子持山

 鐘撞堂山  ・標高330m  寄居町

大正池(13:38)⇒登山口(13:48)⇒炭焼場(13:55)⇒山頂(14:05〜14:20)⇒大正池(14:38)
   (歩行時間45分:全所要時間1時間00分)  pm1:38〜pm2:38   yahoo地図

円良田湖散⇒白鳥飛来地
鐘撞堂山は、その名の通り、敵の襲来を対岸の鉢形城に鐘を撞いて知らせるという物見の山でした。標高は330mと低いながらもその眺めは素晴らしく、外秩父の山並みをぐるりと見渡すことができます。遠方には日光連山、上毛三山、浅間山、両神山、筑波山が姿を現わします。
鐘撞堂山へは二年半振りの訪問になります。午後の歩きになりましたが、秋特有の西陽が映える紅葉と湖の景色を堪能できました。上記は円良田湖散策時の写真です。

大正池畔には休憩舎やトイレがありますが、駐車場はありません。私の車は車幅があるので先の車幅規制ポールを抜ける事が出来ない為、戻って大正池脇の広くなった車道に駐車します。

林道を登って行くと分岐があり、右側の尾根沿いに登山道があります。小沢に沿って登っていきます。

竹を焼いたような匂いと、煙が見え始めます。見慣れた看板が目に映り、すぐに竹炭工房の脇にでます。

真竹を専門に焼く竹炭工房のご主人は気さくな方で、前回と同じく気持の良い挨拶をしてくれました。一瞬、寄ろうかと思いましたが、おじさんはナタを持って忙しそうに竹を割っていたのと、私も時間が無かったので、通り過ぎました。※相変わらず白髪混じりのご主人は仙人みたいでした。

源流近くで大きく曲がると明るい高台に出ます。更に雑木林に入り登り続けると、円良田湖からの道と合流します。急な階段道を詰めて行くと直ぐに山頂です。深谷市からお越しのおじさんは自称、鐘撞堂山愛好会だそうです。お山の話題でしばし話が盛り上がりました。

天望台へ登ると筑波山から〜両神山〜榛名連山の景色が見渡せ、登って来た大正池方面が見えます。

大霧山、皇鈴山、登谷山、釜伏山などの奥武蔵の山々を望みます。本日は手ぶらですので飲み物も無く、早々に撤収です。

帰道は単独のご婦人が登って来た、補助ロープの付いた急なショートカット道を大正池方面へ下がりますがアッと言う間に到着です。

紅葉に染まった森が大正池湖面に映り、お見事です。
なんと、埼玉県全体で発生するトンボの約6割を寄居町内で見ることができるみたいで、大正池は主要な発生地であり、数種類のトンボが季節に応じて飛び交うみたいです。流石に終秋の季節には見られませんでした。 ・・・車で円良田湖まで移動です。

円良田湖は鐘撞堂山と少林寺の狭間にある人造湖です。また、年間を通してヘラ鮒、冬になるとワカサギの釣り場として大人気です。


紅葉越に湖面に映る、旅館街跡

ヘラ鮒釣りの方以外の立ち入りは禁止とありましたが、あまりにもの景色に、湖面上の浮道を釣り人に遠慮しながら散策を楽しみます。

  
時間がないので周囲4.3kmの散策コースを車で一周します。要所で紅葉ポイントがあり、長閑な午後の一時を楽しみます。

白鳥飛来地へ移動です
埼玉県は寄居町にある、さいたま川の博物館に向かいますが、生憎の定休日です。ふと思いつき、白鳥飛来地で有名な、深谷市川本地区の荒川河川敷に気を取り直して向かいます。
駐車場から10分ぐらいで荒川河川敷に到着します。小鹿野〜西上州方面の山々が雄大に見え、目の前には11羽の白鳥が優雅に泳いでいます。一眼レフを持った2人の自称カメラマンが三脚を片づけているところでした。
深谷市川本地区の荒川河川敷の白鳥の飛来地は、平成元年頃に徐々に飛来初めて平成3年に餌付けに成功して、平成6年には、180羽の飛来が確認されています。飛来する白鳥の種類はコハクチョウで、この白鳥は例年11月上旬に飛来し3月中旬から下旬にかけて、ここで越冬しシベリア地方に帰っていきます。22年11月現在、37羽の白鳥が確認されているそうです。
白鳥飛来地の駐車場周り一帯が、鹿島古墳群と呼ばれる長閑な風景の古墳があり、夕焼けが迫ってきます。久しぶりに小川町にあるワンランク上の日帰り温泉“花和楽の湯”でゆっくり寛ぎます。※料金もワンランク上です。

おまけ 

午後からぶらりと鐘撞堂山へ出かけました。2年半ぶりですが鐘撞堂山・大正池と円良田湖を散策していると、懐かしさと清々しさを感じられました。330mの低山ですが、山頂からの景色には得した気分です。以前、山頂にあった竹筒で山々を覗ける優れ物を今回はじっくり眺めようと思いましたが、残念ながら撤去されていました。紅葉の円良田湖、湖面に映る旅館街跡の姿が情緒を感じさせられました。

天候 : 晴れ  出会った人(鐘撞堂山)=3組4名
全く当てにならない疲労度:★☆☆☆☆

●トップページへ  ●登山のページへ