苗場山

苗場山  標高 2,145.3m   標高差 約921m  歩行距離、約14.9km 湯沢町

往:駐車場発⇒(20分)和田小屋 ⇒(50分)下ノ芝⇒(30分)中ノ芝:休憩18分 ⇒(26分)神楽ヶ峰
⇒(26分)雷清水:休憩10分⇒(13分)お花畑⇒(37分)苗場山山頂地点:昼食散策休憩60分
復:苗場山山頂地点⇒(32分)雷清水:休憩5分⇒(88分)和田小屋:休憩5分⇒(15分)駐車場着
(往3時間22分  復2時間15分 休憩時間1時間38分) (am8:10〜pm2:25)  yahoo地図   

※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
日本百名山・花の百名山に選ばれ、約4km四方の広く平坦な頂上と、そこに広がる湿原が魅力の山。苗場の名は、地塘の中のミヤマホタルイが、田んぼに植えた苗のように見えることからつけられたみたいです。登山道は整備されていますが、道中は長く時間もかかるので、体力に自信の無い方には山小屋宿泊の一泊二日のコースがおすすめみたいです。
  
  デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)         (2009/8/18)
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祓川コース
山頂は広大な湿原で池塘が無数にあり、別世界を思わせます。シーズンには登山道脇に咲く花々も種類豊富で、夏場になるとまさに隠れた避暑地です。
自宅で寝ると遅刻ハイカーになってしまうので、今回も車中泊です。仕事を終えてから渋川IC⇒湯沢IC経由で午前2時頃、暗い祓川林道を標識伝いに走り、かぐらみつまたスキー場の第2リフト駐車場に到着です。窓を開けた瞬間、蚊が10匹位、飛び込んできますので、たまらず虫のいなそうな場所まで移動します。殺虫剤と電池式の蚊とりマットでひと段落しました。コンビニで買った、楽しみの晩酌セット角のハイボールを頂いて、ほろ酔い状態で車中泊!車内TV+ソフトバンク携帯=圏外でした。
携帯のアラーム機能で、am7:20に起床して、駐車場へ向かいます。コンビニで用意したおにぎりを頂いて支度を済ませて出発です。 ※チップ制(100円)のトイレ(水洗)が男女別にあります。

駐車場で水戸からお越しのご夫婦と本日、最初の挨拶を交わします。和田小屋まではリフトの下を林道に沿って20分位歩きます。入口には巷で有名な、熊注意の立て看板を実物で拝みます。ゲレンデを通り抜け、樹林帯の中へ徐々に入っていきます。
ゲレンデ付近の上品な道から、急なゴロ石登りがしばらく続きます。湿気が高く風通しも悪く、サウナの中を歩いているみたいな!の表現は大袈裟ですが、近いものがありました。やがて木道が敷かれてる平坦な湿地帯に出てから、少し先が下ノ芝ですが、通りすぎます。

平成21年度施工と書かれた木の香りが漂う、真新しい木の階段を登りつめた場所が中ノ芝です。ベンチがあるので休憩をします。本日2本目の水分補給です。後は空いたペットボトルに“雷清水”を補給予定です。下山してきた年配の夫婦と一緒になり、山頂ビュッテで泊まりで、早朝からの下山だそうです。山の話になり、ご婦人が「以前、男体山に登った時、80過ぎのお爺ちゃんで1,000回男体山に登っている名物爺ちゃんに行きあったんだよ・・・」とか、ご婦人が話好きなので、楽しかったです。旦那さんは大人しかったので、うなずいていただけでした。お別れに、懐かしのピースサインのエールを頂きました。

緩やかな木道が現れ、開けた場所になります。いい感じのコースになります。上ノ芝を過ぎて小松原コースとの合流になります。


股スリ岩ですが、落書きだらけで、困ったお方がいるものですよね。田中さんと堀口さん!神楽ヶ峰から稜線を少し歩くと富士見坂の下りになり、お待ちかねの雷清水です!冷たくて美味しさは格別なので、俗に言うガブ飲み状態でした。空のペットボトルにもちろん補充です。


雷清水の水場から苗場山を眺めます。これから急坂を下り込んでから又、登りになりますので、先はまだ長いみたいです。 

下りきった鞍部を過ぎると、夏後半のお花畑にいよいよ突入です。

       お花畑の標識               ヒメシャジン

       タカネナデシコ               キンコウカ

       オヤマリンドウ              ハクサンフウロ 

デジカメのマクロモードで撮りまくり、真夏にこれだけ咲いているとは思わなかったです。※ページ最後にも写真を掲載、花名違っていたらすいません!お花畑を過ぎ、雲尾坂の間はガレ場とトラバース気味のハードなやせ尾根が続きます。


