三国山

三浦富士 標高183m 砲台山 標高206m 武山 標高200m  三浦半島 
駐車場 (13:50)津久井浜観光農園(14:02)⇒三浦富士(14:23〜14:38)⇒砲台山(15:05)⇒武山
(15:23〜15:38)⇒津久井浜観光農園の案内所(16:05)⇒駐車場 (16:15)
(歩行時間1時間55分:全所要時間2時間25分)  pm13:50〜pm16:15 yahoo地図
武川神社にあったmap
三浦富士ハイキングコースは、武山を縦走するハイキングコースとして親しまれています。 三浦富士山頂はひっそりとして狭く、浅間神社奥宮の二つの石祠と数基の石碑と2等三角点の標石があります。 樹林に囲まれているのでそれほど展望は良くないですが、三浦海岸や半島の景色を楽しめました。 天候が良ければ富士山も眺められるみたいです。頂きには「浅間山」とも書かれていました。道中、人間慣れした「にゃんこ先生」が、我がもの顔で幅をきかせていました。三浦半島の長閑な里山縦走歩きは、大変と乙なものでした。
津久井浜観光農園入口手前に『P』と、大きな看板があります。道向かいの駐車スペースに、登山者用かは定かではありませんが、周囲に誰もいないので置かせて頂きました。
車道から指導標に従い一本道の農道&登山道に入ります。入口の向かいに目印の石碑などが並んでいます。

随所で農作業している風景に長閑さを感じました。名物、三浦南瓜は艶があり、土産にと思いましたが、荷物になりますので、一瞬よぎっただけでした。津久井浜観光農園は季節によりみかん狩り、イチゴ狩り、イモ掘りが楽しめるみたいです。


浅間神社と書かれた鳥居を通り過ぎ、目の前には富士山を想像しかねる、三浦富士の姿が迫ってきます。
畑を過ぎると警察犬訓練所があります。分岐を右に向かい、縦走コースの山道に入ります。少し歩くと坂の手前に、スカーフが良く似合う お地蔵さんが優しいお顔をしていました。
石段を登り続けると頂きとお社が見え、沢山の祠と石碑が祀られています。「浅間神社奧宮」と書いてあり、三浦富士の山頂に到着です。三浦富士は三浦市内から見ると、台形で何となく富士山のような形に見えるらしいですが・・・。山頂からは本物の富士山が見えるらしく「富士山」への方向標識がありました。しかしながら狭くて落ち着かない山頂です。

おやつの時間に近いですが、遅い昼食を頂きます。遠方は霞んでいますので富士山までは見えませんが、三浦市や三浦海岸、房総半島は見えました。


やがて砲台山方面から三浦アルプスの常連さんがやってきました。とっても感じのよい方で情報を沢山頂きました。周囲を見渡すと立ち木の間から三浦霊園や武山方面の電波塔も見えます。
砲台山へ向かう山道は広葉樹の気持ちのよい森の中で、やがて見晴台が見えてきました。紳士っぽいご年配の方が猫と一緒に寛いでいました。
トラのにゃんこ先生がおじさんに懐いていて、良く見るとキャットフードを美味しそうに食べていました。おじさんによりますと武山周辺はブログ等で猫屋敷で有名らしく、見晴台までくるのはこの先生ぐらいだと言ってました。キャットフードを毎回与えてるおじさんは、ゴム手袋等で衛生管理はしっかりしています。少し先で道が武山方面と砲台山方面に分かれます。砲台山へ向かう山道には大きな石が行為的に二つ置かれています。
山頂らしき場所には、太平洋戦争で使用された砲台の土台がしっかり残っています。隣には「第三管区海上保安本部 武山中継所」の鉄塔と建物がありました。
藪の中には、戦争で使われた建物跡らしき不気味なコンクリートの土台に戦争の爪痕を感じさせられました。武山へ向かう途中、単独の猫が道を塞いでいます。近づくと私の足元に頭を擦りよせ食べ物を強請っています。
ザックにあった予備食の魚肉ソーセージを差出し食べさせますが、少し歩くと今度はカップルの猫がお待ちかねです。不思議な事に近づいても逃げる気配はなく、逆に寄ってきますので驚きです。※食べ物欲しさの究極の業ですよね。
武山に到着すると、何と言うことでしょう!沢山のニャンコ広場になっていて、優雅に日向ぼっこをしていました。


武山不動尊本堂の説明板によりますと、武山不動は航海安全の「浪切不動」として信仰されてきたとのこと。 浦賀水道を通る沿岸漁業者にとっては、所謂「山立」として、この山がその役目を担っていたのでしょう。現在も1月28日の「初不動」には多くの人が集まるそうです。
展望台に登り、三浦半島周辺の景色ぐるりと眺めます。スタート地点の津久井浜観光農園から三浦富士〜砲台山等の歩いてきた稜線を辿って見渡します。
展望台は風が強く、ガスを使うのには少々難儀ですので、冷たいカフェオレにストローを挿して頂きます。
おじさんが車で、猫達の食事の調達にやってきました。下山は滑りやすい急斜面をロープ伝いに下がったり、急坂や階段を下ったりします。車道の行き止まりに出たら、そこが登山口でした。私有地道とフェンス越しに並行して一般道があります
女性っぽいお地蔵さんがおめかしをしていて、赤い唇が印象的でした。歩道沿いの畑にはサニーレタスが聳え立っています。
津久井浜観光農園案内所前を横切ります。建物の向かいに駐車場がありますので、こちらに車を置いても大丈夫みたいです。道標を辿ってスタート地点の農場駐車場へ戻ります。
                    
