前穂高岳-奥穂高岳 (日帰り) 2014.10.09


奥穂高岳 標高3,190m  前穂高岳 標高3,090m  標高差約1,690m 歩行距離約18q

行程:上高地バスターミナル(5:30)⇒河童橋(5:36〜5:40)⇒岳沢登山口(5:53)⇒岳沢小屋(7:13〜7:22)⇒
紀美子平(8:58)⇒前穂高岳(9:18〜9:27)⇒紀美子平(9:46)⇒奥穂高岳(10:58〜11:15)⇒
紀美子平(12:18〜12:31)⇒岳沢小屋(13:47〜13:54)⇒岳沢登山口(14:48)⇒
河童橋(14:58〜15:05)⇒上高地バスターミナル(15:15)
 (歩行時:8時間38分 全所要時間9間時間45分)  am5:30〜pm:15:15  yahoo地図  コースmapは下記
歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません
穂高連峰は、日本列島の中央部に連なる飛騨山脈、通称北アルプスと呼ばれる山岳エリアの南部にあります。主峰奥穂高岳(標高3,190m)をはじめとして、涸沢岳(3,110m)、北穂高岳(3,106m)、前穂高岳(3,090m)、西穂高岳(2,909m)などからなっています。その稜線は、長野県側である前穂高岳以外は、主に岐阜県と長野県の境界となっています。連峰の長野県側は上高地を経て松本へ、岐阜県側は白出沢、また西穂高からロープウェイを経て新穂高温泉へと至ります。この連峰は難易度の高い縦走路や登攀ルートを数多く抱え、その迫力ある急峻な岩稜、稜線からの大パノラマ、また涸沢カールからのヨーロッパを思わせる壮大な眺めなどが、多くの登山者を魅了しています。また、上高地から仰ぎ見る穂高連峰の日本屈指の景観も、全国から訪れる観光客に広く愛されています。穂高岳は、剱岳、谷川岳と共に日本三大岩場のひとつに数えられています。※山と高原地図HP参照
さわんどバスターミナル駐車場に深夜に到着して仮眠です。バスターミナルに一番近い第3駐車場を利用(1日500円)WCはバスターミナルの24Hを利用出来ます。http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/始発の5時発に乗車(往復2,100円)シャトルバス運行時間 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/
登山届を提出して、さわんどより始発5時のシャトルバスに乗車です。5時半少し前に上高地に到着すると、早くもバスターミナルは賑やかっていました。 まだ夜明け前なので、ヘッテン不要の時間まで準備を整えます。
河童橋より、穂高連峰を眺めます。 ジャンダルム-奥穂高岳-吊尾根-前穂高岳がはっきり見え、気分が高まります。
岳沢登山口まで、早朝の上高地を散策気分で楽しみます。 やがて左に岳沢登山口があり、樹林帯の中に入ります。
西穂高-間ノ岳-天狗の頭-ジャンダルム方面が朝陽を浴び、ひと際輝く!  
     番号が書いてある親切看板          風量の少ない風穴!              野アザミ
 紅葉標高まで登って来ました。小屋見峠付近より、以前歩いた奥穂高〜西穂高のスリリングな稜線を望む!
岳沢小屋に7時13分到着です。小屋泊の方々は既に出発済みですので、2組が寛いでいるだけでした。菓子パンを頂き、ひと休み!
       穂高難縦走道のダイナミックな景色!                     アップで!
    真っ赤に染まりきらないナナカマド               振り返って!
           活火山の焼岳                     陽に輝く西穂高方面!
   重太郎新道核心部に突入!      カモシカの立場        岩イワの登りはずーと続く!
        あまり雷鳥のいなげな雷鳥広場                登って来たクサリ場を振り返る!
紀美子平では沢山ザックがデポしてあり、私もデポして登って行きます。 ペイントを目印に登ります。 一瞬青空が!期待を込めて登って行くと?
紀美子平から20分で前穂高岳山頂に到着です!またまたガスガスの頂きです・・・。前回と同じく、前穂の一等三角点だけがはっきり見えます。 しばらく様子を伺いますが、眼下の景色が少し見えるだけ! 紀美子平へ戻るとまだまだ賑やか。
奥穂高岳へ向けた吊尾根の登りです。滑りやすい一枚岩があったり、急峻な岩場の登りがありますが、標高差はあまりありません。相変わらず視界不良の中、すれ違う人も少ない稜線は意外と寂しい!
最終のクサリ場を登り、南稜ノ頭を過ぎると話し声が聞こえて来ますので山頂までもう少しです。やがてガスの中から穂高岳山頂が現れます。
2度目の重太郎新道からは、今回もガスガスでテンションが下がります。白出沢から登った時は快晴でしたが・・・! 穂高山荘経由で登って来た登山者が続々到着します。冷たい風が吹き付け、寒むい山頂!
3年前訪問時、穂高山頂よりの眺望!早朝のジャンダルムと槍ヶ岳を望む! 2011.08.17-18のレポへ!
絶景を楽しみながら飲むはずだったドライですが・・・。3度目の奥穂高岳と、今年の7月に新しくなった祠に乾杯〜! 風の当たらない場所で昼食休憩です!メンチカツとドライは相性が大変良いですが、非常に寒む! 若者が到着して賑やかになって来ましたので撤収です! 
雪が降ったみたいです!テンションを下げながら吊尾根を歩いていると・・・、急に雷鳥が私に前に出て来ました。雷鳥さんは冬支度が始まったらしく、お腹を中心に白くなっています。
そして勢いを付けながら登って行きます。おかげさまで視界不良の中、テンションが上がりました。 そしてガスがと切れて来ました。
稜線より眼下の涸沢を望みますが・・・。紅葉は? 涸沢小屋と涸沢ヒュッテ周辺の紅葉は終わっていました。涸沢泊ですれ違った方の話では、今年の涸沢の紅葉は早めで、あまり紅葉しないうちに終わったとか?
          少し移動して常念岳を望む!                  眼下に上高地の河童橋!
先ほどと打って変わって、閑散とした紀美子平 です。のり巻きとお茶を頂き小休憩!見上げるとガスが途切れて前穂高山頂が見えて来ました。
        重太郎新道の核心部へ急降下開始!               ザレているので下山は慎重に!
          振り返って前穂高岳                    岳沢パノラマより眼下を望む
      岳沢小屋のアップ!        上高地の大正池〜河童橋方面!          梯子の急降下!
 
