雲海とブロッケン現象と紅葉の谷川岳馬蹄形縦走 2012 10 16

@トマの耳:標高1,963.2m Aオキの耳:標高1,977m B一ノ倉岳:標高1,974.2m
C茂倉岳:標高1,977.9m  D武能岳:標高1,759.6m E七ッ小屋山:標高1,674.7m
F朝日岳:標高1,945.3m G笠ヶ岳:標高1,852.1m H白毛門山:標高1,720m

標高差約1,315m   累計標高差約2,779m   歩行距離約26km   yahoo地図  ースmap  2013年10月18日馬蹄形縦走レポへ!

土合橋駐車場(3:15)⇒西黒尾根登山口(3:38)⇒厳剛:西黒分岐(5:08)⇒トマの耳(6:05〜6:12)⇒
オキの耳(6:20)⇒奥の院(6:23)⇒一ノ倉岳(7:02)⇒茂倉岳(7:18〜7:35)⇒武能岳(8:36〜8:40:)⇒
蓬峠(9:05)⇒七ツ小屋山(9:45〜10:00)⇒清水峠(10:33)⇒ジャンクションピーク(11:52)⇒
朝日岳(12:05〜12:22)⇒
笠ケ岳(13:05〜13:10)⇒白毛門(13:46〜13:48)⇒土合橋駐車場(15:20)

※写真を撮ったり景色を眺めて満喫している時間は、すべて歩行時間内です。
 (歩行時間10時間58分:全所要時間12時間05分)  am3:15〜pm15:20  

歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しい。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるために、比較的低い標高でも高山植物が観察できます。ロープウェイを使って、一般コースの谷川岳(トマの耳・オキの耳)までの天神尾根コースは、首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れています。健脚向けの谷川岳馬蹄形縦走コースは、関東周辺方々の憧れの健脚コースで、日本百名山の谷川岳を含め、群馬百名山の名峰6峰が含まれる贅沢な9峰充実縦走コースです。
前回の谷川馬蹄形縦走(左周りの日帰り)は、日照時間の沢山ある昨年の6月22日でしたが、予想を上回る暑さの為、飲み水をセーブしながらの難儀な馬蹄形歩きになってしまいました。今回は日照時間が短い10月ですが、昨年の反省点を踏まえて、リベンジすべく右回りで望みます。体調的には腰痛からくる左太腿の痛みが生じていて、まだ80%位の体調でしたが、大好きな谷川歩きですので強制的に気力を120%入れて「OK!」と気合を入れ、少し早いバースデーの紅葉登山を決行しました。

デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
みなかみ「湯檜曽公園」駐車場で今回も車中泊です。1時間位、うとうとしているとジープが駐車場に入って来て、3人位ヘッテンを点けながら河原の方へと歩いて行きます。もう一度お休みと思いきや、なかなか寝付けません。仕方なく土合橋駐車場に移動して、1時間位仮眠します。真っ暗闇の土合橋駐車場より、予定より早い3時15分からヘッテンを点け、西黒尾根登山口へと向かいます。登り始めて直ぐに水場があり、流れも良く冷たく美味しい水を頂きます。急登を少し頑張ると私的にシンボルの鉄塔が見え、下を通過して行きます。
見覚えのある大きい倒木を跨いだり、オブジェ化された曲がり木を照らしながら樹林帯の中を1時間少々、標高を上げて行きます。樹林帯を抜け、風通しの良い岩場に出ます。ヘッテンで照らしながら鎖場を数ヶ所、越えて行きます。鎖を使わなくても三点支持法で登れる鎖場が殆どです。ラクダの背を過ぎて、厳剛新道との合流地点の西黒尾根ガレ沢の頭に到着してひと息です。心地よい風に吹かれて、気分も上々です。天神平ロープウェイ山頂駅の灯りが見えてきました。前回、初夏の西黒尾根(6/18日谷川岳主脈縦走コース)に登った時は、飲料水6.5リットル担いで登りましたが、今回は3.5リットルと軽めですので、予想以上にスイスイ標高を上げられました。
周辺は次第に明るくなり、ヘッテンを片付け周辺の景色を楽しみます。写真左は景鶴山〜燧ヶ岳〜至仏山。右は赤城山です。他に武尊山や日光連山、皇海山等の百名山を見渡せます。
本日の最終峰方面の朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門です。“氷河の跡の一枚岩上”でひと息しながら、周辺の景色を眺めます。写真は天神尾根とRW駅を望みます。
ザンゲ岩から振り返って、西黒尾根を眼下に望みます。武尊山付近より、5時56分日が昇って来ました。辺り一面、一斉に明るくなってきます。
先程まで黒い岩影だった谷川岳が、黄金色に変わって来ました。オキの耳と、巻機山-越後駒ケ岳-中岳-朝日岳-笠ヶ岳-白毛門が見えます。
6時05分、早朝にもかかわらず、賑やかなトマの耳に到着です。肩の小屋宿泊の登山の皆さんは、素晴らしい景色を楽しんでいました。
 平標山へと続く谷川岳主脈縦走コースは、雲海の流れが押し寄せ、素晴らしい景色が広がり幻想的です。
 
