唐松岳 標高2,695m 標高差約862m 歩行距離約9.8q yahoo地図
八方第三無料P(7:51)⇒ゴンドラ駅(8:01)⇒八方池山荘(8:45)⇒八方池(9:28〜9:33)⇒扇雪渓
(10:09)⇒丸山ケルン(10:26)⇒唐松岳頂上山荘(10:58)⇒唐松岳(11:11)⇒唐松岳頂上山荘
(11:26〜11:45))⇒五竜へ試し歩き⇒丸山ケルン(12:11)⇒扇雪渓(12:24)⇒八方池
(12:55〜13:12)⇒八方池山荘(13:50〜14:10))⇒ゴンドラ駅(14:55)⇒八方第三無料P(15:10)
(歩行時4間時間24分:全所要時間5時間05分) am8:45〜pm13:50 ※八方池山荘より コースmap
歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。 |
山頂から東に八方尾根が延びており、これがもっとも容易な登山コースである。また八方尾根の麓には国内でも最大規模を誇る八方尾根スキー場がある。ほかに、山頂を経由して南の五竜岳方面、白馬鑓ヶ岳方面の縦走路もあるが、いずれも岩場や鎖場が多く八方尾根よりは難易度が高い。特に白馬鑓ヶ岳に至る縦走路は不帰嶮と呼ばれるキレットを通過する難コースである。他に、唐松岳頂上山荘より西に向かって、祖母谷温泉を経て黒部峡谷鉄道の欅平駅まで標高差2000m以上の長大な登山道がある。登頂にあたってはリフト利用によりアプローチ時間も短く、途中に難所もないため初級者に人気がある。 なお、7月中旬から8月上旬までは長野県内の中学生が授業の一環として行う「集団登山」で利用され、大変な賑わいを見せる。 また、途中の八方池付近などからは白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山が望めるなど眺めも良い。(Wikipediaより)
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今回で3度目の唐松岳になります。当初の計画では唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳の行程で、五竜山荘宿泊の八峰キレット縦走の予定でした。しかしながら、唐松岳手前では目を疑うような吹雪で視界不良!、五竜岳へのトレースは全く無し、アイゼンも無いので・・・、せめて唐松山頂だけはと気合いで登頂しました。すぐに八方へと下がり、明日の行程を考え直します。
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八方第3無料駐車場にて今回も車中泊です。早朝から激しい雨が降っていましたが、ゴンドラ始発時間が午前8時ですので、天候回復に期待して7時まで寝直します。出発時には雨は上がりましたが、お空はどんよりしていて駐車場は閑散としていました。八方ゴンドラ駅で片道券を購入し、ゴンドラ&リフトを乗り継いで霧の中へと突入です。
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八方池山荘(1,850m)まで標高を上げるとガスは抜け始め、時折青空が顔を出します。なんと、紅葉のはずの八方尾根は、見事な雪化粧になっていて、神秘的な光景を映しだしています。
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ナナカマドの紅葉越しに雪化粧の不帰ノ嶮〜白馬三山が雲の中から姿を現しました。八方池では強風の為、残念ながら水面にさざ波が発生して、白馬三山を写し出す風景は見られませんでした。
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八方池を後にし、樹林帯の中へ突入しますが、しばしの紅葉を楽しむのもつかの間です。すぐに雪化粧に変わり、扇雪渓は新雪が覆って綺麗な雪渓に変身しています。唐松頂上山荘へ宿泊された方が続々と下山してきます。山頂方面は積雪が多く、突風が吹き荒れているのでしばらく待機してからの下山だったそうです。
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丸山ケルンでは横なぐりの突風に震えながら、先々月縦走した白馬三山〜不帰ノ嶮の景色を眺めます。雪山に変わると近付きがたい「不帰ノ嶮」は、名前の如くの怖い峰に感じました。
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風当たりが強い場所はトレースが全く消えていますので、唐松岳登頂経験者の私が先行者数名を追い越し、先導する形で視界不良の中を進みます。
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唐松山荘の従業員と会話を交わすと、悪天候の為、山頂を諦めて帰る宿泊者が殆どだったらしいとか・・・。ここまで来て山頂を諦める訳には行かないので吹雪の中、消えかけたトレースに新しい足跡を残しながら山頂へと向かいます。
