・谷川岳 標高1977m 標高差、約1,200m 歩行距離、約7.0km
厳剛新道登山口(8:35)⇒第一見晴(9:20)⇒西黒尾根分岐(10:30)⇒トマの耳(12:00~12:25)⇒
オキの耳(12:40~13:15)⇒分岐(14:20)⇒西黒尾根登山口(15:45)⇒厳剛新道登山口(16:00)
(歩行時間6時間25分:全所要時間7時間25分) am8:35~pm4:00 yahoo地図 |
梅雨が明け瑞牆山を予定していましたが、猛暑日の連続にふと涼しそうな谷川岳を思い立ち、まだ歩いた事がない巖剛新道から爽快に歩いてみました。山頂部は双耳峰になっていて、南峰がトマの耳、北峰がオキの耳(山頂)と一般的に呼ばれています。 ※4回目になる谷川岳を、初めて登る後輩とゆっくり堪能してきました。 |
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7月からは群馬のお山が遠くなり、谷川岳にも安易に行けない距離になりましたので、猛暑の埼玉から高速深夜割引を使って、涼しい一ノ倉沢のトイレ付き駐車場で3時間ほど仮眠です。一ノ倉沢の冷たい沢水で顔を洗ってリフレッシュ!しばらく豪快な景色を見ながら、早朝の散策を楽しみます。
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一ノ倉沢から厳剛新道登山口まで移動し、支度を整えます。ランダムに15台位の駐車スペースがあり、白毛門方面の景色が絶景です。
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駐車スペースからはマチガ沢の上に、雄大な山頂が私たちを待っている感じでした。登山口ではご年配の男女7人組みの小団体さんに記念撮影を頼まれ、バッチリいい感じでしたが・・・。はたして山頂まで何人たどり着くのでしょうか・・・?と、いつもの独り言を言いながら登り始めます。
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雑木林の隙間から右手にマチガ沢を望みながらの沢歩きは心地よく、少し頑張ると風通しの良い第一見晴に到着です。
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体力ををつける為にザックを重くし、ミネラルのペットボトルを8本ザックに入れ、うち半分は凍らせて持ってきました。丁度いい感じで融けて飲み頃になり、実に美味い! しばらく無言で連れと景色を堪能します。
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マチガ沢の雪渓です。写真では分かりずらいと思いますが、数メートル以上の厚さです。岩場の上部には鉄の梯子が付けられて、なんとも歩きにくい感じでした。
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急坂を登って後ろを振り返ると、白毛門・笠ヶ岳・朝日岳が見え、爽やかな風が沢より吹き上げ、実に心地よい気分です。
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岩場を登り込んで少しすると西黒尾根からの分岐と合流し、森林限界を越えます。辺り一帯は絶景が待っています。
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心地よい風に吹かれ、気分も上々!厳剛新道登山口方面から天神平尾根とロープウェイ山頂駅が見えてきて、後方には赤城山・子持山・榛名山が見えます。
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涼しいそよ風に吹かれ、美味しい空気と冷たいミネラルを飲んで、なんだか得した気分で、時折すれ違うハイカーと笑顔で挨拶を交わします。
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コオニユリ・キスゲ等の花が随所に咲いていて、殆ど後輩はお花観賞タイムに入っています。
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数ヶ所の鎖場を登りますが、後輩も難なく後に着いて来ますので、ノンストップで登っていきます。
※カインズ製のMy手袋は連れに貸したので素手で登りましたが、何とも鉄臭くなります。
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日頃の過ちを反省しながら“ザンゲ岩”を通過すると、天神尾根からの見なれた眺望が開け、中年のご夫婦らしき人が実に大変そうに登っていました。
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雲行きが怪しくなり、一瞬の間にガスにまかれ残念ながら視界が利きませんが、何とも冷たい風が吹き、熱くなった体を心地よく冷やしてくれます。
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天神尾根から合流すると急に賑やかになって来ました。最初の双耳峰のトマの耳(1963.2m)は満席状態なので、手前に戻った広い場所で何時もの昼食を頂き、ガスが抜けるのを待ちますが・・・。
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行列を追い越しながらオキの耳(1,977)に到着です。先ほどから何処からか『ヤッホ~!ヤッホ~!』と聞こえてきます・・! オキの耳のノゾキ側の絶壁手前でお湯を沸かしいつものコーヒーを飲んで、時折、ガスの切れ間から見える景色を楽しみます。
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今度はすぐ近でく『ヤッホ~!ヤッホ~!』と! そうです。赤い服の麦わら帽子のおじさんが、先ほどから噂のヤッホーおじさんでした。ゆっくり休んだので下山開始です。 ※視界不良なので今回は一ノ倉岳方面は断念しました。
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連れの調子も良さそうなので、下山は西黒尾根経由で下がっていきます。ガスの動きが風に巻き込まれて目まぐるしく変わり、辺り一体の景色を幻想的に変えていて動画を見ているようでした。厳剛新道登山口一緒だった、ご年配の男女7人組みの小団体さんのうち、3名様とすれ違い、『早いですね』と言われましたが・・・。ゆっくりでしたけど。他の4名様はリタイヤしたのでしょうか?
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ガスの下に出ると気温が上昇して蒸してきますが、時々吹き上げるそよ風に助けられます。急坂の難所を楽しみながら、お連れも難なく標高を下げてきます。
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赤い帽子がトレードマークの道標の少し前辺りで、連れは松戸市からお越しの男性二人組とペースを合わせていきます。厳剛新道登山口から西黒尾根登山口まで車を回すので、私はいつものチャッチャカ下がりで数人のハイカーを追い越しながら先を急ぎます。
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鉄塔を過ぎ、唯一の水場で頭から水を被り、リフレッシュ!西黒尾根登山口から車道歩きで厳剛新道登山口に到着し、車で西黒尾根登山口まで行きますが、連れは見当たらず・・・・・。再び、水場まで登り込んだところで合流です。
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連れと同じペースで下がって来た、松戸からお越しの通称“さぶろうさん”と相棒の“登山デビューさん”も一緒に私の車に乗り、ロープウェイ駅まで送りましたが、とても感じの良い方でした。左側の“さぶろうさん”は学生時代、ワンダーフォーゲル同好会に所属していて百名山歩きをしていたそうです。帰りは湯テルメ谷川で汗を流して疲れを癒します。
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おまけ
前回は西黒尾根登山口から登りましたので、今回は以前から気になっていた厳剛新道登山口
からです。最初は緩やかな沢歩きで眺望が結構良いので意外と楽でしたが、徐々に勾配は
きつくなり、森林限界を越えると難儀な岩場が続き、相変わらず足腰に、いい感じでした。山頂
を取り巻いていたガスが、盛夏の山歩きに、上越国境の自然の涼しさを沢山くれたので、今回
はガスッていても満足です。連れも頑張ってくれたので西黒尾根を楽しみながら下がれて満喫
しました。
天候 : 晴のちガス!のち晴れ 全く当てにならない疲労度:★★★☆☆
出会った人 ・厳剛新道(少数) ・谷川岳(賑やか) ・西黒尾根道(少数)
・さぶろうさん、来月の富士登山、仲間の皆様と無事に楽しんできてくださいね。イケ面のお連
れさんも谷川岳を機会に、山歩きに励んでください。また何処かで会いましょう! |