・唐松岳 標高2,696m  標高差、約1,016m  歩行距離、約12km


黒菱第三リフトP(7:55)⇒八方池山荘(8:15〜8:35)⇒八方池(9:10)⇒雪渓(10:00〜10:10)⇒
丸山ケルン(10:20〜13:30)⇒唐松岳頂上山荘(11:10)⇒唐松岳山頂(11:30〜12:35)⇒
唐松岳山荘(12:50)⇒雪渓(13:30)⇒八方池山荘(14:40〜14:55)⇒黒菱第三リフトP(15:15)
(おまけ:八方温泉“おびなたの湯” 白馬ジャンプ競技場)

 (歩行時間5時間00分:全所要時間7時間20分) am7:55〜pm15:15 yahoo地図
唐松岳の麓の八方尾根は、1998年の長野オリンピックの際にはアルペンスキーの高速系種目および複合の競技会場となった場所で、有名なジャンプ台も山麗の白馬村にあります。
八方尾根手前の標高1,850m地点までリフトで上がれてしまうので、日帰りで歩くコースとしても紹介され、八方池に映った白馬連山の絶景は巷でも有名です。眺望ポイントも多くあり、八方尾根・丸山ケルン等からの白馬連山は見応えがあります。
 
デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
急遽、休みが取れた為、何処に行こうか迷った挙句、ガイドブックを眺めていると日帰りでも登れる北アルプスの唐松岳の風景写真が目にとまります。午後10時を回っているので慌てて支度をして、花園インターから高速休日割引を使って深夜の白馬へ向かい車中泊!

第三リフト無料駐車場は高地の為、涼しく静かな場所でしかもウォシュレット付き(24H)のトイレでした。周りの気配から数組が車中泊をしていますので、早々とハイボールを頂きお休みです。7時に起きて買い置きのサンドイッチで朝食を軽めに頂き、リフトを2基(往復@1,000)乗り継ぎ八方池山荘登山口へ向かいます。

八方尾根から白馬三山の雄姿が聳え立ってみえます。徐々にガスが掛り、陽は遮断されてきますので、序所に涼しくなってきす。

すぐ尾根コ−スと湿原コ−スに分かれますので、私は尾根コ−ス、連れは湿原コ−スに別れしばしの単独歩きを堪能しますが、直ぐに第二ケルンで合流です。
第三ケルン手前から下り、八方池に向かいますが・・・。ガスの為、八方池水面には白馬三山はいませんでした。ガスで半径100メートルの景色しか映りません( _ _ )..........o
尾根道を進むとソーラー式のカウンターがあります。樹林帯の細めの山道になり、標高を上げるとお花畑に変わって行き、又、樹林帯に入ります。
樹林帯を抜けると、扇雪渓が目の前に迫ってきます。雪渓に近づくと木陰には数組のカップルが寛いでいますので、気を使い静かに撤収です。
稜線の先に丸いお山が見えてきます。急坂を登っていくと丸山ケルンのピ−クでした。生憎、ガスに覆われていますが、みるみるガスは下へ吸い込まれ、不帰ノ嶮方面の景色が展開して付近のハイカーは感動のため息をつきます。 わっ〜!

丸山ケルンから、神秘的な不帰ノ嶮の眺望


唐松岳頂上山荘まではロープやクサリが設置されていますが、特に危険な場所も無く
心地よい風に吹かれ、快適に進んでいきます。

すっかり青空が回復し、唐松岳頂上山荘が目の前に姿を出します。山小屋付近では大勢の方がザックを小屋に預け、手ぶらで登っていきますが、私たちは日帰りなのでザックをしょって最後のピークへ向います。
唐松岳頂上山荘から望む唐松岳山頂は遠くに感じましたが、予想通り、はやる気持ちに押されて、やっぱり近かった!

山頂より望む剣岳を見つめ感動の一言です。何れは挑戦したい、魅力の名峰です。


不帰ノ嶮方面は相変わらずガスが巻き込み、迫力を増しています。

唐松岳頂上山荘の全景が稜線越しに見え貫禄を感じます。連れが5分遅れで到着ですので、用意していた即席ラーメンとおにぎりでゆっくり昼食を楽しみます。
しつっこいガスは五竜岳を越えられないみたいで、最初から最後まで五竜岳の雄姿を映し出します。食後は“いつものコーヒー”を充実感とともに美味しく味わいますが・・・。 白馬岳方面を見ると・・・アレッ !?
唐松岳頂上山荘、脇のベンチで雄大な眺望をしばし堪能です。下山をしようと思ったら、係りの人が、遠足の団体さんが向かっているので配慮の程、協力お願いしますの一報を!下山途中、申し訳気分でご婦人方を追い越しますが、気持ち良い挨拶を沢山頂きました。
丸山ケルンでは遠足の団体さんが休憩中で、すれ違い交差にはグッドタイミングでした。予想以上の凄い数の小学生で唐松岳山荘の別棟の団体施設に宿泊みたいです。
扇雪渓に立ち寄り、好奇心旺盛な私は、扇雪渓を何処まで登れるか試してみましたが、ギャラリーが多く途中で恥ずかしくなり終了!きっかけを作ったみたいで、次から次へと若者が雪渓に登りだしてしまい・・・反省!

第三ケルンと八方池が見えてきます。標高を下げると相変わらずの天候ですので、八方池は通り過ぎます。尾根コ−スと湿原コ−スに分かれますので、例によって私は尾根コ−スで連れは湿原コ−スに別れ、しばしの単独歩きを楽しみます。
八方池山荘付近の売店で大好物のソフトクリーム(ラベンダーミックス)を頂き、暑くなった身体を冷やします。冬季オリンピックアルペンスキー会場跡付近には、ガイドブックで見た噂の雲海デッキがあり、白馬の眺望を望みます。第3リフトを下がっていくと、アッと言う間に黒菱第三リフト駐車場に到着です。
早朝から気になっていた駐車場脇にある無料の『足湯』に浸かると、一挙に足のだるさが無くなりました。温泉効能を何気に見ると、な、な、なんと!天下無敵のPH11.6ではありませんか!
もちろん、温泉通の私は周辺に人達に聞き込みをし、白馬八方温泉の一つに数えられる、ローカルで知る人ぞ知る『おびなたの湯』に向かいます。気取りっけ無しの源泉かけ流し野天岩風呂は、単純泉アルカリ性PH11.6もあり、湯質はもはや単純泉の領域をはるかに超え、感動ものです。(後で調べるとPH11.6は日本一でした)・・・おやじさんもナイスで宜しかったです。
すっかり夕方近くになりましたけど本日の最終目的地、ジャンプ競技場に向かいます。1998年長野冬季オリンピックのジャンプ競技で、歓声と涙と共に日本中をわかせた船木・原田・岡部・斉藤さん達が活躍した余韻が残るジャンプ台を見て、遅ればせながらの感動です。
八方尾根〜唐松岳の道中に咲いていました。
おまけ
長野インターを降りてから私のナビは、深夜の交通料の全く無い、狭くてカーブだらけの山越えルート(406号)を案内してくれました。時間と気力を大変ロスした事は言うまでもありません・・・。 ※帰りは“おびなたの湯”のオジサンに教えてもらった安心・快適ルートの通称オリンピック道路で長野インターまで快適で楽ちんルート走りです。※途中、有料(@200)区間があります。

天候 : 晴のち曇り時々晴
全く当てにならない疲労度 ★★
☆☆
出会った人 八方尾根:数えきれない! 唐松岳:150人位 

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