          仙ノ倉山と苗場山                      苗場山の左に北アの後立山連峰
            富士山                               浅間連峰

隣のピーク、オキの耳へと向かいます。谷川岳山頂のオキの耳が豪華な貸切ですので、思う存分景色を楽しめます。
オキの耳より振り返ってトマにの耳、左下の稜線は西黒尾根、奥には天神平です。

 振り返ってトマの耳です。オキの耳を離れ、次のピークの一ノ倉岳へと向かいます。以降は極端に静かな山道へと変わっていきます。
 
谷川岳主脈縦走コースの雄大な山々も、徐々に雲海から姿を現します。
 反対側の清水峠付近は雲海に埋もれ、巻機山〜越後駒ヶ岳〜中岳〜朝日岳方面の高いピークだけが、雲海上に見えます。
奥の院を過ぎると時折ガスが巻き、一瞬ですが全くの視界不良になってしまいました。ガスが抜けると同時に、私の影がブロッケン現象になって映っています。高い場所へと移動して、3分位手を振ったりして遊んでみました。※北アルプス以来の、嬉しいブロッケン現象でした。

ノゾキへ向かう途中で、またもやブロッケン現象が起こりましたので驚きです。眼下のノゾキ周辺も紅葉が始まりだしていました。
 
ノゾキ先の鞍部へ向かう途中、ガスが巻いて来ましたが、またそれも心地良い風景をかもしだしていました。
一ノ倉岳ピーク手前から振り返り、、谷川岳と急峻な一ノ倉沢の岩壁を望みます。3分位粘って、ガスが引いたチャンスを狙って写真に収めました。
尾根を登り上がると、かまぼこ型の小さい避難小屋と道標があるだけの一ノ倉岳に到着です。何時もの如く通過ですが・・・。強者が歩く中芝新道との分岐にもなっています。茂倉岳までは、自分の影を踏みながら歩きます。
雲海が無くなり、谷川岳主脈縦走コースの山々が姿を現します。オジカ沢ノ頭〜小・大障子ノ頭〜万太郎山〜エビス大黒の頭〜仙ノ倉岳〜平標山方面で、今年歩いたコースです。
7時18分、今回も4回連続貸切りの茂倉岳に到着です。谷川周辺の景色を眺めながらひと息です。茂倉新道方面へ数メートル移動すると、茂倉岳避難小屋が見えて来ます。
眼下には、次のピークの武能岳〜蓬峠〜七ツ小屋山〜清水峠方面です。オキの耳から、誰〜もいない豪華な馬蹄形歩きが続いています。
小腹がすいたのでおにぎり×2コと、リポビタンD&ゼリーで栄養補給です。思い起こせば前回の馬蹄形で水分欠乏状態で泣かされた茂倉岳への登りを、今回は標高を簡単に下げて行けます。

