5年連続となる!紅葉の谷川連峰馬蹄形縦走 2015  10  10

谷川連峰馬蹄形縦走
@白毛門山:標高1,720m A笠ヶ岳:標高1,852.1m B朝日岳:標高1,945.3m
C七ッ小屋山:標高1,674.7m D武能岳:標高1,759.6m E茂倉岳:標高1,977.9m 
F一ノ倉岳:標高1,974.2m Gオキノ耳:標高1,977m Hトマノ耳:標高1,963.2m

標高差約1,315m  累計標高差約2,779m  歩行距離約26km  yahoo地図 コースmap

行程:土合橋駐車場(4:02)⇒白毛門(6:04〜6:11)⇒笠ケ岳(6:46〜6:49)⇒朝日岳(7:39〜7:49)⇒清水峠(9:02〜9:14)⇒
七ッ小屋山(9:54〜9:56)⇒蓬峠(9:23〜9:43)⇒武能岳(11:19〜11:20)⇒茂倉岳(13:26〜:13:29)⇒一ノ倉岳(12:42)⇒
オキの耳(13:13〜13:20)⇒トマの耳(13:38〜13:50)⇒ラクダのコル(13:36)⇒西黒尾根登山口(15:41)⇒土合橋駐車場(15:58)

 (歩行時:10時間41分 全所要時間11間時間56分)  am4:02〜pm:15:58     ヤマレコへ!

歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません

谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しい。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるために、比較的低い標高でも高山植物が観察できます。ロープウェイを使って、一般コースの谷川岳(トマの耳・オキの耳)までの天神尾根コースは、首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れています。健脚向けの谷川連峰馬蹄形縦走コースは、関東周辺方々の憧れの健脚コースで、日本百名山の谷川岳を含め、群馬百名山の名峰6峰が含まれる贅沢な9峰充実縦走コースです。

今回で5年連続の谷川連峰馬蹄形縦走になりました。最初が左回りで次は右回り〜!今回は必然的に左回りとなります。何度歩いても重量級の手応えと疲労感を味わう事となりますが、歩き終わってまた来年は?と毎回思う次第です。
 ●谷川連峰馬蹄形:1回目左回り2011.06.22  2回目右回り2012.10.16  3回目左回り2013.10.18 4回目右回り2014.10.18
●谷川連峰主脈縦走:1回目
2012.06.18  2回目2014.06.29
  3回目平標新道へ2014.10.29  4回目茂倉新道へ2015.05.22
今回も谷川連峰馬蹄形縦概念図を目に焼き付け、橋を渡り、真っ暗闇の山道に入って行きます。途中で蓬峠泊予定の方と平行スライド! 最初から真っ暗な急登の連続で、木の根っ子の梯子みたいな道をひたすら登って行きます。白毛門までは一挙に標高を1,000メートル上げます。 明るくなってきたのでヘッテンを外します。樹林帯を抜け、岩場付近より徐々に眺望が開けます。
振り返って紅葉に染まる稜線! 良いペースで松ノ木沢ノ頭を通過! 風邪気味の割に調子が良い?ウイダー&アミノVITAL&ウコン&リピD&ビルトンリコレ(液体風邪薬)&パブロンゴールドを補給した為、ドーパミン効果なのか?
白毛門名物!ジジ&ババ岩を横目に登って行きます。武尊山の左に見える、至仏山付近から日の出です。先行者の足元を見るとビックリ!可愛いミニチュアダックスが白毛門を登っている!うちのnanacoは家で留守番!
振り返って朝陽で真っ赤に染まる紅葉と馬蹄形縦走最終峰となる谷川岳!
2時間少々で白毛門に到着!茨城からお越しの馬蹄形予定の先行者のヤマレコの方と少々会話!ここでもウイダー&アミノVITAL補給! 真っ赤な紅葉と笠ヶ岳 !
本日4人目の先行者(後でわかりましたがyahooブロクのでんさん)と笠ヶ岳直下で平行スライド!振り返って白毛門!笠ヶ岳との高低差は130mの白毛門が次第に眼下に見えて来ます。笠ヶ岳山頂は視界良好の貸切!今から歩く縦走路のパノラマをしばし楽しみます。
山頂直下の笠ヶ岳避難小屋!烏帽子岳の左には朝日岳!標高を上げ、笠ヶ岳の後方は谷川岳〜一ノ倉沢〜茂倉岳〜武能岳!
先行者の姿を確認!朝日岳までまだまだです。 朝日岳に到着して、少し離れた祠より烏帽子岳を振り返る!
お江戸からお越しのヤマレコの先行者と一緒になり、その後武能岳まで平行スライドしながらの行程となりました。
チョコレートドーナツを美味しく頂きひと息です。木道は湿っていて滑るので慎重に!宝川温泉へとの分岐を過ぎて暫く朝日岳北側湿原が続きます。朝日岳北側湿原の池塘に朝日が反射!
ジャンクションピーク!巻機山の看板には『難路・道ナシ』? 巻機山の分岐を稜線方向に追って行くと、巻機山がまだまだ遠くに見えます。越後三山方面!
    真っ赤なナナカマドと後半の谷川岳連峰!                ツツジの紅葉と大源太山!
紅葉に染まった見事な稜線と鞍部は清水峠!後方は七ッ小屋山〜大源太山!
          池ノ窪池塘と谷川岳!                 形の良い送電鉄塔が見えてきました。
形の良い送電鉄塔真下より谷川岳を望む!  紅葉に染まった鞍部が清水峠で、白崩避難小屋と送電線監視所の、JR小屋が見えてきます。
同じアングルをダイナミックにワンショット!
ジャンクションピーク下で、白崩避難小屋泊の方と数名スライドしました。白崩避難小屋裏には鳥居と祠!冷たくなっても美味しくいただけるいなり寿司!

