両神山  標高1,723m  標高差、約490m  歩行距離、約6.5km  yahoo地図
八丁隧道登山口(9:42)⇒八丁峠(10:18)⇒行蔵峠(10:50〜10:58)⇒西岳(11:00)⇒
東岳(11:45)⇒両神山(12:12〜12:50)⇒東岳(13:10〜13:22)⇒西岳(13:53)⇒
八丁峠⇒(14:28)⇒八丁隧道登山口⇒(14:52)
 (歩行時間・往:2時間22分 ・復:1時間50分 ・全所要時間:5時間10分) am9:42〜pm2:52 
※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません
日本百名山の両神山は、秩父多摩国立公園の一角にある標高1,724mの山です。独特のギザギザが際立つ、特異な山容として知られている山で、イザナギ、イザナミの二つの神を祭っていることから両神山とつけられたという言い伝えや、日本武尊がこの山を見ながら8日間歩いたということから八日見山と名付けられたという伝説などを含めて、山名については多くの説があるみたいです。
 
 デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
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21年の日向大谷コースへ
先月、金山志賀坂林道が通行止めだったので急遽、二子山への山歩きに変更しました。今回は事前に小鹿野町役場に確認し、リベンジです。両神山は1年振りで、前回は一般的な日向大谷コースから歩きました。
今回も恐竜の足跡付近のトイレ付駐車場に深夜に到着し、寝つけのハイボールを飲んで車中泊!8時に起きて支度を整え出発です。R299号線を秩父方面に向かい志賀坂トンネルを抜け、すぐに右折します。しばらく志賀坂林道を走ると正面に両神山の山容が見えてきます。
八丁トンネル手前右の駐車場には私の車で6台目でした。埼玉からお越しの若い三人衆の後を10分遅れでスタートします。東屋とトイレ完備ですが・・・。水場はありません。
登山届と筆記用具が工具入れの中に入っています。登り始めからすぐに鎖場があり、ジグザクした急登の連続で一気に標高を上げていきます。

有酸素運動が落ち着いた頃、上落合橋からの分岐の八丁峠に到着します。展望台の標識があり、ベンチも設置されています。埼玉からお越しの若い三人衆に道を譲ってもらい鎖場と岩場の連続をどんどん進んで行きますが、何時もと違い連続した鎖場はペース配分が分からなくなってきます。

途中、随所にヤシオツツジが咲いているので驚きです。急登の長い鎖場で小団体さんとすれ違い、しばらく交差休憩です。

目の前のおじさんが足を滑らせ、鎖にしがみ付いて宙ぶらりんになってしまいましたが・・・。無事に着地に成功して、お互い(^。^;)ホットしました。やがて見晴しの良い行蔵峠に到着!

本日は気温が高く、汗を吹き出しながらの岩場登りの連続ですので体力を予想以上に消耗し、早くも3本目のミネラルのペットボトルに口をつけます。
西岳へ到着し、ひと息いれます。とっても見やすい、スペシャルな八丁尾根地図で現在地を確認します。(ポレポレ隊のママさんの両神山HPより借用し、プリントアウトしました)東岳に行くには一旦、標高を下げてからの鎖場の登り返しになります。
大岩の抉られた場所があり、緊急の時は避難出来そうです。やがて冷たい風が吹き上げて何とも心地よいです。どうやら風穴みたいです。
やがてキレットみたいな登り降りが東岳まで続き、崖登りになります。多くの鎖場を、腕力主体に登っていきます。
痩せ尾根道にはヤシオツツジが元気に咲いていますので、癒されながら歩いていきます。
急な鎖を登りきると龍頭神社奥宮の祠が祭られていました。
アップダウンも半端じゃなく、これでもどうだ!と言うほどの鎖場にうんざりとしながらも、楽しんで登っていきます。
東岳に到着です。ベンチで若いご夫婦が食事を楽しんでいるので気を使い素通りします。ここから剣ケ峰までは歩き易くなります。
緩い鎖を過ぎると両神山(剣ケ峰)の山頂に到着です。狭い山頂には15人以上のハイカーで賑やかっていて、ほとんどの方は日向大谷コースから来たみたいです。岩の頂上の脇には三角点が置かれ、角の方には展望表示盤もあります。

昨年来た時は貸切山頂だったのですが、今回はヤシオツツジの咲くシーズンなので山頂は満席状態です。ザックを岩場の端へ置き、ゆっくり展望を楽しみます。登ってくる人と下山して行く人の流れの入れ替えがいい感じでした。
お湯を沸かし何時ものカップヌードルと鮭の切り身入りのおにぎりで昼食です。山頂はハイカー達のしゃべり声が尽きない、憩いの場になっていました。
富士山もはっきり見え、八ヶ岳や奥秩父の山々も望む事が出来て大変満足です。ゆっくり休憩したので下山開始です。
途中、八丁峠付近で追い越した三人衆とすれ違います。若干1名、素人がまぎれ込んでいました。ツワモノの素人君は始めての登山デビューだそうです。買ったばかりのスニーカーと普通のGパン着用で、おまけに食料はバナナ1本だけ!と言う事で、予備にもっていたセブンのわかめ御飯のおにぎりをプレゼントして、お山の交流を深めます。※大変と喜んでくれましたので幸いです。

飯能市からお越しのナイスな若者三人衆で、ほのぼのさせられます。右端が素人君ですが、なかなか頑張っていました。 ※若いって良いですね!・・・山頂で昼寝をしますと言ってたが、無事に帰って来たのでしょうか? ※もちろん掲載許可を頂いています。
東岳山頂に戻ってきました。山頂は狭いですけどベンチも設置してあり、しばらく休憩をしながら眺望を楽しみます。
途中に滑車や櫓の跡があったので、材木の切り出しでも一昔にはしていたのでしょうか?八丁峠を過ぎスタート地点の八丁トンネル駐車場が眼下に見えてきました。
駐車場からは二子山の独特な全容が、西陽に浴びながらはっきり見えます。
志賀坂林道には沢山のツツジが綺麗に咲いているので車を降り、ミツバツツジにカモフラージュしていたツツジを観賞します。
下久保ダム沿いの462号線は、数ヶ所にわたって道路工事中の情報が入ったので、ドライブ方々、R299から140号経由で深谷の花湯の森へ向かいます。花湯の森は12才以下の方は、入場を御遠慮ください!なので今回も静かにゆっくり疲れを癒せました。
  おまけ
 日向大谷から登った両神山と八丁尾根側から登った両神山は別物に感じ、ギザギザ部分の半
 縦走コースは歩くと言うより、トレーニングといった感じの岩場と鎖場の連続で、何時もと違って
 ペース配分が分からず、予想以上に体力を消耗してしまいました。しかしながらコースは大変
 メリハリがあって面白く、私の場合は定期的に登りたくなるようなコースでした。

○天候・晴で暖か陽気 
○出会った人=多分、25人位で山頂は賑やかでしたが、八丁尾根コースは静かでした。
○全く当てにならない疲労度 ★★★☆ ※次ぐ日は腕まで久々の筋肉痛でした。

※埼玉からお越しの三人衆さん達、特に素人君、両神山をきっかけに山歩き励んでくださいね。

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