            岳沢の紅葉                         岳沢の紅葉、その2
 
        冷たい湧水           岳沢小屋は賑やかになっていました。      岳沢小屋でひと息!    
 
 岳沢小屋の重太郎新道案内写真のアップ!
 
           岳沢小屋と紅葉?                      岳沢小屋と、その2
         1.5時間?              六百山-霞沢岳              黄色いナナカマド?   
       紅葉と河童橋              六百山-霞沢岳と紅葉           上高地の岳沢湿原   
 
清く透きとおった神秘的な梓川を眺めます。癒しの景色を堪能して、下山後の気分は清々しくなりました。
 
      岳沢湿原 と六百山と優雅な散策ハイカー                梓川と雄大な穂高連峰
 
河童橋手前のパノラマポイントでは、観光散策のご婦人達がパノラマ図解を見ながらおしゃべりをしていました。通りかかった私が軽く会釈をすると「あの山何処から登るのですか?」と聞かれ、「先程まで穂高にいたんですよ!」と答え説明すると、少し驚いていました。愛嬌のあるご婦人達を記念にワンショット! 賑やかな河童橋を渡ると鴨のガ〜子も散策をしていました。
 
 河童橋手前のパノラマ図解アップ
 
 梓川と河童橋と穂高連峰の素晴らしい景色〜♪
観光客と六百山、上高地バスターミナルに15:10分、到着です。 バスに揺られ観光気分で乗車です。 さわんどに到着して直ぐ温泉に入りたかったので、一番近くのさわんど第2駐車場前、川上屋商店の源泉かけ流し露天風呂に入ります。リーズナブルの300円(4人以上はきついかも?) 予定では梓湖畔の湯でしたが!
 