送電線監視の三角小屋と、風力発電用のプロペラが不思議な風景を作っています。少しわかりづらい方面を指している清水峠の標識!清水街道方面へ行ってはダメよ!

振り返って、鞍部の清水峠と白崩避難小屋&送電線監視所のJR小屋と朝日岳と続く、ダイナミックな稜線!
   眼下に艶やかなミニ紅葉!             ウメバチソウ                ウツボグサ

心地良い稜線の先には七ッ小屋山! とんがり頭の大源太山が見えて来ました。「東洋のマッターホルン」とも呼ばれ、下から見上げる山容は美しく、登頂意欲がそそがれる山です。
七ツ小屋山より、武能岳〜茂倉岳〜一ノ倉岳〜谷川岳に続く美しいドラゴン稜線!
振り返って池塘越しに七ツ小屋山! 壮大な景観を眺めながら、しばしのハイキングモードで蓬峠へ向かいます。 新しくなった蓬ヒュッテ手前では3名(レディー2名)のトレランとスライド!

 蓬峠に到着です。土樽との分岐になっている蓬峠と、営業を終えた避難小屋兼、蓬ヒュッテ!水場も下がった場所にあるみたいですが、私は行った事はありません。先行者のヤマレコハイカーと話をしながら昼食休憩!私の事を健脚ですね〜!と言っていた。そしてカレーヌードルを美味しく頂きます。景気付けに蓬ヒュッテの鐘を備え付けの木槌で叩いて、大きくカァ〜ン!
振り返って静かな蓬ヒュッテ! 土合方面と土樽方面、谷川方面の武能岳・茂倉岳方面への分岐です。最終のエスケープ道としても使われているみたいです。
 
武能岳まで近いようでなかなか辿りつけない不思議な感じ!武能岳では先行者のヤマレコハイカーを後にして、茂倉岳へ向かいます。 振り返って紅葉と武能岳!
一ノ倉岳〜茂倉岳はまだまだ遥か彼方に見え、 左回り最大の難所?に突入!
  茂倉岳避難小屋が見えて来ました。   12:23分、今回で9回目になる茂倉岳に到着!   眼下には歩いて来た馬蹄形縦走道!
一ノ倉から谷川に続く、険しく見える縦走道! 中芝新道との分岐にもなっている、賑やかな一ノ倉岳に到着!かまぼこ型の小さい避難小屋は本日稼働するみたい?
紅葉と一ノ倉沢と谷川岳に続くノゾキの絶壁沿いの縦走路がお見事!
毎度の如く、ノゾキを覗き込んでみます。実際のノゾキはもっと高度感がありますよ〜!奥ノ院でおにぎりを頂き、ひと息と思ったら賑やかなので通り過ぎます。
 
渋滞中のオキの耳!         順番待ちで何とか山頂写真!   トマの耳でも順番待ちでワンショット!
山頂付近には100人以上いるので紅葉時の谷川岳の人気には改めてビックリ!殆どの方は天神尾根より、RW経由!そして静かな左の西黒尾根へ!
オジカ沢ノ頭から俎ーへ続くラインはいつ見ても、美しくてカッコイイ!天神尾根は凄い行列!
氷河の跡を眼下に!その後、眼下の20名位の方を平行スライドでお先して行きました。 ラクダの背より西黒尾根核心部と谷川岳!
    振り返って西黒尾根の紅葉!    紅葉と谷川岳(陽が射せば艶やかでしょうね!)  巻機山と朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門
  名物のオブジェ化された曲がり木!   シンボルスチールタワーが見えて来ましたので、林道に着陸体制に入ります。
  15:41分、西黒尾根登山口に到着! 土合Pへと向かいます。 谷川岳登山指導センターで汚れた登山靴をブラシで濯ぎます。
MAX土合ベース先を左に入り、土合橋駐車場に15:58分に帰着すると、まだまだ賑やか!湯檜曽公園では今日明日とみなかみアドベンチャーフェスティバルが開催されていて賑やかでした。帰路は馴染みの「鈴森の湯」に向かい疲れを癒しゆっくり温まります。 !
 
