黒斑山 蛇骨岳

達磨山 標高981.8m   金冠山 標高816m  ・標高差:約270m
行程:戸田峠登山口(9:25)⇒西伊豆スカイライン横断(10:10)⇒達磨山
(10:30〜11:18)⇒戸田峠(12:00)⇒金冠山(12:14〜12:25)⇒戸田峠登山口(12:35) 
(歩行時間 2時間01分:全所要時間 3時間00分)  
am9:20〜pm12:35  yahoo地図

(関越:渋川インター〜練馬インター⇒環状8号線⇒東名:用賀インター〜沼津インター⇒国道1号
⇒136号(道の駅 伊豆のへそで仮眠))⇒修善寺戸田線(地方道8号線)⇒戸田峠
久しぶりに春の伊豆半島へ百名山の天城山へ登る予定でしたが、まさかの大雪です。深夜の東名高速を抜け、4WDで無事「伊豆のへそ」道の駅までたどりつき仮眠。あまりの積雪に思わず『富士山が見える絶景の達磨山』へ予定変更し、真っ白な雪山を後輩と長靴を履いて堪能しました。
達磨山山頂からの景色は富士山をはじめ、南アルプス〜天城山等、360度の素晴らしい眺望が味わえます。又、戸田峠の手前、だるま山高原レストハウス付近から富士山を撮影した写真が、1939年のニューヨーク万国博に出品され、世界に絶賛を浴びたことでも知られているみたいです。
 
 デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
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戸田峠の案内map
帰りに通った伊豆スカイライン十国峠手前付近から望む黄昏時の迫った富士山
 
修善寺戸田線をレストハウス方向へ向け標高を上げて行くと、積雪が次第に増し、路面はアイスバーンに変わっていきます。スリップ事故が発生していますが運転手は現場検証をしているので怪我は無いみたいで何よりです。その後も、動けなくなった数台の車を避けながら戸田峠へ向かいます。


レストハウス手前より富士山を望む

 
トイレがあるレストハウスに入ろうと思いきや、積雪が凄くて入れません!車道は除雪車のおかげで快適に走れます。

戸田峠駐車場に到着しますが私の車1台だけ、思いがけない春の伊豆で、なんと雪山登山です。着替えを済ませ毎度のスパイク付き長靴を履いて爽快気分でスタートです。※片道2.2kmの案内が

歩き始めから枝に付いた雪をかぶらないよう、姿勢を低くして歩きます。


積雪の重みで樹木が曲がり雪のトンネル状態です。

積雪は、20センチ位なので長靴走行で快適に歩け真っ白な新雪がもったいないけど、音を鳴らしながら足跡を二人分残して心地よく歩きます。
温かい日差しを浴びながらの歩きは体が温まるので汗ばんできます。雪を被った道標の雪を掃うと、山頂まで1.2kmと書いてありました。

後ろを振り返ると富士山と南アルプスが良い感じです。

戸田湾が良く見え駿河湾の向こう側は清水湾で、小学校の旅行で訪れた懐かしの三保の松原付近も確認できます。
車道が見えてきて風辺りが良くなって来ます。少し変わった雪化粧の風景を過ぎると一旦車道に出て、2分位歩いて又、山道に入り達磨山へ向かいます。
 
振り返ると富士山と横断して来た西伊豆スカイラインです。

雪を被って単調で真っすぐ伸びた木道を踏みしめながら登っていきます。後ろを振り返ると若干1名、滑ってコケていました。

山頂は貸切でやや狭まく、ゴロ岩と石碑と一等三角点があり、なんと伊豆半島を始め360度の眺望が飛びこんできます。私達は雪化粧の神秘的な眺望にしばらく感動です。

南アルプスから富士山を始め、箱根・天城の山々〜  ここで昼食ですが、コンビにに寄ろうと思って修善寺を過ぎてからコンビニが見当たらず結局、家から持参したカップヌードルとスナック菓子で昼食を済ませます。食後は美味しいドリップ珈琲を堪能しました。

真っ白な、ひときわ際立つ大室山がお見事です。・・・短パンランナーが風のように通り過ぎ、そして船原峠方面へ去って行った。・・・『寒くないっすよ〜』と言っていた。

さーて、ゆっくり休んだので登山口まで戻って金冠山へ向かいます。空では優雅にトンビが得意そうに青空を飛び回っています。帰りは2組6名様が達磨山目指して登って行きました。

一旦、戸田峠まで戻り、通行止めの金冠山第二トンネル入口を横切り伊豆山稜線歩道入口に入り、だるま高原レストハウスの分岐を金冠山へ向かいます。※戸田峠バス停付近に何やら浮いたお兄さんが携帯電話をしながらず〜っと立っていた。
分岐からアンテナ塔のある山頂へは5分少々で到着します。こちらの眺望も達磨山と同様、なかなか良くGoodです。
ネバーランドのようなロープウェイでつながった淡島が見えます。右手にもロープウェイで登れる葛城山が良く見えます。親子連れの家族が昼食を楽しんでいたので早めに撤収します。

 
帰りは戸田峠よりレストハウスまで車で移動しますが、今朝程の雪はだいぶ融けましたので賑やかです。ひと息ついてトイレ休憩です。

富士山をバックに今にも融けそうな雪だるまなので、ウサギにしてみました。帰りはせっかくなので伊豆半島へぶらっとドライブです。

戸田〜恋人岬〜三四郎島〜弓ヶ浜海岸〜伊東〜十国峠経由。 弓ヶ浜の青木さざえ店で伊勢海老天丼を頂き、お土産に大振りのさざえ1kg 1,100円は帰着後のビールと頂き、実に美味かった。※さざえは家に帰ってからも元気に生きていた!

突風が吹き荒れる伊豆スカイラインは十国峠まで何故か200円で通過できました。黄昏時が迫った峠手前からの神秘的な富士山に別れを告げ、東富士五湖道路経由で中央・圏央道・関越高速経由でしぶかわ市へ向かいます。
 おまけ
 30日のニュースによりますと  〈雪 52年ぶり遅い観測〉
 29日の県内は強い寒気を伴った気圧の谷が通過した影響で、午後から各地で季節はずれの雪
 が降った。静岡市内でも降雪が観測され、静岡地方気象台が観測を始めた1941年以降で最も
 遅かった58年と並ぶ記録となった。 ・・・と書いてありました。

 天候:晴れ ・出会った人:達磨山7人(トップバッターで山頂は貸切)金冠山4名
 全く当てにならない疲労度:★☆☆☆(長靴歩き)

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