9合目を過ぎ、鞍部から最後の急な登りが雲尾坂で、一挙に高度を上げます。

振り返ると絶景です。途中で遠慮しながら追い越してきた、東松山からお越しの可愛いいお嬢さん2人と、高崎からお越しの年配3人組です。やがて平坦な湿原の端に到着して、木道を歩き山頂地点を目指します。
壮大な頂上は広い湿原に散りばめられた、神秘的な池塘の美しさを堪能し、登山の疲れも吹っ飛び感激です。

休業中の遊仙閣の裏手に苗場山山頂があります。伊勢崎からお越しの遠慮深い、シングルハイカーさんに撮っていただきました。本日は日焼け防止の為、ムッシュ?スナフキン仕様?の、日焼け避けの布が付いた、黒い麦わら帽子でお出かけです。ワタスゲも南面の湿原にいっぱいに咲いていました。
湿原散策コースに休憩広場があり、私も含め周辺には5組のハイカーが昼食です。雷清水の水場でキープした水でお湯を沸かし、鮭の切り身入りおにぎりとカップヌードルを頂きます。

遊歩道から眺める荘大に広がる池塘群は感動そのものでした。振り返ると50年前のアルプスの少女ワカメちゃんみたいな叔母さんが、歩道から足を踏み外してコケていました。


高崎からお越しの3人衆が到着します。自称歩くガイドブックさんによると、東側の平標山〜谷川岳はガスで視界不良で砂武流山〜本白根、横手山はシルエット状態とか・・・。視界が良ければ、たまらない眺めだと言ってました。苗場山頂ビュッテでトイレ(有料100円)をお借りしてから下山開始です。
湿原の最終地点から、お花畑付近の尾根道を眺めてから歩いていきます。もれなく“雷清水”で水分補給と晩酌の水割り用にペット2本分持ち帰ります。駐車場で一緒だった水戸からお越しのご夫婦さんと、水場付近ですれ違いますが、山小屋泊でしょうか?
神楽ヶ峰付近よりカッサ湖が見えますが、相変わらず谷川方面の眺望はガスっていました。和田小屋横の水場で頭から水をかぶりシャッキ!とします。中ノ芝のベンチで休憩していた、カモシカみたいな軽快な走りの、器量の良い越後のベテラン夫婦が早くも到着です。

午後2時25分に駐車場に到着ですが、まだ沢山の車が止まっています。夜中に湯沢方面から来てトンネルを抜けたすぐのこの場所を右折しました。帰りはR17を水上方面へ向かいます。
 
三国街道の街道の湯は残念ながら定休日でした。先の宿場の湯で汗を流しますが、露天は無く、小ぢんまりしていました。しかしながら受付の年増のお姉さんは、小綺麗で愛嬌があったので良しとしました。地元のファミブで本日100円に誘われ、007/慰めの報酬を借りてみます・・・前作を見ているのでストーリーに直ぐ入れ、迫力があり面白かった。




苗場山の花の写真です。主にお花畑より
おまけ
 関越下りの土樽Pで寝ようとおもったら
 エンジンのかかったトラックだらけで速効に断念!
 湯沢ICからR-17上り線をを少し行った左のP(大きなWC付)も
 トラックのエンジン音で断念しました。
 
 夜中に走る林道は遠く感じ、寂しい気分の走行でした。
 第2リフト町営駐車場には5台位駐車してあり、
 山小屋泊か車中泊か分かりませんけど、静かにと心がけました。
 蚊の大軍を避け1q位下り風通しの良い場所で窓を少し開け、
 ハイボールの力を借りて3時間強は寝られました。
 夜中に来たのでゲートはもちろん無人です。

 本日は予想外の、夏の高山植物鑑賞と山頂での湿原散策が出来、
 余裕の90分以上の休憩をしゆっくりと堪能出来ました。
 花のシーズンのお花畑はさぞかし華麗な高山植物が
 咲き誇っているのでしょうね。
 本日のコースもひらさんの苗場山のHPと先輩方々のリンクの輪
 参考にさせて頂きました。

天候:晴れのち時々曇り=樹林帯はサウナ状態!森林限界を超えると避暑地に変ります。
出会った人:30人位  
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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