四阿山  標高2,354m  根子岳   標高2,207m  標高差、約814m 歩行距離 約9.3km 
行程:菅平牧場P(10:00)⇒四阿山(12:22~13:05)根子岳(14:22)⇒菅平牧場P(13:50)

(歩行時間4時間47分:全所要時間5時間30分) am10:00~pm3:30 yahoo地図
四阿山は長野県と群馬県の境に位置し、壮大な裾野を持つ山です。ゆったりと裾野を広げた山容が屋根の棟に見えることから「あずまや」の名があるみたいで、吾妻山とも書くみたいです。コースは特に難所はなく、浅間山や草津白根山~北アルプスを望む雄大な展望と、季節の花を楽しみながら歩くことができます。

登山道にあった地図
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何気に思うと3年連続の四阿山です。昨年と同じく菅平牧場Pよりスタートですが、今回は逆周りコースの四阿山⇒根子岳経由を後輩と歩いてみます。
菅平牧場の手前に牧場管理費徴収所があり、登山者のみ(@200円×2名)の支払を済ませ、駐車場へ向かいます。 ※写真のオジサンは私ではありません!
 
一番上の駐車場に止めますが私の車でほぼ満車です。支度を整えてから午前10時の出発!昨年と逆周りの四阿山⇒根子岳経由で歩き始め、牧場にはキレイなトイレと売店があります。※予報では残念ながら午後の降水確率は高いみたいです。
歩き始めは車道を歩き、すぐの登山口より牧場の柵に沿って白樺林が続きます。山道に入ると日陰は所々、雪融け水でぬかるんでいますので、足元に注意をはらって歩きます。


早速、ニホンカモシカ君がお出迎えです。目の前を勢い良く通り過ぎ、一段上がったすぐ近くに立ち止まり、私たちに用があるかのように、ず~と見てます。私が歩き出してもしばらく立ち止まっていましたので警戒心はないみたいです。※遠目で見ると、目に見える部分はコブです。
川の流れの音を聞きながら歩いていくと小さな木橋を渡ります。道脇には花が咲いていて、四阿山にも春がやって来る気配がします。

樹林帯の中の眺望の利かない登りをしばらく頑張ります。時たま視界が開け、烏帽子岳~浅間山方面はシルエット状態です。
急登が続き、やがて視界が開けます。雲行きが怪しくなり、小雨が降ってきたと思いきや、細かく凍っている小さい粒の雹なので濡れることはないと思いますけど、折りたたみ傘をザックから出してサイドポケットに入れ、いつでもスタンバイ状態で歩きますが・・・。  気が付いたらどこかに落としたみたいで行方不明です。(-"-;)

小四阿付近を過ぎた頃には、どんよりしていて、相変わらず浅間山~北アルプス方面等の景色はすっきりしません。残雪の中、歩いて行くと中四阿手前では再び、日差しが射します。
根子岳との分岐に到着です。鳥居峠からの分岐がある木の階段を登って行くと、だんだんと眺望が開け、根子岳が姿を現します。

山頂には2つの祠があり、最初は長野県側の祠です。 少し先には群馬県側の祠があり、こちらが山頂です。三角点は少し下がった所にありますが、残雪の下に埋もれていて隣に小さなお地蔵様が鎮座しています。
訳ありで、あずまや高原ホテルで作って頂いたおにぎりとカップヌードルで昼食ですが、思いのほか美味かった。山頂には6名のグループと年配ご夫婦、桶川市からお越しの感じの良い若い男性2名と私たちですけど、案外静かな山頂でした。

今から向かう根子岳が、雲の切れ間から日差しを浴びていい感じに見えますので、天候が悪くならないよう願います

食後はいつものコーヒーを楽しみながら根子岳~白根方面の山々を望み、以前登った時のことを後輩に講釈をしてみます。

分岐を根子岳への急坂を下がって行きますが、残雪と雪解け状態はよく滑りますので、3年前に足を踏みはずして転倒し、左の踝を少しひねって無念の撤退した場所なので、慎重に下がって行きます。
足の踏み場が見えない背丈の高い熊笹歩きは、足の感触だけで歩きます。もちろんスパッツなどは装着していないので、スボンの裾は何時の間にやらビッショリです。

下がり終わった大スキマから見上げる根子岳の風景は格別です!

大岩から四阿山を振り返り、歩いてきた道筋を目で辿ってみますが、四阿山には残雪が多く見られます。

景色を楽しみながら急坂を上りきると大岩の脇に出て、ヤセ尾根道を越えて行きます。
 
根子岳山頂 2,207mは広く、やや斜めの場所でもちろん、だ~れもいません!ですから遠慮しないで鐘をならしてみます。  カ~ン・・・!
下山開始です。ゴロ岩が多く、熊笹道からは眺望が開けますが、やがてダケカンバ等の樹林帯の中を歩いていきます。

なだらかに見える根子岳を振り返えると、四阿山方面のお空は今にも泣き出しそうな黒い雲に覆われていました。

ソーラー式のカウンター越しには、菅平牧場の牛たちがのんびりと牧草を食べています。午後3時半近くですので満車だった駐車場には、私の車を含め2台だけで閑散としていて残念ながら売店も閉まってました。
車を走らせ10分位すると雨が降り出します。汗を沢山かいたので嬬恋高原つつじの湯で温まり、ゆっくりと疲れを癒します。帰路の国道146号線からは、八ツ場ダム建設工事中止で中断されていた全長590メートル湖面2号橋の橋げたが、見事に接続され繋がっていました。
おまけ
 日陰には残雪が残っていて、場所によっては泥混じりでしたので、靴とズボンは少し泥んこ状態
 になりました。四阿山から根子岳経由の下山では、少し遅めの時間だったのと天気も徐々に悪く
 なってしまったので、だ~れもいない静かな山歩きになりました。
 単独で無かったことを珍しく、幸いに思う私でした。

 天候 : 晴れのち曇り⇒雨(雲が多かった)  
 出会った人=山頂で10人位で、登山道は静か。
 全く当てにならない疲労度 ★★★☆☆(後輩に評価してもらいました)

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