 
振り返って茂倉岳〜一ノ倉岳のダイナミックな稜線には圧巻です。霜で湿った山道は、良い感じで凍って歩き易くなっていますので助かります。随分先の武能岳から下りてくる登山者の姿が見えて来ました。
本日始めてすれ違った4名の登山者は、土樽駅から茂倉岳〜谷川岳を経由して、土合駅からのコースだそうです。少し登り込むと武能岳山頂に到着です。男性が2人いますので話をすると、それぞれ単独で、白毛門からの避難小屋泊の馬蹄形だそうです。赤い服の方は蓬ヒュッテ避難小屋泊で、もうひとりの方は白崩避難小屋だったそうで、其々貸切だったみたいです。私は「日帰りで右回りですよ」と言ったら、少し驚いていました。
武能岳を後にして標高を下げて行きます。尾根伝いの稜線上に蓬ヒュッテが見えて来ました。その先の七ツ小屋山と大源太山が近くなって来ました。後方は巻機山です。
振り返って茂倉岳〜一ノ倉岳と谷川岳。右にエビス大黒の頭〜仙ノ倉山〜平標山が見えます。改めて谷川連峰はでっかいな〜!
馬蹄形後半の大御所峰の朝日岳と、小烏帽子〜大烏帽子〜笠ヶ岳、本日の最終峰になる白毛門です。本日の行程は、まだまだ先は長いですが、予定していたペースより10%位早いので、気分的に楽な感じです。
 
土樽との分岐になっている蓬峠と、営業を終えた避難小屋兼、蓬ヒュッテです。水場も下がった場所にあるみたいですが、私は行った事はありません。小屋の温度計は3℃を指していますが、日差しが強いので体感温度は10℃位の暖か陽気に感じられます。
蓬ヒュッテのトレードマークの「幸せなお見送りの鐘」を背に、武能岳〜谷川岳を振り返ります。本日避難小屋に泊った赤い服の方は、自分で鳴らしたのでしょうか・・・。
とんがり頭の大源太山が見えて来ました。大源太山「げんた」は方言で、四角い木材のことを言い、山容が角張っていることから名づけられました。「東洋のマッターホルン」とも呼ばれ、下から見上げる山容は美しく、登頂意欲がそそがれる山です。シシゴヤノ頭方面が左に見えて来ます。謙信ゆかりの道との分岐から、七ツ小屋山の少し先の分岐の区間は、今年の6月に大源太山周回コースをワンコと歩いていますので、馴染みがあります。
池塘越しに七ツ小屋山が見えて来ました。年配のおじさんに追い付き話をすると、旭原〜七ツ小屋山〜大源太山の周回コースとの事で、のんびり写真を撮っていました。本日の中間地点に当たる、3度目の七ツ小屋山に9時45分に到着です。風が穏やかになり、ポカポカ陽気になりましたのでシャツ1枚になります。辺り一帯静寂した空間と、好天候に恵まれた壮大な景観を眺めながら、大好物のカレーパンとバナナを頂きます。
振り返って、武能岳〜茂倉岳〜一ノ倉岳〜谷川岳に続く美しい稜線です。前回の大源太山周回時は視界不良の為、七ツ小屋山からの景色を一切見られなかったので、感動が倍増です。
大源太山への分岐を過ぎると、心持ち山道が細くなった感じで、緩やかなアップダウンを繰り返しながら清水峠へと向かいます。
眼下に白崩避難小屋と送電線監視所のJR小屋が見えてきます。ここからの下りは足元が余り宜しくありませんので、滑らないように下がって行きます。稜線の鞍部が清水峠です。清水峠から朝日岳への登りは、右回りで一番の疲労感を味合う区間です。
清水峠の街道が建設されたのは明治18年9月です。急峻な地形に加えて積雪も多く崩落などにより、開通後わずかな期間で廃道となってしまった街道です。現在は登山道として利用されているだけですが、昔は国道と呼ばれていました。送電線監視の三角小屋と、風力発電用のプロペラが不思議な風景を作っています。武能岳にいた単独の男性が泊まった、白崩避難小屋です。
白崩避難小屋の裏には鳥居と祠があります。小屋を後にして標高を上げて行くと、形の良い送電鉄塔が見えてきます。鉄塔の下では作業着を着たおじさんが、何故か爆睡していました。
振り返って鞍部の清水峠から七ッ小屋山と続く、見事な紅葉に染まった美しい稜線です。馬蹄形縦走の蓬峠〜清水峠の区間は、谷川岳方面と朝日岳方面の両峰を見上げる絶好のビューポイントです。コースも比較的緩やかですので、歩きながら体力を温存出来ます。
一ノ倉岳を映し出す池塘があります。標高を上げて行くと紅葉ポイントに入って行きます。細く抉られた樹林帯の中を抜けると素晴らしい景色が開けます。
紅葉に染まった朝日岳へ続く稜線歩きは心地良く、1年前に下がった同じコースとは思えない、変身ぶりです。
ドウダンツツジやナナカマドやが真っ赤に染まり、素晴らしい景色を独り占めしながら登って行きます。本日は稀に見る晴天に感謝、感謝です。
振り返って紅葉に染まった清水峠〜七ッ小屋山と、大源太山の素晴らしい眺めです。目の保養をしながら登って来ましたので、余り疲労を感じず登って来られました。

