水の塔山 標高2,202m 篭の登山 標高2,227m 高峰山 標高2,092m
標高差約282m 歩行距離約11.5q
行程:車坂峠P(10:53)⇒水ノ塔登山口(11:08)⇒水ノ塔山(11:55)⇒篭の登山(12:35〜13:03)
⇒池の平登山口(13:28)⇒高峰山登山口(14:10)⇒高峰山(14:40〜14:50) ⇒車坂峠P(15:25)
(歩行時間3時間54分:全所要時間4時間32分) am10:53〜pm15:25 yahoo地図 |
高峰高原付近の登山口は、既に標高2,000m近くまで車道があるので、浅間連山の2000m級の山々を容易に登る事が出来ます。その浅間連峰の一角で比較的に歩きやすい水ノ塔・篭ノ塔・高峰山を周回して来ました。高峰林道は既に冬季通行止になっています。本日オープン予定のアサマ2000パークでしたが、ゲレンデの不良の為、来週に延期になったそうです。往道中は林道から水の塔登山口まで歩かせて頂きました。
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浅間連峰周辺map |
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篭ノ塔山はどうやら相性が悪いらしく、今年の2月に訪れた時は篭ノ登山手前より、予想以上の積雪と、暖か陽気でゆるんだ雪に悪戦苦闘を強いられ、撤収を余儀なくされました。今回も予想外の冷たい突風に吹かれながらの厳しい道中となり、そう簡単には登らさせてはくれませんでした。※シーズン中は比較的、難易度は低い山です。
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車坂峠の高峰高原ビジターセンター無料Pは、沢山の車が駐車してありますが、大変と静かです・・・。既に時刻は10時50分ですので、またもや遅刻ハイカーになってしまいました。殆どの皆さんは黒斑山方面へ向かったと思われます。
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本日オープン予定のアサマ2000パークはゲレンデ不良の為、来週にオープンが延期されましたので、申し訳気分で林道からゲレンデを横切って、登山口の高峰温泉ランプの宿まで向かいます。
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今年の2月に大変とお世話になった、思い出深いランプの宿です。本日の行程では寄る事はありませんが、雪山シーズンになったら泊まりでゆっくりしたいものです。登山口付近は穏やかですが、上空ではビュービューと風の音がしています。
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日陰に入ると雪が積もっていて、ザクザクと音をたてながら良い感じで歩いて行きます。クマザサで道が覆われて道幅が極端に狭くなっていますが、やがて雪に覆われてしまうのでしょうね。
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標高を上げて行くと、冷たい突風が容赦なく吹きつけて来ます。眺望の良い小ピークに到着し、篭の塔山と湯ノ丸高峰林道が見えます。イワイワは突風がまともに当たるので、時々両手も使って登って行きます。左手には八ヶ岳を始め、南アルプス方面が見えるはずですが、早くもモヤっていて見えなくなって来ました。
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下山して来た単独ハイカーに「山頂付近はまともに立っていられない位の突風ですので気を付けて下さい」とのアドバイスを頂きました。水の塔山頂から篭の登山方面の景色を横目に通り過ぎ、風の当たらない北側に回り込み一息付きます。
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北側斜面の登山道は雪があり、霜柱は凍っていて硬くなっています。北側には、草津の山並みや四阿山を眺めながら歩きます。
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尾根の稜線歩きは、南からの突風がもろに当たります。南斜面はスッパリ切れ落ちているザレの赤ゾレですので突風にあおられ無いよう、注意を払います。正面には篭の登山(東・西)後方には湯の丸山も見えます。
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日当たりの良い場所は霜柱が融けて、泥んこになっていますので避けながら歩いて行きます。鞍部を過ぎて樹林帯の中の登山道の登りに入ると、カチンコチンに凍った日陰道に入ります。
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振り返ると黒斑山の後方に、前掛山と浅間山の山頂部が重なって見えてきます。
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枯れ草が、樹氷まがいに凍っています。山頂直下からは四阿山〜横手山〜草津白根山方面から上越国境の山並みが広がります。
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山頂から浅間山方面は、視界は良好です。北アルプス方面等の360度の展望が開ける予定でしたが、薄雲に遮られ視界不良です。
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山頂で昼食と思いきや、風が冷たく、体温が下がって行くのを感じますので、仕方なく風の当たらない池の平方面へ下がった場所でカレーヌードル&オニギリを美味しく頂き、温まります。※西篭の登山の後方には、湯の丸山と烏帽子岳が見えます。
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池の平湿原入口の兎平へは、アッと言う間に到着です。季節外れの訪問なのか?出発時間が遅かったせいなのか?水の塔への登りで単独ハイカーとすれ違っただけで後は豪華で静かな貸切です。
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湯ノ丸高峰林道は冬季閉鎖で車両は通行止めになっていますので、小さい石の落石が随所にありました。赤ゾレの斜面の先ほど歩いた稜線を眺めながら、ランプの宿方面へ歩いて行きます。
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ランプの宿を過ぎてしばらくすると、高峰山登山口が右側にあります。少し登って行くと本日2人目〜3人目になるご夫婦とすれ違います。振り返ると、眼下に高峰温泉ランプの宿が見えます。
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高峰温泉との分岐を、高峰山頂方面へしばらく進んで行くと、突然目の前に大きな岩場が現われます。岩石が尾根上に派手に露出しています。やや左に巻くと、岩場に頂上の標識、その奥に僅かに祠を抱いた大きな岩がありますが、ここが高峰山の山頂となっています。
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高峰山(2,092m)からは素晴らしい景色(八ヶ岳・富士山・北アルプス等)が広がるはずでしたが、遠方は霞んでいますので視界不良です。最標高地(2,106m)は何故か、手前の尾根のピークでした。
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山頂標識地点からすぐに大岩の一角に建てられた、三峯神社の祠があります。高峯神社は山麓の大里地区の産土神社の大室神社の奥宮です。平安時代の役行者(役小角)の開山はと言われるほど、古くから、山麓の人々の信仰を集めている神社です。主神は貴船大神は干ばつから人々守る水の神で、秋のお祭りには麓の人々が登るそうです。平らな岩に上がり、浅間山方面から秩父方面の景色を見渡します。
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しゃくなげの群生地の緩やかな道を歩いて分岐点まで戻り、高峰温泉ホテル方面へ下りて行きます。
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斜面の左側は、スキーゲレンデになっています。途中ベンチの置かれた休憩ポイントがありました。やがて眼下に高峰温泉の建物が見えて来ます。冷たい風に吹かれながらの道中でしたので早く温泉に入りたく、高峰高原ホテルのこまくさの湯(@800)でゆっくり温まります。
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おまけ
久し振りに浅間連峰方面へ出かけました。前回(2月)篭ノ登山頂手前で予想外の積雪の為、
コースが無く撤収していますので、思い立ってリベンジします。
チェリーパークラインに入ってしばらくすると、『アサマ2000パークのスキー不可』の大きな看板
が道の端ありました。男性が手を上げていますので停車すると、「どちらへ行きますか?」と聞
かれましたので、「高峰方面へ山歩きです」と応えると、ゲレンデのコンディション不良の為、
本日のオープンが来週に延期になった事を、一台一台停めて告知していました。
本日はハイキング気分でゆっくり周回コースを楽しもうと思いましたが、冷たい突風の中、フード
を被っての歩きになりました。遅い時間のスタートでしたので、佐久IC手前から見えていた北
アルプスの雪化粧の山々は、高峰高原付近からは既に見えなくなっていました。
天候 : 晴れのち曇り
出会った人=4人
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆
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