白馬岳 標高2,932m 杓子岳 標高2,812m 鑓ヶ岳 標高2,903m 累計高低差約2,380m 歩行距離約21.7km
猿倉荘(5:03)⇒ 白馬尻小屋(5:56〜6:08)⇒避難小屋(8:16)⇒村営頂上宿舎(09:03〜09:05)⇒
白馬岳(9:42〜9:47)⇒白馬山荘(9:59〜9:20)⇒丸山(10:36〜10:38)⇒杓子岳(11:26〜11:30)⇒
鑓ヶ岳(12:14)⇒鑓温泉小屋(13:37〜14:02)⇒水芭蕉平(16:06)⇒猿倉荘(16:30)
(歩行時10時間16分:全所要時間11時間27分) am5:03〜pm16:30 yahoo地図 ヤマレコへ!
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山麓の村の名前は「はくばむら」だが、本来の山名は「しろうま」である。例年五月上旬ごろに、山腹に現れる雪形が代掻き馬の形をしていることに由来するといわれる。つまり、代掻き馬が「代馬」になり、それが「しろうま」に転化したという説である。北アルプスの北端部を代表する高山で、長野県、富山県、新潟県の境をなしているが、南から眺めると右に傾いているように見える。急崖の谷間に、膨大な積雪によって形成される大雪渓が夏には出現し、富山県の剣岳と、ここより南部にある北ア・針ノ木岳とともに日本の三大雪渓の一つに数えられている。白馬の大雪渓は、夏には圧倒的な数の登山者を迎えて、ときには蟻の行列のようにさえ見える。なお、積雪期ともなれば一週間風雪が続くこともまれではなく、白馬岳一帯は世界最悪気象地域の一つにあげられている。
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白馬岳の訪問はウルップソウが見頃になる来週以降の予定でした。梅雨の晴れ間の土曜日は快晴マークが付いたので、思いたったように咲き始めたウルップソウを見学方々、白馬三山へ向かいます。以前白馬三山は不帰キレット経由の唐松岳でしたので、周回は初めてです。 前回の満開のウルップソウ
2014.07.12 前々回の白馬岳〜唐松岳 2011.08.28〜08.29
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猿倉駐車場に22時前に到着して、ハイボールを美味しく頂き車中泊!4時15分に起床して、軽い朝食を頂きます。昨晩は数台だった車が30台以上になっていた。
猿倉壮にて登山届を提出!WCをお借りして出発!
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細い木橋が増水している林道に架けられています。 ニリンソウ! サンカヨウ!
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タニウツギ! 石に彫られた名文句! やがて白馬尻小屋(1,560m)に到着!本日は暑いので半凍りのミネラルを美味しく頂きます。
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オオバミゾホオズキ! キヌガサソウ! ベニバナイチゴ
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大雪渓ケルンを少し過ぎてからは雪渓歩きになりますので、10本アイゼンを装着して雪渓を楽しみます。緩んだ雪渓の状態から12本アイゼンがベスト!
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全長3.5km、標高差600mの白馬大雪渓は、日本一のスケールを誇ります。雪渓上から冷気が上がり、先ほどまで暑かったのが嘘のようです。まるで天然の冷蔵庫に入ったように涼しくなります。
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雪の反射光は強烈で眩しいので、日焼け対策とサングラスは必須です。落石に注意をしながら! 葱平手前でアイゼンを外し、急な登山道に入ります。でっかい石がゴロゴロあります。
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※上記の大雪渓案内図は白馬村のHPよりお借りしました。
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振り返って、妙高山〜高妻山方面! 戸隠山〜浅間山方面! しばし木道歩き
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ミヤマキンポウゲ! ハクサンイチゲ! シナノキンバイ!
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小雪渓のトラバースと杓子岳の岩峰・天狗菱! 2009年に再建の避難小屋!以前の小屋は雪崩によって全壊したとの事です。小屋横では、雪渓の雪解け水が吹き出しています!
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標高2,533m地点を示す国有林看板 咲き始めたウルップソウ! キバナシャクナゲ!
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ウルップソウと杓子岳と白馬鑓! 村営白馬岳頂上宿舎周辺は咲き始めたウルップソウが沢山!
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分岐正面は旭岳! 白馬山荘の後ろには尖がりピークの白馬岳
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高山植物の宝庫・白馬岳山頂下(2,832m)に位置する、日本最大の山小屋白馬山荘! 山頂直下のケルンに白馬山荘創始者「松沢貞逸」 翁のいレリーフがありますので見学!
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山道の両側はお花畑、キョロキョロしながら歩いていると、ツクモクサ発見! 可愛いウルップソウ!
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オヤマノエンドウ! ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ!
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歩いて来た白馬大雪渓を右の眼下に!
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白馬尻小屋のアップ! こちらの稜線歩きは宿題に!
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ウルップソウは下から咲き始めます。! つぼみかけたツクモグサ! 終盤のツクモグサ!
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今回で3度目の訪問となる白馬岳山頂!一等三角点と立派な方向版が設置されています。 後方は剱岳!
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白馬山荘へ戻ります! 前回と同じベンチに座り、おにぎりとカレーヌドルを美味しく頂きます。 分岐を真っすぐ!
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旭岳との分岐を唐松岳方面に進み、小ピークの丸山から眺めた白馬岳と白馬山荘で手前は村営頂上宿舎! 丸山より旭岳!