巻機山へと続くジャンクションピークでは、まだまだ巻機山が遠くに見えます。ちなみに巻機山の看板には・・・『難路・道ナシ』と書いてありました。少し踏み入れると、藪こぎで歩かれた跡がありました。朝日岳山頂まで残り、15分ぐらいです。
 登り上がると整備された緩なかな木道になります。振り返ってジャンクションピーク!
朝日岳北側湿原は木道が整備され歩きやすく、左眼下に眺める池塘群で神秘的でした。送電線おじさん以来の、久し振りに人の姿が見えて来ます。北側湿原の水場で3人のハイカーがペットボトルに水を補給しています。恐らく避難小屋泊で、左回りの馬蹄形をするのでしょうね。宝川温泉へとの分岐に、水補給の方のザックがデポしてありました。
12時10分、貸切の朝日岳山頂に到着です。三角点とお地蔵様が鎮座しています。烏帽子岳〜笠ヶ岳。谷川岳〜武能岳。後方は仙ノ倉山
 平ヶ岳や会津駒ケ岳、燧ヶ岳〜至仏山〜笠ヶ岳が見えます。女峰山〜日光白根山、男体山を見渡せました。
遠くに火打山〜妙高山。少し離れた場所に祠が祀られています。サックを下ろして昭文社の地図を広げ、周辺の名峰の景色を楽しみます。本日はチョコバーとゼリーでの栄養補給が効果的です。
烏帽子岳、笠ヶ岳と白毛門までは、多少の登りがありますが、朝日岳まで良いペースで来ましたので、ゆっくり歩いても午後4時前には帰れそうです。
烏帽子岳を越えると左に白毛門、右に笠ヶ岳が迫って来ます。何時ものように笠ヶ岳避難小屋を覗き込んでから笠ヶ岳へ登り込みます。
 
