武甲山 標高1,304m 大持山 標高1,294m 小持山 標高1,273m 標高差約750m 歩行距離約9.7q
行程 生川一の鳥居駐車場(8:54)⇒武甲山登り口(9:24)⇒大杉の広場(10:10〜10:16)⇒武甲山(10:55〜12:02)⇒
シラジクボ(12:15)⇒小持山(12:50)⇒大持山(13:23〜13:33)⇒妻坂峠(14:14〜14:20)⇒生川一の鳥居駐車場14:54
武甲山までグループ登りの為、ゆっくり (ミニチュアダックス連れ)
(歩行時間4時間31分:全所要時間6時間00分) am8:54〜pm14:54 yahoo地図 map
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武甲山麓にはいくつもの巨大な石灰・セメント工場が聳え立ち、ダンプカーの往来の数は圧巻です。山頂付近まで削り取られた痛々しい山肌は、山体の北半分が石灰石で出来ているために背負わされた宿命だったのでしょうね。採掘は大正時代から始まり、昭和40年ころから急速に山容を変えてきたそうです。秩父側から望むその山容は荒々しく削られていますが、ピラミダル的で堂々とした風格です。武甲山は奥武蔵の秩父の主にふさわしい存在感を示している、日本二百名山の一座です。 |
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武甲山はR140・R299等を車で走ると、山肌が削り取られたピラミダル的な山容で、一番、目につきやすいです。なんだか痛々しい山に見えます。しかしながら、大・小持山側から見る武甲山は無傷で、奥武蔵の風格ある優しげなお山に見えます。昔は何処からみても優しい山容だったのでしょうね。
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前回来た時より、大分削られていました。巷では有名なコンクリート工場の秘密基地(?)を通り抜けて行きます。スケートが出来そうなアイスバーン広場のような一の鳥居駐車場に到着です。
ここが御嶽神社の一丁目になります。※WCはありません。
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登山届ポストが設置してあります。 駐車場を過ぎると永遠と休業中の茶屋などの建物があります。三丁目の奥の沢は凍っていました。
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生川沿いの清流を左に見ながら、コンクリートで舗装された林道をしばらく歩きます。 すぐに魚の養殖場?のような施設があり、ワンコは興味深々です!
池の前を通り過ぎるとシラジクボとの分岐があります。
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コンクリート道が終わり、十二丁目の石柱から本格的な山道に入ります。補強された十六丁目の石柱が毎度の如く、目を引きます。表参道を登って行き、程なく不動の滝に到着。滝つぼから竹の樋が伸びていて、コップも設置されている不動の滝の水場です。仲良く順番にご賞味です。
冷たくて美味い!
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不動の滝のすぐ先に、数年前に新しくなった吊橋があり、ワンコは木橋を渡りにくそうな表情でした。渡ると山道らしくなります。武甲山御嶽神社参道と書かれた石柱を過ぎると、植林された杉の林は同じような景色なので、ただひたすら登る事になります。
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名物!枯れた大木を過ぎると少し広くなっていて、平地になっている「大杉の広場」到着です。標高1000m地点で山頂までは60分の表示があります。大きさが均等の杉の林ばかりで、やたらと大きくて立派な杉の木に圧巻です。
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メンバーのM子が両手で囲うと大杉の大きさが分かり、見上げるばかりの巨木です。 今度は、杉の穴に手い入れると後ろでは、S子が意味不明の拍手! 大杉広場過ぎてからは、全面雪に覆われます。
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雪が凍っているので、みなさん途中で軽アイゼンを装着しています。しかしながら四駆のワンコは積雪でも大丈夫!みんな遅いなぁ〜の表情です! 神社手前にトイレがありますが、冬季閉鎖中です。メンバーを待っている間に、遅ればせながら軽アイゼンを装着しました。
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道中には、一の鳥居の一丁目〜登山道の各所に丁目石が置かれています。 御嶽神社は最後の五十二丁目です。神社の左脇を上がっていくと第一展望所で、眺めが良いです。ここが俗に言う武甲山山頂です。展望方向盤が設置されていています。(最高地点と三角点は別々の場所にあります)
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道中サングラスを拾って届けた桐生市の方のグループと一緒でしたので、賑やかな第一展望所になりました。両神山から西上州の山並み、遠くに雪を被っている山々が見えます。
ワンコも登頂記念のワンショット!
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第二展望より最高地点に移動です。眼下は圧巻の景色! 足元まで迫る石灰採掘場、秩父盆地や西上州の展望が広がります。
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眼下には、採掘場の重機が小さく見え、まるでおもちゃのようです。今朝ほど通り抜けたコンクリート工場の秘密基地の全容も眺められました。
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第二展望所の下にある武甲山の二等三角点は、鐘撞堂上の草むらの中で雪に覆われていました。鐘撞堂の鐘は小振りですが、木槌で叩くと、ひと際甲高い音色で鳴り響きました。
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休憩所脇で軽い昼食です。冷たくなっても美味しく頂ける、セブンの「焼おにぎり もっちもち磯辺巻」はお勧めで〜す!
