獅子岩(1,054m ) (登山口736) 2004.9.1 ※PM 1:05スタート
全行程2時間15分※休憩含む  最大標高差567m  
7号橋登山道入口--(5分)--屏風岩--(45分)--しし岩

獅子岩の誕生は子持火山は、富士山と同形の成層火山で、かつては遠く長く裾野を引いた美しい山でした。突然上半分が爆裂を起こしふっとび、カルデラができ、中央火口丘が噴出して二重式火山になりました。その後、長い年月の浸食作用をうけ、削られ肉をそがれて骨格がむき出しになりました。火山の生成を知る上で貴重な山です。火山岩頸の獅子岩は、子持火山が活動していたときにマグマがつまって凝固したもので、その後の浸食によって回りの土砂が流出して、火口(火道)につまったマグマが柱となって残りました。この岩頸は日本で最も見事なものです。(渋川市HPより)
7号橋手前の駐車場に車を止めスタート。橋を渡るとすぐ右手に奥の院があり、そのすぐ先に登山口があり、山道になります。
大きな看板のある登山口です。ここに登山記入ノートがあります。肝心のパンフレットは品切れで残念だった。
岩脈の一つである屏風岩は、一枚の岩の板の厚さは1〜7mです。かたい安山岩が長い間の浸食にたえてでき、自然が作り出した岩の要塞です。
杉林からは直射日光が途切れ、薄暗く景色をまったく見渡せない、雑木林に変わると、急なガレ道となる。途中、何ヶ所も中郷小学校の生徒が作ったエールの言葉を書いた札板を目にしました。 前日、大雨だったので木々の根っ子が滑ります。樹林の中を登り、そのまま沢に沿って登るが、傾斜が徐々にきつくなります。この辺は道と沢が混然としています。

尾根に出たら左に向かって登り、「獅子岩」へと向かいます。岩や木の根が混じった急坂を登り、獅子岩の分岐に着いたら、険しい岩稜を進み、獅子岩の岩盤上り口へ到着。

さて、ここからは足以外の体力も必要になります。この鎖のはしごとチェーンを使い登って獅子岩到着。
獅子岩頂上には誰もいなく、石碑があります。独占貸切状態で、360度の展望をゆっくりと堪能できました。 東南側は赤城山、南側には渋川市、南西には榛名山が、小野子山、さら少し霞んで奥秩父、十二ヶ岳、浅間山に草津白根山等が見ました。
獅子岩の頭の部分の一番険しい場所から、おそるおそる体を乗り出して下を見てみました。崖下に吸い込まれそうで怖くなりました。(高さは約100mもある、ここから落ちたら間違いなくあの世行きでしょう) 途中、屏風岩を登ってから下山しました。思ったより頂上まではスリルがあり、展望もよかった。帰りにスカイテルメで汗を流し、連れをさそって北海亭でビールで乾杯です。

  
   天候・晴れ
   出会った人 1組2人(中年の良い夫婦)
小学生の遠足で2回私は登った経験があります。何故か疲れた記憶がありません。35年ぶりに再来した獅子岩は、勾配にメリハリがあり、険しく、結構疲れました。

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