日光白根山  標高2,578m  標高差、約578m  歩行距離、約10km


行程 山頂駅(9:58)⇒七色平分岐点(10:25)⇒地獄ナギ(10:41)⇒二白根権現祠(11:38)
⇒日光白根山⇒(11:43〜12:38)⇒避難小屋(13:18)⇒五色沼(13:30〜13:45)
⇒弥陀ヶ池⇒(14:08〜14:16)六地蔵(15:15〜14:22)⇒山頂駅(pm15:38)


(歩行時間・往:1時間45分・復:2時間30分  ・全所要時間:5時間40分)
am9:58〜pm3:38 yahoo地図
日光白根山は群馬と栃木の県境に位置し、標高は2577.6mですが、関東以北の最高峰です。草津の奥にある白根山と区別するため、一般的に草津白根山・日光白根山と呼ばれています。最後の噴火は明治22年で、当時の爆裂火口跡が山頂一帯に残っており、山頂駅付近には白根権現が祀られています。白根山山頂の展望は360度あり、群馬・新潟・栃木・長野県の豪華な山々を一望でき、視界が良ければ富士山や日本アルプスの眺望も楽しめます。
道中にあったmap
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ゴンドラ山頂駅に到着です。駅前庭園広場からは、6年前に来た時には見えなかった日光白根山の山容が目の前にBig飛び込んできますので、お天道様に感謝です。以前あった展望台は無かった感じですが、代わりに無料の「天空の足湯」が作られていました。
観光客らしき人達が足湯を楽しんでいます。帰りにのんびりつかるのを楽む事にして、先を急ぎます。二荒山神社の鳥居をくぐり神社脇を過ぎると、鹿除けフェンスの扉を開いて登山道に入ります
緩やかな登りが続きますが、サクサクと歩きやすい道で、急な登りには木の階段も設置されています。付近には沢山のキノコがある通称キノコ街道(私が勝手に付けました)を抜けて行きます。血の池地獄の分岐点を右手(道なり)に進みます。
程なくして、大日如来の説明板と石像が祀られていましたが、6年前には由来書などは立っていなかった感じです。七色平の分岐を過ぎると山腹を巻いての登り坂になり、道は整備されていて歩きやすいです。樹林帯ですのでほとんど展望は得られませんが、一部開けたところから山頂駅方面の景色が望めます。
分かりずらい地獄ナギの分岐点を過ぎてから地獄ナギの道標がありますが、現在は閉鎖されているようです。木々の隙間から武尊山や谷川岳、目の前に錫ケ岳・笠ケ岳・皇海山が見えます。いよいよコース最後の急登です。
樹林帯抜けて一挙に真っ青な空と絶景が広がり、感動の鼻血ブーです。イワイワの大き目の登山道は、踏ん張りがきかないザレ場で歩きづらいですが・・・、浅間山を思えば楽勝です。
歩き難いザレ場では、登山者を申し訳気分で続々と追い越します。振り返ると、武尊山〜谷川岳〜苗場山〜至仏山〜〜燧ケ岳〜笠ケ岳〜皇海山〜赤城山等までの絶景がハッキリと見えます。富士山も頭をチョコンと出していました。
ザレ場を登りきると、頂上にカモフラージュしている白根権現が祭られた祠に到着です。しばし眺望を楽しんで隣のピークの山頂へ向かいます。
祠から一旦下って、岩場を登ると狭い山頂に到着ですが、360度の大展望です。 2組のハイカーさんに早速カメラを渡され記念撮影をお願されましたので、気合いを入れ良いアングルで撮ってみました。
大勢のハイカーが山頂付近から展望を楽しんでいます。長岡市からお越しの“両手片足に華”のおじさんは大変気さくな方で、連れの女性3名もとってもいい感じでした。

上越国境の山々が素晴らしい!

