二人だけの静かな山頂です。ここから先の中袈裟丸山・後袈裟丸山・奥袈裟丸山方面は、単行動の時に突入したいと思います。
後続者の久喜市からお越しの単独健脚レディーに続き、土浦からお越しの男子3人組が山頂に到着して、賑やかになって来ました。一等三角点が設置されていますのでワンコとワンショット!お湯を沸かして熱々のカレーヌードルを美味しく頂きます。
寒い山頂ではワンコも厚着に着替えて、美味しくおやつを食べていました。ホット珈琲を飲んでも体が冷える一方で、小雨も降りだしましたので早々に撤収します。またまたワンコを抱え山頂直下の急坂を足元に気を付けながら下がって行きます。
小雨状態ですが傘を差す程ではないので、帰路を急ぎます。標高を下げて行くと小雨は止んだので幸いです。
3か所のケルンで、小石積みをしながら進んで行きます。休まず下がって来ましたので展望やぐら下のベンチで小休憩に入ります。
山頂でカレーヌードルを頂いたので大変と喉が渇きます。本日は美味しいみかんを沢山持って来ましたので、(2+1で)美味しく全部平らげます。熊笹の刈られた山道は歩き易くて助かります。
何となーく、視線を感じます。熊笹越しにニホンジカが、ずーと様子を伺っていますのでワンコに反応したのでしょうか・・・。しばらくすると鳴き声と共に去って行きました。つつじ平を過ぎて、弓折斜面から眼下を望みます。
樹林帯に入る前の、眺望の良い場所で最後の景色を楽しみます。袈裟丸山山頂付近のガスも取れて来ました。
赤城山方面も雲の切れ間から、遅ればせながら陽が射しこんで来ました。何となーく神秘的です。
15時30分、折場登山口に帰着して、脇の水場で美味しい水を頂きます。仕度を整えていると、本日シンガリの土浦Noの4WDでお越しの男性3人組が、元気に帰って来ました。
毎度のように帰路沿いにある、水沼日帰り温泉で温まります。陸橋手前には十月桜が咲いていました。線路の陸橋から水沼駅温泉センターです。上りホームに併設されている不思議な日帰り温泉です。
 おまけ 
 ヤシオツツジの開花時期に訪問したかったのですが、毎度機会を逃してしまいました。予報では晴れ時々曇り
 ですので、紅葉時期の袈裟丸山はどんな感じかな?と思い、ワンコを引き連れ向かいます。
 天候はイマイチで残念でしたが、展望の開けた小ピークに出ると西斜面が開けた素晴らしい景色の尾根筋
 歩きとなり、紅葉は素晴らしかったです。嬉しい事に穴場の紅葉ポイントになりました。

 ピストン歩きですが、山道もメリハリがあり、飽きないコースでした。山頂直下の急登ではワンコを抱っこして
 の歩きでしたが、比較的緩やかな山道でしたので、ワンコに引きつられて、テンポ良く歩きました。
 ヤシオツツジ開花時に寝釈迦像経由で、是非再来したいみどり市の名山でした。

 天候 花曇り、少し小雨のち曇り
 出会った人 15人と思いの外、少なめでした
 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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