嵩山

嵩山  (たけやま)789m 中之条町    mapion地図    

《行程》  表登山口⇒見晴台⇒小天狗⇒不動岩⇒胎内めぐり⇒中狗平⇒大天狗
     大天狗⇒一升水⇒東登山口  (往路80分  復路30分 全所要時間110分 ※小休憩込)    

嵩山は中之条にある山で、国道353を渋川方面から中之条に入って正面右に見える最初の山です。間近で見ると山肌が隆起し、東南面は切り立った岩肌、西北面は見渡す限り、見事な景色が広がります。先日登った岩櫃山と、山のタイプは似ています。
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道の駅「霊山たけやま」に到着します。やはり新聞の影響かわかりませんけど、平日の昼前ですが駐車場は、ほぼいっぱいです。鯉のぼりが沢山架かっている先の岩は男岩で、山頂の中間地点位です。
早速、山登りの支度をしてスタートです。視線を感じます!沢山の人の中、ザックをしょっているのは私だけですので、曇ですけどサングラスをかけてみます。

たけやま公園を芝桜鑑賞をしながら、しばし足慣らしです。左手の表登山口から登り始めます。

  
こども広場があり、大きな滑り台もあります。まずは1番と書かれた石碑と観音様を右手に見ながら登り始めます。三十三の観音様がコースに祀られている霊山です。

歩き始めてすぐに、気持ちの良い挨拶をして老夫婦を追い越します。すぐに見晴台へ到着しますが、視界が悪く中之条の街並と近くの山が確認出来る程度です。もちろん榛名山の姿は影も形もございません。

岩登り禁止の立札が要所にあります。・多分、ロッククライミングの岩登り禁止と勝手に解釈です。観音様・石仏が沢山安置されていますので、途中までは順番を追って確認しましたが、何時の間にやら忘れていました。

 
坂を登りきると天狗の広場に出ますが、そのまま小天狗に向かいます。頂上は狭い岩場で360度の景色は見渡せそうですが、南面はガスッています。今から向かう不動岩がいい感じで見えますが、少し険しそうです。

  
不動岩は近いですが、へなちょこな道なのでテープを目印に向かいます。細めの鎖場を登ります。

 
不動岩頂上には不動明王が祀られています。この場所も眺めは良く、先ほどの小天狗から大天狗を見渡せます。深呼吸をしてから鎖場を下がります。胎内くぐりの分岐にある東屋でつつじが咲いていました。

  
胎内くぐりは、どうやってくぐるの?状態です。すり抜けるという感じで体を横にすれば小柄の人なら何とかくぐれるのかな?しかたなく、岩場を右廻りして裏側の出口へ行きます。

胎内くぐりの裏側は観音様が3体、祀られていました。 少し下り十四・十五番を通りすぎるとコースと違うみたいなので胎内くぐりの分岐まで戻ります。途中!ニホンカモシカを発見!目が合った瞬間、岩場を軽快にドスッドスッ!と音をたてて逃げていってしまいました・・シャッターは間に合わず残念です!

 
経塚の手前には小振りの石仏がコの字型に、ずらっ~と並んでいます。それぞれに個性のある表情をしていました。経塚の桜で、幹から直接でた小枝から桜が咲いていますが、他は散っていました。

 
ここから大天狗頂上までは鎖の連続ですが、傾斜はきつくないので端っこから岩にへばり付いて登れば、鎖が無くとも登れそうですが、せっかくなので使います。・・・とにかく長くて途中で飽きます。

 
最後の鎖を登りきると大天狗の山頂に到着です。ガスが無ければ景色は最高みたいです。直下のゴルフ場ではパットを沈めている姿が見えます。頂上から下りて、何時ものホット珈琲をいただき撤収です。 ※長い鎖場は行楽日にはさぞかし登りと下りが渋滞しそうですね!

 
迫力のある岩壁が現れます。岩上の隙間から水がポタポタと落ちる湧き水が「一升水」と名づけられているみたいです。でっかい岩壁は道に覆いかぶさっていて見応えがあり,ここにも数体の観音様が鎮座しています。少し下ると駐車場が見えてきてアット言う間に下山完了です。

 
山麓には親都(ちかと)神社があり、一廻り見学方々歩いてみました。神木とされる親都神社の大ケヤキは、樹齢700年、樹高15m、目通り幹周9.7mと記されています。県指定天然記念物で、県下では二番目に大なケヤキと言われているそうです。  ※ザックを背負った、お仲間がいて、強気になります。

 
たけやま館の南側にある、寄棟造りの茅葺き造りの「そば処けやき」で天ざるそばを頂きます。こしがあり結構旨い!750円とはリーズナブルな価格です。。

そば処けやきで読んだ本日の上毛新聞で大きく掲載されていました!下記が記事の内容です。「中之条町五反田の道の駅・霊山たけやまで、約2万株のシバザクラが見ごろとなり、白やピンクなど鮮やかに色づいた花を目当てに家族連れらが訪れている。名勝の嵩山(たけやま)のふもとに位置する道の駅では、登山道へとつながる約2000平方メートルの斜面でシバザクラを育てている。道の駅によると、シバザクラは植栽場所によって順番に見ごろを迎え、5月中旬まで楽しめるという」

 
今にも泣き出しそうな天候になってきました。静かな温泉でゆっくりしたいな~と思うと、四万温泉清流の湯が浮かびます。清流の湯は今回で6度目の訪問になりました。県外ナンバーの車3台で、計5台のみでした。四万の清流を見ながらの露天は貸切で入れました。※嵩山から四万温泉までは20分位でいけます。

おまけ
 登り口が霊山道の駅と公園になっていて、駐車場・トイレの心配は無用です。そば屋もあるので
 昼食も食べられます。低山ですけど眺望がよく、短時間で鎖場等を楽しみながら山登りができる
 お手頃な良い山です。

  
 天候・曇りのち夕方は小雨
 出会った人=嵩山で5人 ふるさと公園たけやま付近には大勢いらしゃいました。
 疲労度:★☆☆☆☆



おまけ! 登山口には意味深い告知板あります
岩登りをしないでください。
この嵩山は昔から五反田村の信者の山です。死んだ人の霊があつまる所として山全体を信仰した霊山で、ハーケンやボールドを打ち込むと、隙間から水が入り冬になると氷となって岩を崩くずします
・・・と書かれています。



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