富士宮口

 富士山 3,776m 高低差1,396m ・歩行距離、約10km ※日帰り往復(前日車中泊)
行程:富士宮口⇒(60分)新七合目⇒(70分)八合目⇒(45分)九合目⇒(35分)九合五勺目⇒
(25分)知らない場所?⇒(20分)戻る⇒(30分)浅間大社奥宮⇒(130分)富士宮口新五合目
(歩行時間:往285分※間違いロス45分込) 復130分 全所要時間460分) 
yahoo地図  

※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので、参考にはなりません。
富士宮口ルートからの九合目〜山頂の間は本日(13日)までは通行止めみたいなので、梅雨明け前ですが、なるべく静かな富士山に日帰りで登りたいと急に思いつき、荷物をアルファードに詰め、コンビニに寄り、渋川インターを午後8時過ぎに出発して初めて登る富士登山に挑戦です。
※車中泊して駐車していた場所とほぼ同じ所で帰着後、落石死亡事故が発生しました。 
 
pm11:00に宮口新五合目のレストハウス前の駐車場へ到着しです。缶チューハイを頂きお休みですが、時折、突風に吹かれ、車が揺れるので寝付けません。トイレは2つあります。夜間の西側のトイレは鍵が閉まっていて入れませんが、東側は照明がついてないけど24時間OKです。私の場合は早くも、暗闇のトイレの帰りにコケて、顔にバンドエイドを貼りました。※懐中電灯を忘れずに!
am4:00少し過ぎに起きて日の出を待ちます。7合目以降でないと、ご来光は見られないみたいですが、朝焼け状態に染まった雲海はお見事でした。 ※お空にも雲海が!
 
コンビニ朝食を軽く済ませ、支度を整えam5:00にスタートです。何時の間にやら駐車場には沢山の車が!
  
風も強く寒いので、皆さんの服装を見るとジャケットを着込んでいるので、私も冬山支度で出発です。※マニュアル通り、何時ものペースの7割位でゆっくり登ります。
 
上を見上げると山頂部分には雲が掛かっています。五合目公衆トイレを過ぎると早くも、6合目の雲海荘で沢山の人達が前を歩いています。
 
突風が強くなって来ました。時折、振り返ると雲の間から伊豆半島と太平洋が見え隠れします。
 
新7合目(御来光山荘)を過ぎて30分位登って行き、8合目と思ったら、エッ!元祖7合目(山口山荘)でした。雨具を着た下山のハイカーと多くすれ違いますので、私も山小屋の影の突風が当たらない場所で雨具を装着してスタートです。
山荘脇より下を眺めるとスタート地点の富士宮口から、通過して来た山小屋を遥か下の方に眺め、ブルトーザーの足跡も沢山見えます。
 
途中から霧雨状態の強風で、思うように登れません!沢山のハイカーがトラロープにしがみ付いて止まっていますので、申し訳気分で追い越します。※数組のハイカーが凄い突風にあおわれて、無念の撤収をしていく姿が見えます。
 
2本の鳥居の柱の隙間に小銭が沢山差し込まれていますが、何なのでしょうか? 九合目(標高3410m)の万年雪山荘手前付近から、体が思うように動かなくなり、食欲も無く、何か変ですので、ウイダーインゼリー×2で栄養補給です。
 
「小屋の裏手は落石及び凍結により危険のため、通行を禁止します」の注意看板がありますが、やはり登っているハイカーはいますので、自己責任で入ります。※突風で、おじさんのフードが脱げ、ハゲた頭が見えました。
 
九合五勺目までは雨具を着た時と水分補給のみで、休憩らしい休憩はしていませんでした、と言うより小雨混じりの突風が吹きつける悪天候では、外では無理。山小屋は安易に入れず、休憩する場所が無かったのです。九合五勺胸突山荘の近代的なトイレ200円に入り、本日初めて休憩(15分位)をしました。(トイレ内ですが雨風を凌げるので贅沢は言えません) もう一息、頑張りましょう!
 
霧で何も見えません!でも足跡は2人分位あるのでたどっていきますが、何時しかブルトーザー跡の道を歩いています。遮るものが無いので、本当に突風で、少し飛ばされて恐怖感へ!
結局、雪渓と水溜りの行き止まりみたいな場所に来てしまいました。先ほどからずーと誰もいません!少し戻り、石が積み重なっていて、裏には高圧危険の文字が書かれていました・・・。ここはいったい何処??? 岩場の影にうずくまり、しばし強風を避けます。道迷いになったみたいですが、戻って何とか間違えた分岐地点まで戻れました。※天候が良ければ何でもない場所かもしれませんが・・・。
 
左手を見ると霧の中に登山道があり、登って行くハイカーの姿が、1時間位、無駄な体力と精神を消耗したせいか、浅間大社奥宮までの僅かな道のりが、とても辛かったです。途中で一緒になった2人連れに優しい言葉を頂き一緒に登ります。  am10:00に山頂、浅間大社奥宮に到着!
 
山頂富士館の中に入ると6名のハイカーだけで、以降も3名到着しただけ。殆どの方は悪天候で断念したみたいです。お腹が空きませんが、何せ極楽気分で休憩させて頂いてるのでカップ麺(800円)を無理に頂いてゆっくり休憩です。先ほどのハイカーが目と鼻のさきにある「剣ヶ峯(3776m)は悪天候で残念ながら本当の通行禁止」で行けないですよ!と教えてくれた。・・・。この天候では仕方ありません。
※デジカメは小雨に濡れて、壊れてしまいました。以降は携帯のデジカメ機能で撮影です。

山小屋から出ると雪混じりの突風が襲ってきます。飛ばされないように、トラロープや岩にしがみ付いて、下山開始です。八合目付近までは、余り人とすれ違いませんでした。
 
万年雪の雪渓です。下山途中、沢山の自衛隊の方々が何班も前にいますので、のんびり後をついて行きます。各、山小屋で休憩している時に追い越しました。
 
7合目付近から天候も回復してきて、山小屋泊の団体さんが登って行きます。六合目を過ぎるとすぐに富士宮口で、上の駐車場は殆ど満車です。下山はゆっくり歩きで休憩なしでした。(pm12:40着) 着替えを済ませ、レストハウス付近で1時間位休んでから帰ります。  
※右上の写真、富士山側駐車場奥に私のアルファードが止まってます、約6時間後に落石死亡事故現場となったので驚きです。ご冥福をお祈り致します。

  
高速を乗継ぎ、安心の地元まで戻ります。とにかく温泉に入りたいので高崎インタ−近くの「湯都里」でゆっくり汗を流しますが、殆ど露出部分は富士山の砂でいっぱいでした。 
おまけ

 私が以前、静岡県民だった頃、登山に興味はありませんでしたが、新五合目のレストハウスから
 始めて富士山の雄大な姿を身近で眺め、何時かは登りたい!と思ったきりでした。

 富士宮口は富士登山道の中では急勾配ですが、5合目の標高が高く、往復で10km位ですので
 日帰りピストンの候補にしました。5合目までは天気も先ずまずで、ご機嫌モードでしたが、
標高
 を上げるに連れ、天候が不機嫌モードになってしまい残念でした。快晴の日に剣の峰からの絶景
 を是非、リベンジしたいですね。

天候・曇のち、小雨&突風
出会った人=百人以上いました。。
全く当てにならない疲労度:★★★★☆☆  天候が良ければ(★★☆☆☆)   

何気にニュースを見ると13日午後8時5分ごろ落石 車を直撃、1人死亡…富士山新5合目駐車場
前日、車中泊した場所とほぼ同じ所で、私が帰ってから6時間後の出来事でした!

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