 
おまけ

 3年前、前穂高訪問時はあいにくの雨とガスで、視界不良の悪天候でした。
 今回は晴天を期待して、前穂高のリベンジに望みます。
 シャトルバスで上高地に早朝5時30分前に到着すると、夜明け前のターミナルは
 沢山の観光客&登山者がいますので、
 改めて紅葉時の上高地の人気振りには圧巻です。

 周囲が薄明るくなると、一斉に河童橋方面へ歩き出して行く姿が見え、私も出発です。
 河童橋より梓川越しに今から向かう前穂高〜吊り尾根〜奥穂高が見え、気分が高まります。
 河童橋を渡りホテル白樺を過ぎた辺りからは、、
 先ほどまで大勢いた人が、誰〜もいませんので調子抜けです。

 岳沢登山口に入り、やがて周囲は明るくなって来ましたが
 樹林帯の中の山道は陽が射さないので、いつまで経っても薄暗く感じました。

 風穴手前でようやく先行者に追い付きます。
 カップルハイカーは北穂高山荘までの予定だそうです。
 風穴を過ぎ、中々追いつけないペースのソロガールに追いつきます。
 重太郎新道を楽しみながら、穂高山荘泊での周回だそうです。
 この時点では穂高連峰は陽に輝き、ご機嫌状態でしたが・・・。

 重太郎新道より標高を上げて行くとガスの中に突入!
 下山して来る山小屋泊の皆さんは、
 昨日は快晴で素晴らしかったが、今日は駄目かも?
 と言っているのでテンションが下がり出します。

 リベンジの前穂高はガスで残念な視界不良でした。
 ひと気の少なくなった吊尾根は景色も得られず、黙々と歩く事になります。
 奥穂高へ近づくに連れ寒くなり、ガスは濃くなって行きますが、
 奥穂高山頂は穂高山荘経由の登山者で賑やかっていました。
 こんな天候ですので滞在時間は短く、入れ替えの山頂でした。

 ビールを飲んでいたら吊尾根方面よりWストックのお兄さんが登って来て
 「ビール美味そうですね!」と声を掛けてきました。
 岳沢から日帰りで、
 奥穂高からサイデングラードの横尾経由で上高地へ戻るそうです。
 距離は長くなるけど重太郎新道のピストンより楽かもしれませんよ!
 と言っていました。
 私も1度歩いたコースですので一瞬!と思いましたが、
 自分用のコースタイムを調べて無いので、おとなしく吊尾根を戻ります。

 視界不良で消化不良状態の吊尾根では「こんな時せめて雷鳥にでも遭遇出来れば!」
 と心の中で思い、周辺をキョロキョロしますが、もちろん何もいません。
 そんな思いを忘れた頃、なんと雷鳥が目の前に現れているではありませんか!
 雷鳥遭遇確率の高い私ですが、
 テンションの下がったガスの吊尾根での遭遇は、貴重なカンフル剤となりました。
 随所の岩稜に少し雪が積もっている個所もあり、
 雷鳥は冬支度の準備で、お腹付近より白く染まり出していました。
 穂高連峰は10月7日初冠雪になったので雪がちらほらあり、非常に寒かったです。

 穂高岳へ向かう人達と数名すれ違い出します。
 風穴付近で追いついたソロガールが早くもやって来ました。
 悪天候の為、少ししょげ気味でしたが、
 立ち止り少々会話を交わし、互いプラス思考のショートトークで気分を高めました。
 ソロガールが 「今はガス歩きで辛いですが、帰ってみれば良い思い出になると思いますよ〜!」
 と、笑顔で言っていました。
 吊尾根終盤では、ガスの切れ間より景色が見えるようになります。

 上高地の河童橋手前の梓川と穂高連峰のビューポイントでは、
 穂高連峰のガスは上がり始めましたのでしばらく眺め、
 晴天の前穂高へもう1度リベンジしようと思った次第です。

 上高地へは以前2回とも、帰路の温泉重視の為
 平湯温泉のあかんだな駐車場より、シャトルバスを利用しました。
 今回初めて手前のさわんどバスターミナルの利用になります。
 移動距離は近くなり、スムーズなバスでの行程になりました。
 しかしながらネット等で調べると、平湯温泉の日帰り温泉との充実度は、
 比較にはならない感じです。
 ※私が勝手に温泉に拘っているだけです!

 奥穂高岳へは今回で3度目の訪問になります。
 前回の白出沢コースより、
 穂高山荘泊での早朝の穂高岳山頂では、素晴らしい絶景を眺めました。
 快晴のジャンダルムを越えて、
 西穂高岳までスリリングな縦走コースを楽しむ事が出来ました。
 

天候:標高を上げると悲しいガス
出会った人:100名位?
全く当てにならない疲労度:★★★
☆ 
(個人差はありますが、黒戸尾根&早月尾根日帰りより、重量コース?)

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