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途中からラッセル歩きになり、登山靴の中に雪が入って非常に冷たい!誰〜もいない唐松岳山頂は厳しい寒さで、吹雪で完全な視界不良です。薄手の手袋では手が悴んでしまいますので、すぐに撤収します。
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樹氷や吹雪で木に付いた雪を見たりしていると、山頂を諦めて帰る登山者の風景が目に浮かびます。唐松山荘のフロントで、五竜方面のコース状況を伺いますが、アイゼンがあっても難しいと言っていました。アイゼンはもってないですが、諦めの悪い私は支度を調え牛首方面へと向かって見たものの・・・。
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吹きだまり箇所ではラッセル状態!トレースは全く無しで著しい視界不良!岩場と積雪の見分けも困難!すぐに唐松山荘方面へと戻ります。※唐松山荘に宿泊して明日の様子を見てから五竜岳へと、一瞬思いましたが、名案では無いと思い、八方へと下山します。
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皆さん唐松山荘で待機(休憩?)をしていますが、なんとな〜く早く下界に着きたい気分でしたので、注意を払いながら下がって行きます。標高を下げると天候も回復して来ました。
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積雪を楽しみながらちゃっちゃか下がって行きますが、途中で滑って1回コケました。丸山ケルンが見えて来た頃、突風も和らぎ、山頂へ向かう登山者の数も多くなってきました。明日の天気は良さそうですので、山荘泊かと思います。
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時折、五竜岳方面を見上げますが、ず〜と、ぶ厚い雲の中!扇雪渓、お花畑跡を過ぎて樹林帯に戻って来ると、今朝方の雪は徐々に融け始め、秋らしい八方尾根と変わっていきます。
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八方池湖面はやはりさざ波がたっていますので何にも映りません。お腹が空いたのでオニギリを食べましたが、冷たくてボソボソ状態ですのでお持ち帰りにして、菓子パンを美味しく頂きます。
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時折、覗く太陽に照らされ八方尾根の紅葉は良い感じですが、観光客は予想を反して少ない感じがします。早朝の天候で出足が鈍ったのでしょうか?
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黒菱平にある雲海デッキへ向かいます。ベンチに座り、冷えた体をほっと珈琲で温まりながら寛ぎます!白馬三山と雪形の案内板に観光客が数組来て、代わる代わる笑みを浮かべながら記念撮影をしていました。
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予定外の片道券を買って、リフトを乗り継ぎ八方へと下がります。黒菱第三リフト前ではトラックが横転していますのでリフト乗車の皆さんの注目の的になっていました。リフト駅では注意看板が設置してあり、石神井ケルンは積雪2〜3cm。 丸山ケルン20cmの積雪標示です。多分、朝の積雪表示かと思いますが・・・。
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おまけ
今回で3度目の唐松岳登頂となりました。今回も縦走コースの拠点と考えましたが、
想定外の積雪と突風でしたので、唐松岳山頂まで登れただけでも良かったと思います。
北アルプスの北部はもう雪山に変わりつつありますので、
今回予定していた唐松〜鹿島槍ヶ岳コースは来年に持ち越す事にしました。
※五竜山荘へ積雪の為、宿泊キャンセルの連絡をいれますと、
丁重な応対をして頂いたので心が和みました。
来年は是非、宿泊して予定コースをリベンジしたいと思います。
1泊2日の行程でしたので、唐松岳を日帰りしてから「みみずくの湯」にゆっくり入り、
八方繁華街で信州そばを頂きます。
明日は天気も良さそうですので積雪の無い「燕岳登山」の予定を組み一路、
中房温泉方面へと車を走らせます。
第2無料駐車場にてセブンで買ったおでんと角のウイスキーを頂き、連日の車中泊です。
・・・燕岳に続く
天候=曇り、少しだけ晴れ⇒曇り→突風→吹雪→曇り、少しだけ晴れ(忙しい天候)
出会った人= ・往(20人位) ・復(30人位) ※八方尾根では未知数
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆ |