絶景が広がる黒斑山〜蛇骨岳  2014 2 11

黒斑山 標高2,404m  蛇骨岳  標高2,366m  標高差約434m  歩行距離約7.6km

行程:車坂峠登山口(9:21)⇒シェルター(10:10)⇒トーミの頭(11:28〜11:35)⇒黒斑山頂 (12:02〜12:35)
⇒蛇骨岳(13:17〜13:39⇒)黒斑山(14:23〜14:32)⇒トーミの頭(14:44〜14:48)⇒車坂峠登山口(15:42)

(グループ歩きの為ゆっくり歩行)
(歩行時間5時間06分:全所要時間6時間21分) am9:21〜pm15:42  yahoo地図 map
日本を代表する活火山浅間山は、この黒斑山を始め、噴煙を上げている釜山、大きく立ちはだかる前掛山、寄生する小浅間山などを総称して呼んでいる。その中で黒斑山は浅間山の展望と登り易さから四季を通して登山者が多い。春の残雪期はカラマツの芽吹きと浅間の山肌にいくつもの雪筋の縞模様が美しく、初夏から夏にかけては登山道を埋め尽くすシャクナゲや高山植物、そして草黄葉の秋から雪山へと姿を変え登山者を魅了する。また黒斑山は浅間山第一外輪山なので噴火の危険がある場合は登山規制がされるので、確認しから登るようにしよう。※信州山学ガイドHPより
 
先月に引き続き、またまた黒斑山に再来です。関東では3日前に記録的な積雪を観測したばかりですが、先月の31日に登った時より積雪は少なく、大変歩きやすい雪質になっていました。今回はグループのリーダーが怪我をしてしまい、急遽ガイドを務めてのスノーハイクになります。
 
                                         本日のメンバー左から、THさん、KTさん、MTさん、MSさん
上信越高速より眺めるダイナミックな妙義山と雄大な浅間山です。チェリーパークラインは除雪作業が行き届いており、然程雪はありませんでした。賑やかな高峰高原ホテル駐車場に到着すると車内温度計は、ナント!『氷点下13.5度』を指しています。すでに駐車場からは八ヶ岳〜中央アの絶景が広がっています。
駐車場で何とな〜く見覚えのある感じがするレディーがいますので、挨拶がてら話しかけると「ゆうやけさん!」と声を掛けられびっくりです。そうです「健脚まなちゃん」に再会です(*_*;!もう一人の方は相互リンクをしている「だんべえさん」との嬉しい初対面でしたので、2度驚きです(+_+)「だんべえさん」は現在はヤマレコでご活躍されています。
当初の予定では高峰高原ホテルでスノーシューのレンタルを予定していましたが、締った雪質ですのでアイゼンを履いてのスタートです。若干1名カインズ製ピンスパイク長靴装着です。

高峰高原ホテルの駐車場からの景色は「小諸市の眺望100選」にもなっています。奥秩父の山並み〜八ヶ岳〜中央ア等の景色が広がります。写真は赤岳〜硫黄岳、甲斐駒、中央アです。

毎度の如く、眺望の利く表コースからのスタートです。先行者は沢山いると見えてアイゼン&スノーシュー跡で山道は歩きやすくなっています。流石に長靴跡は見当たりませんでした。車坂山より振り返ると、木曽御嶽山(左)と乗鞍岳(右)が見えます。

しばらく景色を眺め、車坂山でひと息つきます。佐久市や小諸市には朝靄が掛って、八ヶ岳眼下は雲海のように見えます。

樹林帯を抜けるといつもはゴロ岩が剥きだしになっている場所ですが、今回も雪に覆われていました。四阿山の裾には妙高〜火打山が見えます。
本日は快晴の祝日ですので、予想通り賑やかな黒斑山です。標高を上げるに連れ、北アルプスの素晴らしい景色が広がります。氷点下ですが風が穏やかですので暖かく、ダウンを脱いで夏仕様の軽装になります。
穂高連峰の山並です。前穂高-穂高岳-涸沢岳-北穂高-大キレット-南岳-中岳-大喰岳-槍ヶ岳

白く染まった浅間山(前掛山)と赤ゾレ(今日の場合は白ゾレ) が姿を表します。篭ノ登山の後方には湯の丸&烏帽子が見え、更に後立山連峰がハッキリ見えます。
名物!雪に覆われたシェルターを過ぎ、ダイナミックな景色が広がる槍ヶ鞘でワンショット!今回も気になる「剣ケ峰」を眺めます。

赤ゾレの頭手前鞍部より、浅間山が豪快に姿を現しました。溶岩の塊の絶壁尾根の先にはトーミの頭(かしら)が待ち構えています。 見上げるトーミの頭までの急登のコースは、唯一の頑張り所です。
 
トーミの頭より、開放感あふれる景色を眺めながら一息いれます。 前掛山と重なった浅間山が目の前に迫って来ます。ゼブラ模様ではなく、白く染まった山容を望みます。

浅間山の裾の先には日光白根山が良く見えます。トーミの頭の岩峰のより浅間山の絶景と、眼下には真っ白な湯ノ平が広がりメンバーも興奮しながら周辺の景色を眺めています。
前掛山へ向かうトラバース稜線には3名登っているのが見え、更には草すべりとの分岐には眼下の湯ノ平へ向け、トレース数人分付いていました。トーミの頭を過ぎ、急坂を登り上がると浅間山の観測機器地点で〜す!ここで再びだんべえさんとまなちゃんとお会いし、しばし会話を楽しみます。巷で噂の豪華なランチは残念ながら食べ終わっていましたので、拝む事が出来ませんでした(-.-)。だんべえさんは予想通り素敵な紳士でした。記念にまなちゃんと元気にツーショット(=^・^=)

烏帽子岳の後方には後立山連峰の鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳が見えます。そして大賑わいの黒斑山に到着です。ざっと数えで20名位いますので、頗る狭い頂きになっています。とっても温まるカレーヌードルを毎度の如く美味しく頂きます!(カップヌードルを頂で食べるのは、長年の維持と意地です。しかしながら下界では滅多に食べません!)