おまけ
 今回で5年連続の谷川連峰馬蹄形日帰りになり、順番的に左回りになりました。
 今年は馬蹄形を歩くか迷っていましたが、青さんの紅葉の馬蹄形レコを拝見して、ムズムズし出しました。

 3連休ですので、北アルプステント泊を予定していましたが、
 日曜は雨予報なのであっさり取り止めて、
 例年より一週間早い紅葉時の馬蹄形に変更です。

 しかしながら前々日、珍しく風邪を引いてしまい調子がイマイチなので考えます。
 ウィダーinゼリー&AMINOVITALゼリー&ウコンの力&リポD&ビルトンリコレ(風邪薬)&
 パブロンゴールド等々を軽い朝食後に胃の中に流し込み、気合を入れて白毛門駐車場に向かいます。
 早朝にも関わらず白毛門駐車場は、6割程駐車されているので驚きです。

 ヘッテンを点けて登山口へ向かい、
 真っ暗な山道を登って行くと先行者のヘッテンの灯りが見えます。
 蓬峠泊なのでのんびりペースでした。
 真っ暗な急峻の樹林帯を黙々標高を上げて行くとやがて明るくなり、
 景色や紅葉を楽しみます。

 松ノ木沢ノ頭でふと時計を見ると、良いペース通過しているので自分でもビックリ!
 栄養剤や風邪薬を多く飲んだので、ドーパミン効果なのか?

 山頂直下ではワンコ連れのヤマレコの方がいるのでビックリ!
 本日は留守番のnanacoそっくりの、ミニチュアダックス9歳です。
 調子が良ければ谷川まで行きたいとか?
 その後犬好きの私は、馬蹄形途中でふと今頃何処を歩いているのかな?と余計な心配をしてました。

 山頂直下の見晴らしの良い場所から眼下を眺めると、後続者は見当たらないので
 日帰りでの馬蹄形はあまりいない感じでした。
 白毛門では3人目の茨城県からお越しのヤマレコの方がいて、初の馬蹄形だそうです?

 笠ヶ岳手前で馬蹄形経験者の方と平行スライドして行き挨拶がてらの会話を致しました。 
 後でわかったのですが、その方はyahooブログの「でんさん」でしたので改めて驚いています。
 スライド時点ででんさんだとわかっていたなら、楽しい会話を楽しめたと思いますので残念です!

 朝日岳では左回りトップバッターのお江戸からお越しの
 若いヤマレコの方に追いつき、その後清水峠・蓬峠で休憩が一緒になりました。
 そして武能岳でお別れとなりました。

 朝日岳から清水峠区間はヌカヌカ道で良く滑る山道になっていたので注意を払います。
 続々と山小屋泊の方が登ってくるのでビックリ!

 清水峠付近より、数人スライドしただけなので、
 本日は右回りの馬蹄形の方も少ない感じです。
 ちなみにトレラン仕様の方と4名スライド!

 七ッ小屋山を過ぎてしばらくすると、見覚え?のある方とスライド!
 軽装ザックでWストックを駆使して速足な感じで去って行きました。
 私の勘違いでなければ、昨年水沢山でお会いした方かもしれません

 左回りでは難所になる蓬峠〜武能岳〜茂倉岳区間は
 3回目にして、何時もより足取りが軽く感じたので自分でも驚き!

 一ノ倉岳手前では土樽へ向かう陽気なソロの方と話をすると
 谷川岳周辺は紅葉目当ての登山者で、溢れかえっていて山道は渋滞になっているそうです。
 奥ノ院を過ぎると一気に静かになったのでヤレヤレです!と嬉しそうに言っていた。

 ノゾキを過ぎると賑やかになり、奥ノ院先から西黒尾根分岐までは
 笑顔いっぱいの方達とスライドして、観光気分で華やかな谷川銀座横丁を楽しみました。
 西黒尾根では多くの登山者と平行スライドしながらチャッチャカ下がって行きます。

 今年も馬蹄形を歩いて、本当に良かったと思います。
 紅葉に染まった雄大な谷川連峰を自分の足と目で楽しめ、
 心と精神力を鍛える事が出来ました。
 今までの馬蹄形縦走の中で歩行時間が一番早かったので自分でも驚きです。

 5年連続で馬蹄形を歩いてみて体力は低下気味?ですが、
 変わりに精神力が強くなった感じがします。
 なんせ、チキンラーメンと同級生の少し旧型なので!

天候
 晴れのち曇り

出会った人
 朝日岳まで5人 朝日岳〜奥の院まで35人位 奥ノ院〜谷川岳は未知数で大賑わい!

全く当てにならない疲労度:★★★★☆
 やはり日帰り馬蹄形コースは右、左回りコース、どちらを選んでも重量歩きになります。

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