 笠ヶ岳山頂は3人の登山者が寛いでいました。笠ヶ岳から眺めた谷川岳が凛々しく映ります。日の出直後、トマの耳山頂に居たのが信じられない位、雄大な馬蹄形コースです。
今まで歩いて来た馬蹄形の山々を山頂から眺め、自分なりに満足感が湧き上ってきました。蓬峠〜七ッ小屋山〜清水峠と大源太山
笠ヶ岳と白毛門との高低差は130mですので、白毛門を眼下に見ます。笠ヶ岳からの急勾配なゴロ石道を下がってから、再び白毛門まで少しだけ登り上げます。
暗部から振り返った笠ヶ岳です。真っ赤に染まった紅葉ポイントに立ち止まり、艶やかな紅葉狩に耽ります。
紅葉を楽しんでいると、呆気なく、白毛門山頂に到着です。年の離れたお二人さんが、仲良くカップラーメンを食べていました。「笠ヶ岳方面から来られたのですか?」と聞かれたので、「ハイ、早朝、谷川岳から笠ヶ岳を経由して来ました」と言ったら、娘さん?山ガール?が驚いていました。
忘れもしない昨年の7月11日、白毛門山頂で山ごはんを頂こうと思いきや、突然の夕立と、ド肝を抜かれる落雷で、修羅場門化された山頂から豪水が流れる急峻な山道を、落雷を避けるべく、ちゃっちゃか焦って下がった記憶が甦って来ました。ザックカバーをしっかり掛けたにもか拘らず、ザックの中まで大洪水で、カメラも水没して壊れてしまいました。お陰さまでザックの中をパッキングする知識が付きました。久し振りの白毛門は、穏やかで何よりです。
ここからは黙々と標高を下げるだけです。数名のハイカーを遠慮しながら追い越して行きます。ザックにつけてあるクマよけの鈴が違う活用法で発揮したみたいです。振り返って黄色く染まった白毛門山頂方面で、写真の右側にジジ&ババ岩も見えます。マウスを合わせるとアップになり、なんとな〜くモアイ像に似ているのが伺えます。
松ノ木沢の頭に到着し、本日最後の眺望を堪能します。谷川RW駅も眼下に見えて来ます。まだ登って来る登山者の姿もありますので、完全な安堵状態になっています。
岩場の急勾配や鎖場を下がって行くと、樹林帯の中の根っ子が張り出している山道へと変わります。傾斜はありますが、踏み跡が多いので、自分的に歩き易い山道です。ヒノキのウロまで下がって来ました。『ヒノキのウロ』の表示板は見当たらなかったので、知らない方は分からず素通りしそうですね。
東黒沢の清流音が聞こえて来るとジグザクの山道になります。東黒沢の川岸では、数名の登山者が顔を洗ったりして寛いでいました。今回は下山後に拝む事になった、『谷川連峰馬蹄形概念図』です。
15時20分、土合橋駐車場に無事帰着して、大満足の日帰り馬蹄形縦走コースを終了しました。下山して来る数人の人達は土合駅方面へと歩いて行きます。駐車場には、まだ18台くらい車があります。今日は、馴染の「湯テルメ谷川」へ向かい、ゆっくり浸かって、汗を流します。平日ですが、紅葉時期とあって混雑していました。
おまけ

 昨年の日帰り馬蹄形縦走では突発的に実行した為、今回は反省点を踏まえて実行しました。
 ※昨年の反省点
 @飲み水不足になり、後半から水分欠乏症状態になって、パワーダウンを余儀なくされた
 A梅雨時でしたので山道は荒れていて、残雪や足跡も少なく、道を間違えタイムロス
 Bカップラーメン・ドライフーズ・魚肉ソーセージ、コンロ等は荷物になっただけでした
 C準備不足の為、体が重かった感じがした

 決行にあたり、肝心の体調(腰痛と関係した左太腿の痛み)が思うように回復しませんでしたが、
 いつも間にかその分右足が左足を補い、力を付けてくれ、plusα気力も120%入れて挑みました。
 ツエルトやレイン等の、非常装備品はもちろんザックの中です。

 食料は、栄養価が高く、即補給できる食べ物&行動食主体にしました。
 ・ゼリー×6 ・スティックバー×5 ・リポD ・乾燥マンゴ ・カレーパン×2  ・バナナ ・おにぎり×2
 ・乾燥梅1袋  AQUARIUS:2リットルをハイドレーションタンクに注入 ミネラル500mg」ペット×3本です。
 それでも、持参した食料は少し残りました。

 右回りの馬蹄形縦走コースは、前々から予定していた谷川岳まるごと紅葉満喫コースとなりました。
 馬蹄形縦走の右周りと左周りのコースでは、難易度的に同じ位に感じました。
 天候も味方してくれ、素晴らしい雲海の眺めとブロッケン現象は幻想的でした。
 静かな馬蹄形コースの随所で、素晴らしい紅葉と絶景を堪能しながら歩けた事と、
 スタート時間が早かったので気温的に丁度良かった事などが重なり、
 昨年より3時間近くも行動時間が少なく、疲労も残りませんでした。
 当日、馬蹄形をしていた方は、私も含めて6名だったと思いますが、この日の日帰りは私だけでした。
 是非、左回りで3度目の挑戦をしたいと思います。

天候:雲海のち快晴 
出会った人= 早朝の谷川岳周辺10人位  ・一ノ倉岳〜清水峠約7人  ・朝日岳〜土合橋P約23人
全く当てにならない疲労度:★★★★☆(今回は不思議と楽な展開で、筋肉痛にもならなかった)   

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