静かな大仙丈ケ岳と!賑やかで雄大な仙丈ケ岳 2015.8.15


 小仙丈ケ
標高2,855m  仙丈ケ岳
標高3,033m 大仙丈ケ岳 標高2,975m   累計標高差 約1,220m 歩行距離 約10.8km

行程:北沢峠仙丈ケ岳登山口(6:58)⇒薮沢大滝ノ頭(8:13)小仙丈ヶ岳(9:01~9:08)⇒仙丈ヶ岳(9:52~10:08)⇒
大仙丈ヶ岳(10:29~10:34)⇒仙丈ヶ岳(10:59~11:28)⇒仙丈小屋(11:42)⇒馬の背ヒュッテ(12:07)⇒薮沢小屋(12:22)⇒
薮沢大滝ノ頭(12:38~12:39)⇒仙丈ヶ岳二合目登山口(13:11)⇒北沢峠バスターミナル(13:13)


(歩行時間5時間17分:全所要時間6時間15分) am6:58~pm13:13   yahoo地図
山梨県と長野県の県境に位置し、男性的な甲斐駒ヶ岳と対比して、その女性的でなだらかな山容は「南アルプスの女王」と称される。南側には、南アルプス中部の塩見岳に至る長大な仙塩尾根が連なっている。北沢峠を挟んで北東の甲斐駒ヶ岳と対峙しているため、北沢峠をベースにして甲斐駒ヶ岳とともに登頂されることが一般的ですが、マイカー規制のため芦安温泉側、伊那市側からのバスでの乗り入れが必須となります。
盆休みはテントを担いで、南アルプス南部の遠征を楽しみに予定していましたが、天候と日程がかみ合いませんでした。そんな訳で南アでは比較的入門コースですが、アプローチに難がある仙丈ケ岳へ初訪問となります。
市営芦安駐車場~広河原~北沢峠(バス&乗り合いタクシー)
行き:芦安~広河原:5:30分発の乗り合いタクシー(1,200円)広河原~北沢峠:6:20分発(臨時?)の市営バス(750円)
帰り:北沢峠~広河原:13:20分発(臨時?)の市営バス(750円)広河原~芦安:14:05分発の乗り合いタクシー(1,200円)

芦安~広河原へは、70円高いが快適な乗り合いタクシーで向かいます。広河原で市営バスに乗り換え北沢峠へ! バスの窓から北岳! 仙丈小屋の水、渇水案内
北沢峠より小仙丈ケ岳経由で!二合目までは静かな山道でしたが・・・。 すぐ先行者の大団体&グループの方に追いつきます。
        マルバダケブキ               トリカブト          ビックでカラフルな毒?キノコ!
    樹林帯の間よりかっこ良い山容の北岳!                  左後方には鳳凰三山
   大滝ノ頭に到着して、真っすぐの小仙丈方面へ!帰りは馬の背方面から帰って来ます。  ニガナ    セリバシオガマ
標高を上げて振り向けば、花崗岩色に染まった甲斐駒ヶ岳! 森林限界を抜け、六合目より小仙丈ケ岳!目標の仙丈ケ岳は小仙丈ケ岳の背後になり、ここからはまだ見えません。
        富士山!        眼下には長衛小屋の賑やかなテン場(アップ!)     ナナカマドの実 !
      ハイマツ道に続く山道と沢山の先行者!                賑やかな小仙丈ケ岳に到着!
                北岳~間ノ岳                         塩 見 岳
  しばし活気がある小仙丈ケ岳で眺望を楽しみながらひと息!    北岳から聖岳方面へ続くダイナミックな南アルプスの山々!
 先行者と美しい小仙丈カール!
       ヤマハハコ             チングルマの壮年期              ウサギギク
          渋滞モードに入ります。                     振り返って!
     ケルンより振り返って甲斐駒ヶ岳&鋸岳                 稜線の先に仙丈ケ岳山頂!
      トウヤクリンドウ            イブキジャコウソウ            チシマギキョウ
  渋滞モードでしたが、3時間掛からず仙丈ケ岳山頂に到着!            賑やかな山頂より北岳!
    甲斐駒ケ岳にガス発生!             二等三角点       カリカリ梅おにぎりを頂き、ひと息です!
           人の往来が極端に少ない大仙丈ケ岳! そして隣に聳える大仙丈ケ岳へ向かいます!
         チシマギキョウ              イワベンケイ             タカネヒゴタイ
    綺麗なミネウスユキソウ           コバノコゴメグサ              イワツメクサ
           稜線上のお花畑!                       ヨツバシオガマ
    チングルマの壮年期と北岳!           オンタデ            タカネコウリンカでした(^^)
      岩イワ稜線で軽快に標高を上げて行く!               大仙丈カールと北岳~間ノ岳
花鑑賞をしながら静かな大仙丈ケ岳に到着!3033mを誇る仙丈ケ岳の更に向こうには大仙丈ケ岳でこちらはやや低い(2975m)ですが、ゆったりとした時間を楽しむことが出来ます。中央アルプス~北アルプスは雲で遮断されて見えません!しかしながら南アの眺望はご機嫌で、この先の稜線(仙塩尾根)を行けば、北岳-間ノ岳-塩見岳へ行けますので何時かは?
                         振り返って本峰の仙丈ケ岳!
  物好きな私は岩イワを回りこまないで高度感を楽しみます。          もうすぐ仙丈ケ岳!
 お花畑で4羽のライチョウさんが遊んでいる!  保護ロープがあるので少し離れてライチョウ鑑賞    こちらを向いた!
     お花畑を後にして!           再び仙丈ケ岳山頂           山頂にアゲハチョウが着陸!
 頂きで毎度のカレーヌードルを美味しく頂きま~す!  旨かったきわみちゃん!         眼下に仙丈小屋!
3合目で平行スライドした団体さんが到着!そして下山開始です。 仙丈小屋で生ビールを頂く予定でしたが、13:30分のバスに間に合うかも?しれないので我慢&がまん!
     元気なヨツバシオガマ!           カラマツソウ           咲き残りのチングルマが一輪!
     ホソバトリカブトと馬の背ヒュッテ!                  マルバダケブキの花畑!  
      ハクサンフウロ             水場がある分岐でひと息!          冷たくて美味かった!
    静かすぎる仙丈藪沢小屋!         ホソバトリカブトの群生      五合目の大滝ノ頭分岐に戻って来ました。
 