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杓子岳〜白馬鑓ヶ岳! 立山-剱岳!
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残雪をアイゼンなしで慎重に横断! 向かう杓子岳〜白馬鑓ヶ岳が近くに見えて来た! 杓子岳へは巻道もあります。
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ハクサンイチゲ主体のお花畑! ミヤマキンバイ主体のお花畑! キバナシャクナゲ!
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オヤマノエンドウ! ミヤマキンバイの群生! タカネツメクサ!
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杓子岳より旭岳〜白馬岳! 山頂でひと息!
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唐松岳-五竜岳-鹿島槍ヶ岳が縦に並んで! 貸切歩行で鑓ヶ岳へ!
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振り返ってダイナミックな白馬岳〜杓子岳!
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ウルップソウと鑓ヶ岳! 若いトレランの方達が颯爽とかけて行く!
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鑓ヶ岳で先行者に追い付く! 5年前に歩いた不帰ノ嶮〜唐松岳へ続く稜線!今回はコルの分岐を左の鑓温泉へ!
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分岐を下がった場所の群生! もうすぐ満開! ハクサンイチゲの見納め!
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再びアイゼンを装着して最初の残雪は足スキー状態で急降下!アイゼンを外して以降は、残雪と夏道を慎重にコース取りをします。
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山道の脇は大量の雪融け水で滝状の川! 夏道を進んで行くと鎖場、 難易度は低いですが濡れていてスリップしやすい!
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シラネアオイの群生! シラネアオイの単独! ミヤマキンポウゲ!
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夏道を進んで行くと残雪で寸断され歩行不能!戻って残雪歩きで鑓温泉へ! 休業中の鑓温泉小屋に到着! タオルと着替えは持参して来ました。
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爽やかな先行者2名が露天風呂をあがったばかり!入替で噂の露天風呂へ入ります。 貸切の露天は硫黄泉の泉質で素晴らしい解放感!しばし極楽気分で疲れを癒します。※そ〜っと入らないと沈殿物が浮くので静かに入浴!
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鑓温泉直下より残雪を下がって行きます。途中で左の夏道を見落とすとえらい事になります。鑓温泉より何度もトラバース気味で残雪を横断! 雪融け水が滝のように!
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ミヤマスミレ! キヌガサソウ! ミヤマツボスミレ!
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開けた所に出ると目の前に八方尾根の八方池山荘や兎平がクッキリと見える。 山歩きにとっておきの行動食! お花畑道!
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オオサクラソウ! 時々、サンカヨウ!
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マイヅルソウ! ニリンソウ! ハクサンチドリ
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蛙の鳴き声で賑やかな池塘! エンレイソウ! ショウジョウバカマ!
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見頃のシラネアオイ! 時々、イワカカミ! ミツバオウレン
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水芭蕉が沢山! 美人の水芭蕉! 可憐な水芭蕉!
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時々、ムラサキヤシオ フデリンドウ! ミネザクラ!
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若いカップルとワンちゃん!どこまで行くの? 大雪渓側の林道と合流! 予定より少し早く猿倉荘に到着!
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賑やかになっている猿倉駐車場! 帰路はお気に入りの「おびなたの湯」でゆっくり温まり疲れを癒します。入浴後はキンキンに冷えたコーラでスカット爽やか!
贅沢にも本日2回も極楽温泉へ入り、沢山歩いたのでお腹ペコペコ! 長野IC手前の右に洒落なラーメン屋を発見!緬屋蕪村で特製蕪村ソバを美味しく頂きます。
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おまけ
白馬大雪渓はシーズン前なのか?早朝スタートなのか?
数える程の登山者しかいませんでした。
雪渓は気温上昇の為か緩く、10本アイゼンでは滑り気味で良く登れません!
予備にステッキを持ってきたので、珍しく使うと快適な雪渓歩きとなります。
こんな緩い雪質なのでピッケルで登っていた方は苦労をしていました。
ウルップソウは咲き始めで、白馬岳より杓子や鑓方面の方が成長をしていました。
ツクモグサは残念ながら例年より開花が早く既に終盤に入っていました。
丸山からは貸切歩行になり、数名スライドしただけでした。
分岐より鑓温泉への残雪歩きは勢い余って滑りながら歩く感じでした。
夏道と交互になるのでコースアウトしないよう慎重に下がりました。
楽しみにしていた鑓温泉では爽やかな先行者2名と入替で、
運よく貸し切りでゆっくり入れました。
標高2,100m地点から湧き出す雲上の神泉と云われている露天風呂は、
解放感たっぷりで硫黄匂漂う極楽温泉でした。
鑓温泉直下の山道は虫だらけなので驚き!
常備している虫よけスプレーは今日に限って忘れてしまいました。
数か所刺されてしまって、
両耳はマギー審司状態になってしまいました(涙!)
私の知る限り白馬三山周回コースを日帰りで歩いていたのは
逆回りの方1名を含めて5名だけ!
運よく皆さんとお会い出来る事が出来ました。
白馬三山の景色や花々を写しながらなので行程だったので
デジカメ撮影枚数は1033枚にもなりました。
天候 晴れ!
出会った人 白馬岳大雪渓コース 30人位 杓子岳以降9名+トレラン5名
全く当てにならない疲労度:★★★★☆
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