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浦山口との分岐です。武甲山を後にして、メンバーに別れを告げ、ワンコとシラジクボまでの急下降を開始! この付近は日当たり良好ですので、しばし雪はありません!正面には今から周回する小持山と大持山が見えています。
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残雪の「シラジクボ」の鞍部に到着です。“持山寺跡“を経由した生川登山口までのエスケープコースもあります。小持山までは急になったり、緩やかになったり、岩場になったりして面白いです。反対周りで来た可愛いレディーにワンコはエールを頂いていました。レディーの愛犬もミニュチュアダックスだそうです。ワンコは四駆で頑張ります。岩場も助走をつけて、大丈夫!
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貸切の小持山(1,273m)でひと息です。 振り返って、無傷のやさしい山容の武甲山!武甲山と小持山はほんの31m違いです。
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小持山を通り過ぎ、岩場の展望場所には武甲山でお会いした先客がランチ中でした。私と同じ周回コースだそうです。両神山〜浅間山方面 。真っ白な八ヶ岳も見えます。以降は貸切道中となります。
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アイスバーン地帯も随所に現れて、慎重に歩きます。狭い岩場に挟まれ、時折ワンコも立ち往生です。 大持山まで
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ファイト!
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程なくして大持山(1,304m)へ到着です。視界が良ければこの頂から富士山も眺める事ができます。美味しいチキンを頂き、ご機嫌なワンコです。カレーヌードルと思いきや、武甲山でお菓子を食べすぎました。
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妻坂峠へ向ける稜線と、武川岳〜伊豆ヶ岳の山並等、奥武蔵方面の景色を眺めます。
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直線の下り坂です。やがて鳥首峠と妻坂峠の分岐に到着すると一気に眺望が開けます。 鳥首峠と妻坂峠の分岐からは、幅広でほぼ真っすぐな急降下をしばらく下がります。
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妻坂峠へ向けた日蔭の急斜面はガチガチ状態で、軽アイゼンでは難儀です。 四駆のワンコも滑って走行不能になってしまいました。すぐさま抱っこして、ジャケットで温めながら慎重に走行です。妻坂峠に近づくと緩やかになり、雪も無くなり何よりです。前方は武川岳です。武川岳まで行こうか迷いましたが、ワンコが寒そうなのでやめました。
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妻坂峠は鎌倉時代から歴史のある峠で、戦国武将畠山重忠の伝説があります。昔は秩父と江戸を結ぶ重要な交易路のひとつだったみたいです。このお地蔵さんは、昔から多くの人々を眺めていたんでしょうね・・・。
妻坂峠からは山道が一気に狭くなり、生川の一の鳥居へ向けて下がります。前方には榛名山がぼんやり!
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すぐアイスバーンになり、軽アイゼンでは利きません!10本爪アイゼンを持ってきた甲斐がありました。 10本爪のアイゼンはガッチリ食い込みます。ワンコを抱っこしながら、慎重に歩行します。後続のソロの若い方は大丈夫でしょうか?とふと思いました。
頑丈になった橋を渡るとまたアイスバーンです。やがて雪は無くなり、林道を横切ります。
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一の鳥居駐車場に帰着です。武甲の肩でお会いしたグループと一緒になりました。愛想の良い山ガール達にワンコは優しくなでなでしてもらいご機嫌です。 氷点下5度以下です。閑散とした駐車場はますます、スケートも出来そうなアイスバーン広場になっていました。
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本日歩いた武甲〜大持周回コースが上記の案内板で分かります。コンクリート工場の秘密基地?から抜け出します。武甲の湯と思いましたが、本日は頑張ったワンコをシャンプーしますので、まっすぐ帰ります。
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おまけ
今回で6回目の訪問になった武甲山で、周回コースは3回目となりました。
一昨年は、子の権現から浦口山へのコースでした。
見る度に山は削られて、山容が変わって行くのが良く分ります。
仲間のさいたま探索チームと武甲山まで一緒の行程で久し振りに歩きます。
探索チームのリーダーは、「日本山岳会のメンバー」になったそうです。
大持山以降は凍結個所が多くなり、ワンコは難儀な歩きになってしまいましが、
時々、足の短いワンコを抱え温めながらの、残雪の歩行となりました。
この時期いつも軽アイゼンをザックに常備していますが、
安全の為、スノーシューと12本&10本アイゼン、ピンスパイク長靴は車に積んでいました。
生川一の鳥居駐車場が凍っているので、ザックに10本爪アイゼンを入れたのが安心して歩ける要因となりました。
天候・晴れ
出会った人:武甲山まで30人位 以降駐車場まで6人
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆
今までワンコ(ミニュチュアダックスのnanaco)が登った主な山 ※犬嫌いの方には申し訳ございませんが・・・。
【群馬の山】
草津白根山、志賀山、笠ヶ岳、横手山、芳ヶ原、浅間隠山、小浅間山、袈裟丸山、鳴虫山、半月山、鹿俣山、天神平(田尻尾根)、
三国山、水沢山、榛名富士、物見山、黒檜山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山、五輪尾根、物語山、白雲山、牛伏山、御嶽山、桜山、
子王山(藤岡二千階段)、碓氷峠旧中山道、アプトの道、観音山、庚申山、崇台山、吾妻山、茶臼山、太田金山
【埼玉の山】
伊豆ヶ岳〜子の権現、棒ノ折山、日和田山〜物見山、スカリ山、宝登山、大霧山、堂平山、官の倉山、陣見山、観音山、鐘撞堂山
【その他】
天城山、石割山〜大平山、大小山〜大坊主山、大岳山-御岳山、大源太山〜七ッ小屋山、飯士山
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