湯ノ平〜賽の河原が眼下に見え、蛇骨岳〜Jバンド方面は何時もより雪深い景色です。時折、浅間の釜から白煙が吹きあげ、歓声と共に一斉にお鉢にカメラを向けます。

誰が作ったのか?可愛い雪だるまがありました。カラマツを刺してまつ毛を付けて見ましたがヘナチョコになってしまいました。賑やかな黒斑山を後にして、蛇骨岳へと向かいます。樹林帯の中は深雪で、時々落とし穴にはまりながら雪と戯れます。

振り返って黒斑山!今回はトレースがあり締っている雪質ですので、楽々歩行できます。メンバーも時折、雪穴に落ちながらも、雪の感触や景色を楽しみ、軽快でした。

蛇骨岳に到着です。こちらからの景色は妙高の山々〜四阿山〜草津白根山方面。更には、上越国境の山並みや日光連山〜赤城・榛名が一望出来ます。

 
 四阿山〜草津白根山方面のパノラマ
    妙高山〜火打山方面              土鍋-破風-笠ヶ岳方面             草津白根-横手山-岩菅山方面

          谷川方面            武尊山-日光白根-男体山-皇海山方面        榛名山の後方は赤城山
 
蛇骨岳より眺める浅間山は積雪に覆われている面が一番多く見えます。アングル的に浅間山まで稜線が、真っすぐ続くような風景に見える素晴らしいビューポイントです。「浅間まで梯子を架けて!」と誰かが言ってました。
仙人岳〜鋸岳〜Jバンドの外輪山へ続く稜線です。素晴らしい雪化粧を放つ日に蛇骨岳へ訪問出来て、非常にラッキーなメンバーです。

黒斑山へ向け、来たコースを軽快に戻ります。樹林帯に入ると緩んだ深雪に変わりますので、落とし穴に注意を払い歩行します。思いの外、楽しく歩ける黒斑〜蛇骨区間でした。
静かになった黒斑山でおやつを頂きひと息です。晴天に恵まれ素晴らしい景色ですので記念のワンショット!まつ毛が可愛い雪だるま君は直射日光を浴び一回り小さくなった感じです。浅間山の裾も大分黒くなっていました。
のんびり行程が幸いして、今まで見えなかった富士山が金峰山の右から徐々に見えて来ました。眼下には前掛山から下山してくるハイカーが3人見えます。

再びトーミの頭の岩峰のより素晴らしい景色を見納めしてひと息です。 眼下には軽井沢の離山、後方にはイワ岩峰の妙義山が見えます。そして槍ヶ鞘手前の鞍部へ向け、急降下!
帰路はショートカットの中コースへ! トレースは沢山ありますので楽々歩行です。新雪に付けられた天使の羽根跡?につられ、好意的に雪と戯れます。ソチopに感化されたのか、メンバーはボブスレー風の尻セードで楽しそうに下がって行きます。

高峰高原ホテルに15:42分帰着です。沢山あった車は少なくなっていて、もちろんdanbeさんの車はありませんでした。みんなで「 ビアードパパのシュークリーム」を美味しく頂きます。高峰高原ホテルの温泉は内風呂のみですが、ガラス越しからの景色が良く見えます。冷えた体を温め、ゆっくり疲れを癒せました。(入浴料:500円)
 おまけ

先月の31日に黒斑山に登ったばかりですが、急遽ガイドを頼まれ、またまたお邪魔する事になりました。
上信越高速より眺める浅間山は雲海?の上に「くっきりはっきり」見え、気分が高まります。
チェリーパークラインに入り、標高を上げて行くと気温が著しく下がって来ます。、
高峰高原ホテルP到着時はナント!車内温度計は『氷点下13.5℃」を指していました。
しかしながら車を降りるとぽかぽか陽気で風もなく、温かいので嬉し悲鳴です。

眺望の良い駐車場で景色を眺めていると、何とな〜く見覚えがある感じがするレディーがいますので、
挨拶しがてら話しかけると「ゆうやけさん!」と声を掛けられびっくりです。
そうです「健脚まなちゃん」に再会です(*_*;!
もう一人の方は相互リンクをしている「だんべえさん」でしたので2度ビックリです((+_+))。
「だんべえさん」とは嬉しい初対面となり、現在はヤマレコでご活躍されています。
そして監視カメラ地点でまたお会いして、しばしの会話を楽しみました。

感激のあまり、山仲間の「ひらさん」へ速攻でライン連絡すると、
北横岳でスノーハイクを楽しんでいる最中でした。
後日分かりましたが相互リンクしている「シゲさん」も高峰高原ビジターセンターから高峰山へ登ったみたいです。
欲を言えばバッタリしたかったと思います。

そんな嬉い出会いと絶好の登山日和で出発前からデンションが上がりました。
黒斑山の冬山は5回目になりますが、今回は最高のコンデションで歩きやすく、
雪山初参加のメンバーも楽々蛇骨岳まで歩け、楽しみました。


 天候:晴れ(嬉しい快晴!) 
 出会った人約40名
 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

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