二子山  ・西岳標高1,166m  小鹿野町  2回目 (前回)

行程:民宿登人前の登山口(9:10)⇒股峠(10:05:ロス時間込)⇒西岳(10:48)⇒西峰
(11:30)⇒魚尾道峠(11:55~12:25)⇒R299合流登山口(12:40)⇒民宿登人前の登山口(12:45)
 (歩行時間2時間55分:全所要時間3時間35分)  am9:10~pm12:45  yahoo地図 

※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません
八丁峠より両神山へ登るべく、向かいましたが志賀坂林道は運悪く通行止め! 如何しよう? と言う事で、近くにある、病みつきになりそうなスパイシーな二子山へ気を取り直して向かいます。※今回は上級コースを登ってみました。
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登山口の二子山概要図
二子山は埼玉県の小鹿野町にある山で、群馬県の神流町との境界近くで、石灰岩からなる双耳峰です。歩行時間、標高も余りありませんが、色々な要素が重なり楽しめる山で、岩稜は緊張する場所もありますので案外侮れませんでした。※上記の写真は上級コースを登りきった場所から望む西峰山頂。

仕事を終えてから深夜の2時に恐竜の足跡付近、24時間OKのトイレ付駐車場に到着し、寝つけのハイボールを2缶飲んでお休みです。朝6時30に起きて、支度を整え出発しますが・・・。

R299号線を秩父方面に向かい志賀坂トンネルを抜けます。すぐに右折すると、まさかの通行止!ナビを見るとこの場所から八丁峠登山口までは随分距離がありますので、残念ながら両神山は断念しました。昨年登った二子山登山口が近いので急遽変更します。前回は上級コースがわからなかったので、気を取り直してリベンジに向かいます。

R299号を秩父方面に行き、民宿登人手前を左折し、駐車スペースに車を置きました。時間に余裕があるのと少し眠いので1時間位、寝てから登り始めます。※少し戻ると登山口と下にバイオトイレが設置されています。

以前と違って山道は荒れ気味で、随所に倒木が邪魔をして迂回しながら目印テープを辿って高度を上げていきます。間もなくローソク岩との分岐を右に進み、数分歩くと股峠に到着!今回、東岳はパスして直接西岳へと向かいます。
今日は陽気がいいので汗がでます。タオルで顔の汗を拭って気付き、アレ!ベルトに差していたサングラスがありません!結局、探しに戻り、倒木付近に落ちていてホットしました。・・・早くも10分以上、無駄な体力を使いました。

前回、登り口が分からなかった上級コースを探しながら歩きます。左手の僅かな分岐を標識の無い方への急坂を登って行くと岩場が現れ、上級コース標識があり、見つけてほっとします。
何やら以前は鎖が沢山あったようです。・・・登山者の方へ・・・
此の登山コースの安全施設、鎖設置は個人の私討、労力で登山者の安全を思い、強度、使い易さを充分に考慮して設置しましたが、機多の登山者から、
 (1)鎖が多すぎる、付け過ぎだ。
 (2)鎖は必要ない。
 (3)鎖が取れたら、責任を執って呉れるのか。
など、不評に付き、全ての鎖を撤去したので鎖は有りません。此のコースを通行する方は、充分に注意して下さい。・・・平成19年5月13日 鎖設置者・・・と書かれていました。・・・なるほど!

上級コースは決められた登り箇所は特にないみたいなので、切れ落ちた絶壁越しのペイントを目安に岩を掴みながら登っていきますが、結構いい感じの緊張感を味わえます。

途中で振り返えり東岳、結構な角度を、楽しさと恐怖感を味わいながら登って行きます。※途中に2ヶ所位、立って休める場所がありました。
岩場には、きっかけが多くあるので、手足を随所に引っかけながら登っていきます。石の尖った部分があるので、軍手以上の手袋は怪我防止の為、必携です。高度感があるので、早く逃れたい気分でちゃっちゃか登っていくと呆気なく終了してしまいました。危険箇所を登りきると眺望が開けます。
南側が切れ落ちている西岳山頂からの景色は絶景で360度のパノラマです。赤久縄山~御荷鉾山方面もバッチリです。

両神山方面の展望が素晴らしく、秩父方面の眺望も満点でした。

西峰に伸びる尾根は険しく両サイドが切れ落ちているため、高度感があり、時々岩場の天辺に立って景色と緊張感を楽しみながら進みます。

帰りに通る魚尾道峠付近の登山道が筋になって見えます。まだまだ岩場歩きは続きますが、随所に岩場と迂回道を選んで歩ける場所があります。

途中で振り返ると、歩いて来た西岳の切れ落ちた山容を見ることが出来、更に進み石灰岩の特異な岩場の上を歩いて行きます。

叶山のアップです。昭和59年に秩父大平洋セメント株式会社の石灰岩鉱山として採掘を開始しました。※一般の方は簡単に入山はできないみたいです。

下山を開始しすると直ぐに鎖場で、垂直に近いが足が岩に良く絡むので案外楽でした。後は土を踏みながら急坂を下って行きます。

筋状に見えた、緩やかな魚尾道峠分岐と鉄塔を過ぎ、広くなった場所で毎度のおむすびとカップヌードルを二子山を眺めながら頂きます。
樹林帯に入ると眺望は無いのでちゃっちゃか歩き、小振りの木の橋を二つ渡るとR299号線にでますので左へ車道を歩きます。
普通の民家に見える民宿登人が見え登山口へ到着です。駐車スペースには所沢ナンバーのご婦人二人組の車が駐車しているだけでした。帰りは深谷経由で日帰り温泉へ向かいます。花湯の森は12才以下の方は、入場を御遠慮ください!なので静かにゆっくり寛ぎました。
 おまけ

 二子山は病みつきになりそうなスパイシーな山で、前回上級コースが分からなかったので急遽の
 リベンジになりましたが、倒木が登山道を塞いでいて初めて登る登山者には分かりづらいかもしれ
 ませんでしたが、シーズンになるので踏み跡が増え、歩きやすくなるのでしょうね。

天候:晴れのち曇り  出会った人=駐車スペースで2名様  当てにならない疲労度:★★☆☆☆ 

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