日和田山

日和田山 標高305m  物見山 標高375m 歩行距離約9.4㎞  埼玉県日高市

行程: セルフ駐車場(11::25)⇒金比羅神社(11::48~11:58)⇒日和田山(12::03)⇒高指山
(12::17)⇒物見山(13::35~13:58)⇒北向地蔵13::25)⇒五常の滝(14::02)⇒
武蔵横手駅(14::28~14:47)⇒高麗駅駅(14::48)⇒セルフ駐車場(15::06)
(歩行時間2時間50分:全所要時間3時間41分)  am11:25~pm3:06 mapion地図
※ペースが早かったので、行程時間は全く参考にはなりません。
奥武蔵の山の中でも手前にある里山で、周辺の街から良く見えます。高麗側の登山口から容易に登れて、金比羅神社からの見晴しは抜群です。山頂には宝篋印塔がありました。今回は駅から駅へのハイキングコース「滝とのどかな高麗の山里への道」を通常の逆周りで歩きました。
ハイキングmapへリンク

407号線を狭山方面に向かいます。高萩の信号で右折して地方道15を走り、巾着田に入ってから最初のセブンが左にありますので、すぐ先の信号を右折して、日和田山登山口の小さい標識を左に入ると畑の中の駐車場です。※上記の写真は金毘羅神社からの景色です。


駐車場(無人の有料)は登山道入口の手前にあります。ライン引きで書かれた白線でスペースが仕切られています。備え付けの茶封筒に車のナンバーを書き、300円を入れて大きいい牛乳ビンみたいのに入れれば完了です!※領収書はもちろん出ません。上の方には無料駐車場が3台ほどありますが、既にいっぱいでした。

登山口のふるさとの森の公園には綺麗なトイレがあります。チップの敷き詰めた道にはステッキ厳禁の注意標識があります。鳥居をくぐり抜けると男坂と女坂の分岐です。今回も迷わず、左の男坂へと向かいます。水場で御賞味をしてから登り込みます。

 
男坂は面白く、自分で難易度の高い岩場を選んで登れ、腕力も使って登ります。しかしながら直に終了します。

岩場を登り切ると金比羅(ことひら)神社手前の鳥居の前に出ます。岩に書かれた眺望方向があり、見事な景色が広がります。眼下には高麗の里や巾着田が手に取るように見渡せました。

少しガスり気味ですが、丹沢~奥多摩の山々と副都心ビル群が確認できますが、今回も残念ながら富士山は見えませんでした。

日差しも良く気分爽快です。丸太のベンチのある休憩場所で、可愛いワンちゃん連れのご婦人と、暫く会話を楽しみます。高尾山等を相棒のワン子と一緒に歩かれているそうで、群馬の山も詳しかったです。

山頂に到着すると6人位の年配グループが、ようこそ標高3,000mの里山に!と、私に上機嫌で冗談を言っていました。小さな広場になっていて、眺めは先ほどの金比羅神社からのほうが、遥かに良いです。水分補給をし、物見山へと向かいます。

急な山道を下り巻き道と合流すると、緩やかな杉林の道になります。車道と合流し、右手に電波塔(NTT)がありますが立入禁止になっています。電波塔付近が高指山頂上みたいです。

高指山を過ぎて、左手に長閑な駒高の集落が見えてきます。右にはあずま屋と男女別の公衆トイレがあります。前回来た時、お休みだった「ふじみや茶屋」は、若者ハイカーが寛いでいましたので営業中です。

茶屋の先を行くと右手に物見山を示す道標があり、舗装は山道に入ります。途中右側に祠がぽつんとあり、すぐに鉄塔の脇を通ります。 『山を汚す登山者は、猿より頭の毛が三本?空き缶・ゴミ・良心は持ち帰ろうね』と意味深い看板が貼ってありました。

物見山頂は細長く広く、眺望は南側の景色が少し見えるだけです。遅い昼食になりましたが、鍋焼きうどんを貸切山頂で美味しく頂きます。山ガール、プラスα10歳ぐらいの単独女性が熊鈴を鳴らしながら、目の前を日和田山方面へ去って行きました。


物見山を反対に下り、巻き道と合流して北向地蔵へと向かいます。道標では北向地蔵1.55km、武蔵横手駅5.35kmと書かれていました。やがて心持、寂しい山道に変わります。二ヶ所位、巻道が左側にありましたが、迷わず真っすぐ進みます。やがて左側に小屋(祠?)があり、車道を一旦横切り進みます。

樹林帯の中の登山道は、ピーク歩きと巻き道あるきが随所にあります。ピーク歩きで行くと、眼下に北向き地蔵が見えてきます。地蔵尊は、北向きに立っている東屋の中で手厚く祀られている珍しいお地蔵さんで、悪疫を防ぐと云われています。山歩きの安全を願ってから出発します。車道を跨いだ場所に山道があり、左方面は五常の滝近道、右方面は土山・五常の滝と書かれた道標があります。迷わず、右の土山・五常の滝方面へ進みます。途中、ユガテ方面との分岐になりますが、左の武蔵横手駅方面を下がります。

植林帯の小道を下ると土山の集落に出ます。無農薬野菜販売所と書かれた幟の脇にはお墓があり、舗装路に出ますが、山道はガードレールの切れ間がら谷間の細い下りになります。突きあたりの三差路を標識通り、右の沢道へ下がっていきますが、砂利道と舗装路でハイキング気分とは程遠い感じでした。
やがて左側に五常の滝の入り口の道標があります。岩場に不動尊が祀られ、落差12m位の流れ落ちる五常の滝があり、小振りですが見応えを感じました。五常の滝は南北朝時代に地元の高麗一族の武者が出陣前に滝に打たれて身を清めたという伝説が残っているそうで、五常とは、仁・義・礼・智・信という5つの道徳のことみたいです。
滝を通り抜け車道出ます。私以外、誰~も歩いていない、駅へと向かう舗装路の林道は長く感じさせられます。やっと国道に突き当り、右側の武蔵横手駅に到着します。14:47分発に乗車します。※高麗駅まで140円です。
高麗駅前にはトーテンポールみたいな赤い棒が、堂々と二本立っていて「天下大将軍」 「地下女将軍」と書かれています。高麗という言葉からも朝鮮高句麗に由来し、将軍標という魔除けらしいです。帰りは湯郷玉川温泉でゆっくりと寛ぎます。アルカリのpH値が10.1と非常に高く、つるつる感とすべすべ感を味わえます。上記右の写真は温泉施設を撮り忘れ、湯郷玉川温泉駐車場の写真です。
 おまけ 


 約、2年振りの訪問です。今回は駅から駅までのハイキングコースを逆周りで歩いてみました。
 前半は賑やかでしたが、物見山を過ぎてから、静かな単独歩きになります。五常の滝は小振り
 ですが、見応えを感じました。ハイキングシーズンに入り、機会がありましたら、東吾野駅より
 ユガテ方面も含め、のんびりと歩いてみたいです。

 天候 : 晴れです。  出会った人=日和田山まで沢山です。 以降、おじさん1人だけ

 全く当てにならない疲労度:★☆☆☆
 
  


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