  三浦半島 急ぎ足の観光

せっかく三浦半島にやってきましたので『ひらさんのHighトレッキング』 『三浦半島海岸線散索のブログ』を参考にし、三浦半島観光コースの灯台巡りや海沿いの奇岩、横須賀等を楽しみます。
観音崎公園は、東京湾に突き出た観音崎のほぼ全域に広がっています。海上を行き交う船舶を眺めたり、樹林の中を散策したり、ハイキングと観光を楽しめます。また、日本最初の洋式灯台「観音埼灯台」などがあります。
観音崎公園の駐車場の段上の観音崎砲台跡説明板を見ると『・・・・日清日露戦争で活躍されたもので関東大震災で大破したため大正末期には全て廃止されています。この場所は南門大砲跡で当時をしのぐ姿は全くありません』と書かれていました。観光用で造られた28サンチ榴弾砲です。
東京湾越しに見える房総半島の頂きは伊予ヶ岳でしょうか?沢山の皆さま方が風景スケッチをしていますので、静かな行動を心がけます。
観音埼灯台の切り通しを過ぎると、観音崎灯台があります。日本で最初の西洋式灯台といわれ、灯台上部の展望台からは東京湾や半島を出入りする船の様子が手に取るように見えます。
太平洋戦争の犠牲となって海洋で失われた6万余人の船員の霊を慰め、永遠の平和への願いを込めて設けられました。太平洋を望む恰好のモニュメントとなっています。
レンガ造りの古いトンネルをくぐると第三砲台の砲座跡にたどり着きます。日露戦争の203高地攻略で活躍した28サンチ榴弾砲が設置されていたところと言います。恐らく第三砲座跡の大砲が復元され観音崎公園に観光用として設置されたのでしょうか・・・?
東京湾海上交通センター大きなレーダードームがトレードマークの東京湾海上交通センターは遠目では目立ってましたが、近くでは樹林帯に遮られ、急接近してから気付きます。 ※剱崎岬車で移動します。
三浦半島の南端、相模湾に突き出した剱崎岬の高台には、剱埼灯台があります。灯台は明治4年が初点灯で、現在の灯台は大正15年築のものです。灯台脇から歩道を下れば、美しい岩礁地帯の磯だまりです。アプローチと駐車スペースはやや難儀です 。※城ヶ島まで移動します。
城ヶ島の『磯料理いけだ』でマグロ中トロ丼セットを頂きます。城ヶ島灯台の歴史は古く、洋式灯台としての初灯は明治3年で、大正12年の関東大震災で倒壊しますが再建され、白色円筒形の現在の姿となりました。
無料大駐車場まで移動です。馬の背洞門は崩れる可能性があって、近付に立ち寄らないようにと注意書きがされていました。
自然が作った海蝕洞穴で長い年月をかけて波浪、風雨等に侵蝕されてこのような見事な形となりました。地元では「馬の背の洞門」のほか「めぐりの洞門」「眼鏡の洞門」などと呼ばれているみたいです。
城ヶ島公園の展望台から安房崎灯台が見えます。波の音を聞きながら岩岸まで爽快に向かいます。灯台は海辺すれすれの岩岸に設置してありますので、気を付けて近付きます。
城ケ島公園内のベンチには、色とりどりのニャンコ先生達が続々と集まってきます。三浦富士ミニ縦走で、すっかり猫ちゃんには慣れっこになっていたので、撫でたりして一緒にベンチで休みます。公園内は紫陽花が綺麗に咲いていました。 ※横須賀三笠公園まで移動します。
横須賀三笠公園には高さ18mの「平和のアーチ」が架けられ、海越しに見るモニュメントは壮大で、三笠公園のシンボルとなっています。三笠桟橋にはメインの軍艦 三笠が展示されています。
明治35年日本海軍がイギリスに発注建造した戦艦です。明治38年、日本海海戦において、極東に増派されたロシアのバルチック艦隊を対馬沖に迎撃し、東郷司令長官率いる連合艦隊の旗艦として常に先頭に立ち、集中砲火を浴びながら勇猛果敢に奮戦し、海戦史上例を見ない圧倒的な勝利に大きく貢献しました。大正15年(1926年)、「三笠」は日本民族の誇りと自信の象徴として、現在の地に保存されました。
よこすか海軍カレーの看板に誘われ・・・? 食堂ではない営業店でしたので、手前のフランボアーズのPOPに誘われ、カレーセットを頂きます。
おまけ 
 三浦富士の存在を知ったのは、3年位前、関東山歩き百選のガイドブックを見ていると○○
 富士の文字が目に映りました。いつか機会があればと思いきや、三浦半島に行く用事が出来、
 思い立ったように思い出します。容易に歩けるみたいですので、すぐさまコースを決めます。
 低山ですけど三浦半島には、高い山が無いので一際目立ちます。
 長閑な三浦半島の里山歩は予想以上に堪能出来、満喫しました。
 
 REGZAフォンを携帯しているおかげて、電波のつながる限り、いつでも情報収集出来ますので
 助かります。「ひらさん」の情報をもとに、三浦半島の簡単観光コースを楽しみました。
 

 天候:曇り、時々晴れ 出会った人:2組2人(三浦富士コース) 
 全く当てにならない疲労度★☆☆☆☆

●トップページヘ  ●登山のページへ