秩父高原牧場(ポピー畑)⇒大霧山⇒釜伏山⇒蓑山⇒長瀞ハナビシソウ園

・大霧山(標高766.6m)  ・釜伏山(標高582m)  ・蓑山(標高586.9m) 
pm12:00〜pm17:00  ※各目的地、車で移動です。   yahoo地図 
本日はお日柄も良く、思い立ったように秩父高原牧場のポピー畑と長瀞のハナビシソウの観賞へ出かけました。以降は単なる思い付きで行動しましたので、計画性は一切ありませんが、大霧山と釜伏山の短距離登りと蓑山も含め、楽しく満喫できました。

壮大な面積の秩父高原牧場のポピー畑です。

毎年、ポピーの開花時期に何故か訪れているという連れに誘われ、秩父高原牧場へいきました。今年は花数が少なく開花面積も狭いそうですが、初めて訪れる私にとっては圧巻の一言でした。


初夏の空の下、そよ風に吹かれ、ひときわ鮮やかに映えます。

日差しが強く、ポピーの大きい花びらは風と引力に対して、素直になっています。芽吹きを始めた蕾が混じっていて、広い高原は赤と緑に染まっています。

 
先週のニュース(6/3日)で報道されたせいか、平日にも関わらず沢山の観光客で賑やかっていました。6日の日曜日には駐車場へ並ぶ長い列が出来たそうです。先ほど長瀞でざるそばを頂いたのですが、少し歩いたら又お腹が空きましたので木陰のベンチに座り、長瀞のふくろやで買った大きな“すまんじゅう”をコーヒーと一緒に美味しく頂きます。
大 霧 山 (関東百名山)
 
高原牧場の近くに聳える大霧山に、普通の支度で登ってみる事にします。先ずはJA東秩父村直売所にてスポーツドリンクときゅうりをゲット!きゅうりをそのまま食べて健康的な水分補給です。

 
粥仁田峠から歩きます。距離は短いですが、案外急登なので確かな足ごたえがあり、途中3組7名様とすれ違い、有酸素運動が始まった頃、山頂へ到着です。※往:歩行時間30分弱でした。
 
山頂からの眺望はあいにくのガスですが、意外と賑やかです。武甲山〜宝登山方面は見えますが、上州の山並みはぼんやりとはっきりしません。前回訪問した時は浅間山がきれいに見えました。
眼下には秩父高原牧場のポピー畑が赤褐色に迫って見え、目を凝らすと人の動きが蟻の行列みたいに小さく見えます。綺麗なスカーフの忘れものが木標に掛けてありますが、風化するまであるのでしょうか?
帰りはちゃっちゃか歩き、20分で下山終了です。道向かいを登った所のお地蔵さんは「粥仁田地蔵」で秩父事件の映画での未使用フィルムを供養し、埋めた場所みたいです。
釜 伏 山
(皆野寄居バイパスのトンネル上の山)
牧場では人懐っこい牛たちが寄り添っています。牛に好かれた後輩は、ズボンを舐められ大騒ぎをしていました。釜伏峠を移動中、ナビに釜伏山が表示されたので、思い立って釜伏山を目指しますが・・・。
釜伏神社に到着し、山頂の案内表示も道標もございませんが、変わった狛犬の下には「釜伏山」と書かれています・・・! もしやこの場所が山頂ですか? と、一瞬思ったけど、後輩から白い目で見られてしまいました。
寂しい神社の脇を登っていきます。やがて標識がありますので、取りあえず日本水方面へ向かいました。東屋を過ぎると急登になり眺望は一切なく、やっぱり寂しい山道です。

釜伏神社駐車場からわずか15分で山頂へ着きました。ここにもヘナチョコな狛犬が留守番をしています。予想通り、期待を裏切らない、雑木樹の眺望が待っていました。
日本水方面へ行ってみると、途中に見晴らしポイントがあり、秩父方面が良く見えます。日本水は断念し、来た道を素直に帰りますが、通常の登山ルートで無かったことに気づいた次第です。
美 の 山 公 園 (蓑 山)
直売所をこよなく愛する後輩に連れられ、椎茸、さやえんどう、キャベツ等を明日への元気の源として調達し、その後R140号線の案内板「美の山公園」に魅かれ、蓑山へ向かいますが・・・。山頂付近まで車で来てしまいました。
管理のおじさんの指示に従い駐車場へ、階段を登っていくとコンクリート作りの展望台が見えてきます。武甲山と秩父の街並が見えます。公園の中を少し歩いていくと木製の展望台があり、先ほどの大霧山と秩父牧場から釜伏山を見渡せます。
さらに電波塔方面の大きな展望台を目指し、時計を見ると午後4時を過ぎています。静かな公園内には、手前の休憩広場で寛いでいるご婦人の楽しそうな話し声が時折、風にのって聞こえます。
展望台には方向盤が設置されていて、管理人のおじさん曰く、以前は電波塔付近が山頂だったのですが、現在はこの場所が山頂になったみたいだそうです。方向盤の脇に三角点があるみたいですが、気づきませんでした。
長瀞ハナビシソウ園
長瀞に到着しです。午後4時40分ですが、まだまだ暗くなっていませんので旧新井家横にある花の里長瀞のハナビシソウ観賞へやって来ました。見上げると馴染みの宝登山に安堵を感じされられます。
旧新井家とハナビシソウ園内の駐車場は一緒になっていて、園内の広さは約1万平方メートルもあり、ハナビシソウとポピーの花は、まさに見頃を向かえていました。
夕暮れが迫って来た園内に、色とりどりのハナビシソウが心地よい風に吹かれ揺れています。ハナビシソウは日中に開花していて夕方は花弁を閉じてしまうよ、とおじさんが教えてくれました。
ポピー畑も並びにあり、見頃を向かえたハナビシソウとの共演は贅沢そのものでした。今年は春先の寒さの影響で、開花にバラつきがあるみたいです。仮設テント付近から私たちに、5時で駐車場を閉鎖するよ〜!とおじさんが叫んでいましたので、知らないワンコと一緒に撤収です。
ハナビシソウ園、隣の旧新井家とは。
 江戸時代から代々、名主を務めたという新井家の住宅を移築復元したもので、町営の郷土資料
 館の一部として公開している。江戸中期の築造と推定され、栗板に石を置いた屋根が特徴。
 国指定の重要文化財。内部も見学でき、当時の生活の様子が分かります。

おまけ 
 長瀞といえば岩畳やライン下り、桜の名所として有名な観光地です。通り抜け桜や宝登山の
 蝋梅開花時期にも度々訪れている、大変馴染のある場所です。
 ちなみに今年の初詣は宝登山神社で、初登りは宝登山でした。
 
天候 : 晴れ
出会った人=百人以上。 ※釜伏山のみ貸切   全く当てにならない疲労度:★☆☆☆☆

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