湯の丸山 標高2,101m 烏帽子岳 標高2,065.6m 標高差約381m 累計標高差約830m 歩行距離 約8km 

行程:地蔵峠駐車場(9:55)⇒リフト終点地点(10:10)⇒遭難防止の鐘(10:23)⇒湯の丸山
(10:58~11:10)⇒鞍部(11:35)⇒烏帽子岳(12:18~13:20)⇒鞍部(14:03)⇒湯の丸山
南峰(14:32)⇒北峰(14:42~15:05)⇒南峰(15:15)⇒遭難防止の鐘(15:45)
⇒東屋(15:50~16:00)⇒地蔵峠の駐車場(16:15)
 (歩行時間4時間33分:全所要時間6時間20分)  am9:55~pm4:15   yahoo地図 
湯の丸山は一年を通して気軽に登れる人気の山で、初夏のレンゲツツジ鑑賞期間はリフトも運行しています。湯の丸高原から高峰高原付近は標高2,000m級の山々があり、地蔵峠はすでに1,720mもありますので湯の丸山(標高2,101m)へは難なく登れます。昨年に引き続き、湯の丸山と初めて登る烏帽子岳を紅葉鑑賞しながら気持ちよく歩いてきました。
上信越小諸インター⇒R79(浅間サンライン)⇒R94(東御嬬恋線)⇒湯の丸高原方面へ⇒地蔵峠P
                                 
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駐車場にあった周辺地図
湯の丸山中腹から山頂方面を望みます。生憎の天気でしたが、真赤に染まった紅葉が映えていました。

地蔵峠の大駐車場(売店・W.C.完備)に到着です。支度を整え出発しますが、予想に反して駐車場は閑散としています。ゲレンデリフト沿いから登りますが、雲の動きが怪しくなって来ました。途中で振り返ると篭の登山が見送ってくれます。

リフト終点地点から一旦平坦になり、道なりに進んで行くと正面に湯ノ丸山が見えます。遭難防止鐘があり、鐘を鳴らそうと思いましたが、鳴らす芯とひもが何故かありませんので残念でした。鐘分岐からは山道登りに入ります。
岩混じりの登山道に変わると心地よい風が吹き始め、見上げると赤い斑点がいい感じの紅葉が現れてきます。残念ながら日差しは雲で遮断されていました。中腹からガヤガヤ、ワイワイ!と凄い賑やかなしゃべり声が聞こえますが、もしや・・・? 予想通りでした。
追い越し絶対不可能な、100人位の遠足チームに追いついてしまいましたので、辺りをキョロキョロと紅葉観賞をしながらゆっくり歩きに変わります。

先生の掛け声と共に元気に登って行きます。それにしても皆さん完全装備でスパッツ着用です。水分補給をしながら私たちも遠足気分でシンガリで付いて行きます。

湯の丸山山頂は賑やかな声が飛び交っています。

右手には北峰が緩やかな角度で続いています。烏帽子方面はみるみるガスが懸かって残念ながら、視界不良に変っていきます。北峰の右側方面は少し陽がさしています。学校の先生に遠足コースを伺うと角間山経由で下山するそうです。北峰は諦めて、直接烏帽子岳へ向かうことにします。
遠足団体チームがアット言う間に、南峰から北峰山頂へ向かっていますので山頂は、祭りの後の静けさみたいに静寂しています。 私たちの後をから登ってきたご夫婦はお昼を広げ、寛いでいました。
田代湖方面を望みますが、残念ながら四阿山方面は雲に隠れて見えません!付近は沢山のイワインチンが咲いています。
ガスで姿の見えない烏帽子岳へ向かいます。一旦鞍部まで下がっての登り返しですが、距離的にいい感じで時間もあまり、かかりませんでした。
烏帽子岳の紅葉はお見事で、欲を言えばガスではなく陽がほしいですね。ピークまで登り上がると本日始めての烏帽子岳山頂が姿を現します。
山頂手前に標識が設置してあり、大岩の上に何故だか小石が沢山積み上げられていますので、私も3個ばかり置いてみました。ガスの中の山頂へ到着し、いつものカップヌードルで温まり、ガスが無くなるのを待ちますが・・・。

 
ガスの切れ間から鞍部にかけての湯の丸山



時折陽が射すと、烏帽子東峰直下の岩場は紅葉に染まってます。風向きでガスの流れが変わっていく景色を“いつもの珈琲”を飲みながら、じっくりと眺めます。ゆっくり寛いだので下山開始です。
烏帽子岳下山道中は紅葉の色づきが、何とも言えないほどの色彩で、満足感を土産に頂きました。
背丈の低いハイ松を撫でると、大変と良い感触です。分岐に到着ですが、巻き道で地蔵峠へ向かっても眺望がなさそうですので、鞍部から2回目の湯ノ丸へ登り込みます。
標高を上げていくとガスが抜け始め、湯の丸山が見えて来ます。振り返ると烏帽子岳の山容を始めて確認できました。少し飛ばして登りますが、やはり来たルートの登り返しは精神的に疲れる感じがします。
2回目の山頂は貸切で、寂しいくらい静かで寒くなっていました。ガスも所々抜け始め、視界が利き始めましたので北峰へ向かいます。
高山植物を守るために張られたロープに沿って歩いて行きます。一瞬ガスで何もみえなりますが大きな岩が重なったピークが姿を現します。
山頂は大岩の塊みたいな感じの場所です。ガスがなければ、さぞかし眺望はきくはずです。前回来た時は北峰山頂標識がありましたが・・・。今回は見当りません!
ホット珈琲飲んでいると一瞬ガスが抜け、烏帽子岳が顔を出します。ふと見ると北アルプスの山並みが確認できます。
動きの速い雲海は幻想的に映りますが、カメラを向け始めた頃には形が崩れかかっていました。
下山は大変に静かすぎる山道になっていて時間もあまりかりません。遭難防止鐘を過ぎた東屋で座り込んでひと息つきます。
ゲレンデリフト沿いから一直線に地蔵峠駐車場に向かうと何故かきのこが落ちています・・・? 下山終了後、登山口標識を振り返ってみます。

おまけ 
 烏帽子・湯の丸山の紅葉は予想以上に色づいていて、特に真っ赤な紅葉が圧巻でした。
 陽が射せば華やかな色彩を映し出してくれたと思います。湯の丸山山頂から烏帽子岳
 山頂を往復すると、脚ごたえが予想以上にあったので満足しました。次回はスノーハイク
 で登らせて頂く予定です。
 それから、遠足のみなさんは歩くのが結構速かったので将来が楽しみです。
  
天候 : 曇りのちガス、一瞬の日差し
出会った人=遠足チーム100人位  他15人位  全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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