子持山

黒斑山 標高2,404m  ・標高差:約430m

行程: 行程:車坂峠登山口⇒トーミの頭⇒黒斑山頂⇒トーミの頭⇒シェルター⇒車坂峠登山口
 am10:20〜pm3:40  yahoo地図  浅間連峰登山mapへ
黒斑山は浅間山の第一外輪山で、約5万年前には高さ2900メートル位の富士山のような円錐形だったが、約3万年前の爆発で東半分が崩壊し、現在のような半円形の断崖になったと言われています。黒斑山の山頂は稜線沿いにあり、山頂標識がなければ見すごしてしまいそうな頂きです。眼前にせまる浅間山は圧倒的な神秘さを備えた孤高の山で、何処から見ても目立ち、存在感がある名峰です。
 
高峰温泉ホテルで事前予約をしていたスノーシューを借り、駐車場の隅で恒例の準備運動開始です。車坂峠は、黒斑山への登山口でもあります。標高2,000mの高地からは見事な景色が広がります。

車坂峠でスノーシューを装着し、白銀の中へ、イザ!出陣!耳を澄ませばアサマ2000パークスキー場から軽快な音楽が聞こえ、水の塔山〜篭ノ登山方面を振り返ります。
ICI石井スポーツ使用で決めたHさんは、颯爽としていていつもと一味違います。慣れないスノーシュー歩きに最初は皆さん戸惑い気味です。少し標高を稼ぎましたが、早速に急降下で残念ながらリセットになります。
積雪が多いせいか、悪戦苦闘の跡があちらこちらに・・・。本日は異常な程気温が高く、鞍部のさらさら雪はコースを外すとラッセル歩きになります。雪遊びを早速、楽しんでいる元気なTさんです。
樹林帯を抜けると、本格的な積雪の急登になります。八ヶ岳から浅間連峰、四阿山等の名峰が一望です。
しばらく苦戦をしますが、踏み跡の多い中コースに入り、急登を気合いで登っていきます。積雪は大よそ120p位ですが、吹きだまりは200p位はあったのでは?
赤ゾレの頭手前鞍部より、浅間山が豪快に姿を現わしました。溶岩の塊の絶壁尾根の先にはトーミの頭(かしら)が待ち構えています。
無休憩で頑張ってきましたので、開放感あふれる景色を眺めながら一息いれます。
“赤ゾレの頭”と“トーミの頭”の岩峰の鞍部より、眼下には真っ白な湯ノ平が広がり、険しい溶岩峰の絶景がお見事です。
見上げるトーミの頭までの急登のコースは、滑りやすく、このコース唯一の難所です。汗を噴き出しながらひたすら景色を楽しむ間もなく、登って行きます。
歩いてきた赤ゾレの頭へと続く稜線を見下げます。いよいよ浅間山が眼前に迫ってきます。息が整うまでしばらく景色を楽しみます。
トーミの頭は奥側が断崖絶壁で、ちょっとでも滑ったら滑落しそうな雰囲気です。女性軍のサングラス姿は、とても似合いますね。
観測所を過ぎ、黒斑山も間もなくです。最後の坂を踏ん張ります。・・・やがて、目の前にドッカ〜ン!と浅間山が・・・。黒斑山に到着です。
                   黒斑山から見る浅間山が最高だ!

関東周辺、何処からでも目立ち、存在感は横綱級の浅間山です。絶景ポイントは、黒斑山からが眺めるのが一番ですね。

浅間山の雄大な姿をおかずに美味しい弁当を頂きます。浅間山の噴火口のアップですが、白煙を“もこもこ”と上げています。

まだまだ山頂には沢山の登山者がいますが、気合いを入れてヤッホー!何時の間にか“つわもの”に進化しているのではありませんか。名残惜しいですが、表コース経由で下山です。
赤ゾレの頭より、振り返って下山してきたトーミの頭を振り返ります。あの稜線を確かに往復した実感がありました。浅間山のゼブラ模様が、神秘的から達成感に変わり始めます。
シェルターに到着です。中はどんな感じか、好奇心旺盛の我がレディー群は早速、中に入って見ると・・・。端っこに黄色い○○の跡、多分、女性ハイカーのWCになっちゃたんでは?そんな○○の跡をスノーシューで優しく踏みつぶします。
一方的な雪合戦がNさんめがけ勝手に始まります。表コースから眺める景色は、四阿山を始め浅間連峰の山並みを一望できます。山道には背丈が低くなったシャクナゲや針葉樹に付いた雪をステッキで突っついて落下させたりしながら山道を楽しみます。
無積雪時期ではゴロ石地帯の凹凸ですが、真新しい雪原に思わずダイナミックポーズで飛び込みゴロ寝です。静寂した時間もつかの間、信笑さんをめがけ、Mさん&Aさんさん達が愛を込めて雪玉のプレゼントを容赦なく浴びせます。すぐに反応したTさんは右手に雪玉を持ちながら再起動し、雪合戦が本格的に始まりました。
高峰温泉ホテルで少しの間寛ぎ、最終目的地の日帰り温泉“湯楽里館”でゆっくり汗を流した後は感想会です。
 おまけ
 
8名のグループで雪山歩き(雪遊び)を楽しみました。今回の黒斑山は積雪が多く、雪の状態も緩かった
 ので、スノーシュー歩きではいつもより体力を消耗したと思います。しかしながら皆さん元気を通り越して、
 超パワフルでしたので楽しいひと時を送らせて頂きました。
 数日前の予報では雨でしたが、ナント!快晴の暖か日和に感謝です。
 
 天候:晴れ ・出会った人:約20人
 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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