黒斑山 蛇骨岳
黒斑山 蛇骨岳 

黒斑山 標高2,404m   蛇骨岳 標高2,366m ・標高差:約430


車坂峠登山口−(60分)-槍ヶ鞘−(16分)-)トーミの頭−(14分)-黒斑山頂−(25分)-
蛇骨岳山頂−(25分)-黒斑山頂−(20分)-中コース分岐−(40分)-車坂峠登山口
 ・歩行時間200分 ・全所要時間230分 ・歩行距離7.0km位

(渋川インター(65分)-小諸インター(30分)-高峰高原ビジターセンターP)
黒斑山は浅間山の第一外輪山で、約5万年前には高さ2900メートル位の富士山のような円錐形だったが、約3万年前の爆発で東半分が崩壊し、現在のような半円形の断崖になったと言われています。西側から見ると未だ普通の山に見えます。
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新しい建物の、高峰高原ビジターセンター無料Pに駐車です。高峰高原ホテルの駐車場も大丈夫みたいです ※公衆トイレもありますが、冬季使用は不可です。※車坂峠登山口は、標高1,973mもあります。

 
緩やかな道はゴロ石を踏み場を選びながら、楽しみながら歩きます。有酸素運動が始まった頃に下り坂になってから、本格的な登山道になります。後ろを振り返ると、昨年登った篭ノ登山が見えます。※元気の良い年配の地元ハイカーさんに早くも抜かれます。

 

丸太の階段を頑張って登りきると、シェルターに到着です。槍ヶ鞘にある火山噴火時の避難小屋の中に入ってみますが、避難する理由がないのですぐに出ます。先輩は息を切らせ、ポカリを飲み休憩中です。


 
赤ゾレからの景色は雄大で、威容な不思議な景色に急変します。目の前には前掛山と重なった浅間山とトーミの頭が迫り、一旦下りてから登り返します。トーミの頭には、先客の小鳥が優雅に休んでいました。

 
眼下には肌蹴た外輪山と、湯の平の景色が広がります。登山禁止道の浅間山への稜線も見えます。

 
トーミの頭を過ぎて坂を登り上がると、浅間山火山活動の監視カメラと大きなスピーカーがあります。監視方向の噴火口をアップ撮影です。ここで年配ハイカーと一緒になり、しばしの会話。私「トーミの頭とかJバンドとかは何の意味ですか?」おじさん達、『トーミの頭とJバンドと言う地点だからだよ〜』と言っていました・・・。関係ないけど聞くんじゃなかった!


黒斑山 山頂に到着!浅間山が目の前に大迫力で迫って来ます。
山頂からは蛇骨岳〜仙人岳〜鋸岳〜Jバンドの外輪山と、火口原の湯ノ平は強烈な印象です。狭い山頂では先ほど追い越していったハイカーさんがおにぎり休憩をしていました。『私は地元で黒斑山をトレーニングで毎回スノーハイクしているんです。雪の無い黒斑山は初めてなんですよ〜』と言っていました。

 
蛇骨岳まで向かい、やっとこ昼食とします。静かな貸切場所でお湯を沸かしている間、ガヤガヤと風に乗って山びこみたいな声がします?仙人岳を眺めると沢山のハイカーがいます。

 
少しガスっていますが、北西方向には四阿山〜草津白根山、手前には田代湖が見えます。温かい味噌汁と、たらこのおにぎりで、遅い昼食ですが、実にうまい!

 
先ほど仙人岳にいた、15人位の団体ハイカーさんが、次々と到着します。蛇骨岳はほぼ満席状態です。先輩を急かせ、バーナーを片付け、とっとと撤収です。※団体さんの後ろでは亀さん走行が濃厚な為。 

  
黒斑山からトーミの頭を過ぎて、槍ヶ鞘手前の分岐から中コース経由で帰ります。途中、道は荒れていて巻き道を回り込むみたいに下がります。途中、木にトラロープが実っています。※鉄のクイとセットになっているので、登山道整備の準備みたいです。

 
まだシーブン前ですが、シャクナゲの花にお目にかかれました。下山後、高峰高原ホテル駐車場より、黒斑山を眺めます。

 
高峰高原ホテル「こまくさの湯」で汗を流します。内風呂のみですがガラス越しからの景色が良く、静かな貸切入浴でゆっくり疲れを癒せました。(入浴料:800円)※だ〜れもいないので携帯カメラ撮影です。

おまけ
 高山植物の咲く頃の黒斑山を予定していましたが、先輩と休みが一緒だったので、前倒しで登り
 ました。のんびり歩きの先輩は浅間山の雄大な姿の影響か、何時もより頑張って歩いていました。
 
 登山口からの黒斑山は優しい風景に映ったが、トーミの頭付近から見えだした姿は自然の驚異、
 そのものでした。改めて、約3万年前の爆発で崩壊した黒斑山上層部をはじめ、外輪山等の姿を
 見て、過ぎ去った、桁外れの時間を何故か身近に感じる風景でした。やはり未だに活火山レベル
 危険指定の浅間山の一角だからでしょうか。黒斑山を登山した印象はもとより、浅間連峰の長い
 歴史跡を身近で感じて興奮した次第です。
 
天候:晴れのち、はな曇り 
出会った人:40人位で賑やか 
当てにならない全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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