東峰の絶壁上部に移動し昼食休憩です。前白根山の後には日光男体山と中禅寺湖等が見渡せ、“日光”白根山に来たんだな〜と、実感です。
北峰眼下にはエメラルドグリーンに輝く神秘的な五色沼があり、・・・やはりこの角度からの眺めがいいですね。後方には男体山をはじめ、大真名子・小真名子・太郎山方面の奥日光の山々の感動的な景観が広がっています。
食後は“いつもの珈琲”を飲みながら、素晴らしい景色を堪能します。連れは・・・、必殺ステッキの準備中です。
祠まで戻ってから、避難小屋〜五色沼経由を気分爽快に下がって行きます。※6年前、ガスで視界不良になり、丸沼方面に戻るのを間違えて下がったルートです。
砂礫地で滑りやすい山道をショートカットで進んでいきます。あらまっ〜!眼下には早くも紅葉が始まっいて、驚きです。
ハクサンフウロが咲いていました。五色沼は見える角度が徐々に変わり、エメラルドグリーンの色が増していくようです。しばらく行くと、奥白根平に着陸(到着)します。
少し行くと五色平避難小屋が見えてきます。さらに歩くと五色沼到着です。五色のエメラルド・・・グ、グリーン・・・?せっかくですからハイキングモードに切り替え、湖畔を一周です。
尾根に囲まれた澄んだ湖水のほとりは、山頂の活気が嘘のようにひと気がなく、静かに心地の良いひと時でした。
五色沼から樹林帯の中を登り返します。6年前はRWタイムリミットの為夢中で通過した記憶がありますが、いい感じの疲労感を少しだけ味わえます。間もなくして静かな阿弥陀ヶ池に到着です。
阿弥陀ヶ池は菅沼登山口との分岐で、私の場合は五色沼よりひっそりと落ち着いた透明色の阿弥陀ヶ池方が癒されます。静かと思っていたら、山頂から直接阿弥陀ヶ池周りで来られた壮年期突入の単独ハイカーさんに、元気よく次から次へと写真撮影を頼まれ、しばしの憩いの場になりました。
座禅山の分岐から座禅山火口経由のコースを取ります。噴火口が見えそうですが、樹木が邪魔して火口の様子はよく見えません!藪こぎしてまで見る気もないとで普通に通過して行きます。
史跡自然コース合流手前付近からまたもや、きのこ街道(私が勝手に付けました)に突入です。いい感じの形から大振りのきのこ達に、連れは大変興味をもっていました。何故か自宅に未使用のきのこの本があるそうです。
最終目的ポイント六地蔵ですが、遠目でみると賽銭箱が餌場の犬小屋に見えたのは私だけでは無かったみたいです。気を取りし敬意を払って、下山無事終了のお礼を祈ります。鹿よけフェンスを出て、閉めた瞬間!・・・本日の山登りが終わったんだと、ふと思いました。フェンスの影響は「大」だと思います。
定番のソフトクリーム(抹茶ミックス)を美味しく頂くべく、水分補給を控え目にしていた私は、足湯に浸かりながら満悦したのは言うまでもありません。足湯の成分はメタイケイ酸含有量の多い中性低張性冷鉱泉(加温)で、特に「疲労回復に効果有り」とされています。登山やハイキング、歩き疲れなどの癒しに有難いの一言です。
山麓駅には無料のきの子の味噌汁が!きの子街道で食欲旺盛になっていたので、念願のきの子を沢山すくった味噌汁を2杯飲んで満足です。帰りは花咲の湯を予定していましたが、うっかりして通り過ぎてしまいましたので、前橋にあるお気に入りの『天神の湯』にわざわざ高速を降りて行き、満足しました。






道中に生えてたきの子達ですが、まだまだ沢山あり、毒キノコも多分にあったみたいです。只今、連れが解説本にて詳細を調査中です。
おまけ 

 
利根沼田地区日本百名山(夏山)ルートガイドを見ていると、日光白根山の詳細に目が止まりました。以前昼過ぎから登り、ガスで迷い苦労した山で、無性にあの時の辛い想いを塗りかえるべく、6年振りにリベンジしました。今回は幸いな事に快晴で、爽快な想いに変わり、山頂も賑やかで満喫出来ました。

 天候=嬉しい晴れ  出会った人=前半30人位 後半10人位
 全く当てにならない疲労度:★★


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