二合目で右に進路を取り、近道で北沢峠バス乗り場へチャッチャカ下がります。 アッと言う間に二合目登山口に着地! バスの出発時間にまだ17分ありましたが、臨時便も用意されていたこともあり、10分早く乗車し出発出来ました。
 
広河原では迷わず、乗り心地の良い乗り合いタクシーに乗車して14:05分、芦安へ向けて出発! 芦安温泉では白峰会館と白根桃源天笑閣は以前入った事があるので近くの金山沢温泉へ初めて訪問しました。
 
 
おまけ

 深夜に市営芦安駐車場に到着すると、
 バスターミナル近くの第2P&第1Pは予想通り満車状態!
 しかしながら運よく第2Pの仮設WC奥に1台分スペースがあり、
 ターミナル近くで少しですが、仮眠出来る事が出来ました。
 マイカー規制のため芦安~広河原まで50分程、
 待ち時間もあり、広河原~北沢峠25分とバスに乗り換え、
 しかも、下山後の北沢峠発のバスは午後は13:30と16:00の2便だけ!

 仙丈ヶ岳だけでは物足りないので大仙丈ケ岳までの訪問としました。
 北沢峠登山口を7時少し前にスタートして二合目付近まで
 意外と静かな山道ですので驚きです。
 しかしながらすぐに大団体や沢山の先行者に追いつき団子状態になりますが、
 親切に道を譲って頂き、群れから抜けだす事が出来ました。
 五合目付近で、森林限界を抜けて素晴らしい景色が広がり、
 しばし南アルプスのダイナミックな景色に酔います。

 小仙丈ケ岳からの眺望は抜群で、見上げる仙丈ケ岳の左にはガイドブックや、
 netで良く目にする美しくて雄大で神秘的な小仙丈ケ岳カールが広がります。
 ハイマツの綺麗な稜線を登り終わると、ようやく仙丈ケ岳山頂が見えて来ます。
 山頂は入れ替えで、多くの方々の憩いの場となっていて活気がありました。

 隣の大仙丈ケ岳は意外と近くに見えますが、殆どの方は興味が無い?のか、
 誰も行く様子がありませんが、最終目的の大仙丈ケ岳へ向かいます。
 標高を下げて行くとお花畑が広がり、前へ進めなくなります。
 鞍部から大仙丈ケ岳へは、
 岩イワの少し高度感のある稜線歩きは気分が高まりました。
 途中2名とスライドして山頂は親子の方2名だけで静かな空間でした。
 山頂からは素晴らしい景色が広がり、
 ここから眺める仙丈ケ岳への稜線はダイナミックで見応えがありました。
 帰りはお花畑でとっても可愛い表情の雷鳥親子4羽がのびのび散歩中!

 時間に余裕があるのなら素晴らしい景色や花々と
 運が良ければ雷鳥が見られるかもしれない
 この大仙丈ケ岳コースはお勧めです。
 ゆっくり歩いても1時間位で往復出来る距離ですから、是非!

 再び仙丈ケ岳へ戻って昼食を済ませて下山すると
 山頂方面にはガスが巻いてきました。
 仙丈小屋付近で何気に時計を見ると、
 全く予定していなかった13:30分のバスに間に合うかも?の ひ・ら・め・き♪
 そうと決まれば二人して得意?のチャッチャカ下がりで北沢峠向け、
 標高を下げて行きます。
 臨時便が出てたので定刻より少し早い1時30分前のバスに乗車出来ました。

 以前北岳~間ノ岳や塩見岳より望む仙丈ケ岳は、
 大きく優しげな山容で聳えたっている印象でした。
 実際歩いてみてその通りで、南アルプスの女王的存在を実感しました。


天候 晴れのち上空は曇り
出会った人 未知数?
全く当てにならない疲労度:
★★☆☆

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