子持山

北横岳 標高2,480m  縞枯山 標高2,402m  標高差約243m 累計標高差約408m

行程:ピラタス蓼科ロープウェイ山頂駅(10:22)⇒北横岳ヒュッテ(11:05〜11:12)⇒北横岳南峰⇒(11:23)
⇒北横岳北峰(11:27〜11:50)⇒縞枯山荘(12:48)⇒縞枯山(13:33)⇒ロープウェイ山頂駅(14:12)
 (歩行時間3時間20分:全所要時間3時間50分)  am10:22〜pm2:12  yahoo地図 登山mapへリンク
北八ヶ岳を代表する標高2473mの北横岳は、無積雪時は軽装で登れるお手軽トレッキングコースです。ピラタス蓼科ロープウェイで山麓駅からわずか7分で山頂の坪庭自然園に着きます。第二休憩所を過ぎてから左の北横岳への登山道に入り、急坂を登ると北横岳ヒュッテに到着。ヒュッテから山頂へは急坂登りになります。山頂からは八ヶ岳連峰、南アルプスなど360度の大パノラマが存分に楽しめます。冬季は沢山のスキー客で大変賑わいます。
 
スキーヤーが沢山の蓼科ピラタスロープウェイ山頂ゲレンデを過ぎ、静かな坪庭より今から登る北横岳を望みます。
10時発の蓼科ピラタスRW(往復1800円)ヘ、スキーヤーに混じって乗り込みます。定員100名、標高差466mを乗車時間約7分で登っていきます。殆どがスキーヤーで、アイゼンを装着している間に下に滑っていってしまうので坪庭周辺は静かになります。
山頂駅から坪庭を歩いて行きますが、積雪が多く、奇岩の溶岩台地や木道も全て雪の中です。坪庭コース途中で左側に分岐し、北横岳への登山道に入ります。左上の写真は第一休憩所で休んでいる登山者です。第一休憩所を過ぎるとすぐに第二休憩所になり、後方には縞枯山が見えます。
シラビソが多い原生林の中で、急坂に変わっていきます。周りは樹氷の森がお見事で、下を見ると霜氷が綺麗です。しばらく登って行くと小振りの北横岳ヒュッテに到着します。小屋備え付けの温度計は氷点下10℃以下を指していました。
小屋を過ぎると一挙に急登りになります、アイゼンの爪を意識して雪に押し込みながら登って行きます。北横岳南峰に数人のハイカーとほぼ同時で到着します。風が強く冷えて来ますので、フリーズを着重ねします。
南アルプスから八ヶ岳の主峰方面、昨日歩いた霧ヶ峰の車山、目の前には蓼科山が迫ります。皆さん早々と北峰に向かいますので私達もすぐに移動します。
北峰はすぐ隣ですので5分もかかりません。標高2,480mの本峰に到着です。寒気の影響で冷たい風が吹き、皆さん早々と撤収です。
静かになった山頂で、蓼科山越しに熱々のホットパイスープを頂き、身も心も温まります。蓼科山頂をアップで写すと蓼科山頂ヒュッテが見えます。さらに稜線の下には将軍平の蓼科山荘も見えます。もちろん、浅間山から妙義山と荒船山さらに両神山等も良く見えました。温度計は氷点下15℃まで下がって来ました。これ以上休んでいると体が冷えますので、縞枯山へ向けて下山開始です。
北横岳ヒュッテまでの急坂は、半ば滑りながら下がって行きます。小屋周辺には沢山のハイカーが休憩をして、若いカップルが温度計を片手に記念撮影をしていました。
予定より雪道は歩きやすいので、歩行時間ロスもありません。標高を下げて行くと目の前に縞枯山が迫って来ます。再び坪庭まで下がりますので、仕切り直しで登って行きます。
これまでは多くのハイカーがいましたけれど、縞枯山へ向かうのは私達と数人だけです。縞枯山荘先の標識を見ると、この場所から(無雪期のみ)縞枯山まで50分、茶臼山まで80分と書かれています。※カメラのシャッターが凍って良く開かなくなってしまいました。
標識を過ぎてしばらくすると、山頂まで真っすぐのびる稜線になり、角度は半端ではない急登になります。こうなるとヘルニア後遺症の左太股が踏ん張れず、しばしカニ歩きで登ります。
やっと縞枯山頂2,402mに到着ですが、眺望はありません。縞枯山は斜面に帯状に枯れた針葉樹林が何列もの白い縞模様をなす「縞枯現象」で有名ですが、樹氷の風景に変わっていても名残は感じられます。急坂を登り詰めたので水分補給と思いきや・・・。お茶が凍って残念ながら飲めません!根性のシェークで振りまわし、やっとシャーベット状にして美味しく頂きます。展望場所は、少し下がった場所にあります。
下山は急ですので、勢いついて意外に早く下がって来ました。周りの静かな雪景色に感動しながら、営業中の縞枯山荘を通り過ぎて行きます。
蓼科ピラタスRW山頂駅に戻って来ました。子供達が雪合戦をしながらはしゃぎ回っています。空きっ腹にはうどんが一番ですね!野菜の具セットを車に忘れて来てしまい、ちょっぴり残念でした。
RWで山麗駅に到着すると積雪は非常に少なくなりました。帰りは以前から気になっていた、蓼科温泉郷のホテル親湯の日帰り入浴(@1000)へ向かいます。ゆっくり温まり寛ぎました。※接客は非常に丁寧で良かったです。
おまけ 

 北八ヶ岳は比較的、日中の晴天率が良いと言われています。
 天気に恵まれて素晴らしい樹氷を始めとした。
 2,000m級の雪景色を堪能することができました。 
 アイゼンかスノシューを使用したハイカーが圧倒的に多く、
 中にはスパイク付き長靴の方もいました。
 少し歩き足り無い感じでしたが、早めに温泉へ行きゆっくり出来ましたので、
 正月休み最終を有効的に過ごせました。
 
天候 : 晴れ、少しだけ雲り
出会った人 ・北横岳=30人位  ・縞枯山=6人
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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