五竜岳 標高2,814m 唐松岳 標高2,696m (単純標高差約1,314m 累計標高差約2,158m 歩行距離約22.8km)
黒菱駐車場(05:38)⇒黒菱平(05:58〜06:03)⇒八方池山荘06:27〜06:31)⇒八方池(07:07〜07:11)⇒扇雪渓(07:44)⇒
丸山ケルン(07:58〜08:00)⇒唐松岳頂上山荘(08:28〜08:30)⇒唐松岳(08:43〜08:50)⇒唐松岳頂上山荘08:53〜09:08)⇒
大黒岳(09:54)⇒白岳(10:32)⇒五竜山荘(10:36)⇒五竜岳(11:24〜11:38)⇒五竜山荘(12:11〜12:36)⇒大黒岳13:14)⇒
唐松山荘(14:13)⇒丸山ケルン(14:36)⇒八方池(15:07)⇒八方池山荘(15:38リフト15:46)⇒黒菱平(15:49)⇒黒菱駐車場(15:58)
(歩行時9間時間22分:全所要時間10時間20分) am5:38〜pm15:58 コースmap yahoo地図 |
山頂から東に八方尾根が延びており、これがもっとも容易な登山コースである。また八方尾根の麓には国内でも最大規模を誇る八方尾根スキー場がある。ほかに、山頂を経由して南の五竜岳方面、白馬鑓ヶ岳方面の縦走路もあるが、いずれも岩場や鎖場が多く八方尾根よりは難易度が高い。五竜岳は、北アルプス北部にある後立山連峰の一座である。東に遠見尾根を長く伸ばし、麓にはスキー場が整備されている。この山塊特有の非対称山稜であり、東側は断崖ともいえる急斜面、西側はなだらかな斜面となっている。この五竜岳から南へ鹿島槍ヶ岳にかけては岩峰群が連なり、このエリアの核心部を成している。
山と高原地図参照 |
|
唐松岳は縦走路の起点も含めて、今回で7回目の訪問になります。残念ながら未だかつて八方池に秀峰が写ったためしがありませんでした!本日は白馬の晴天を期待して、久し振りに北アルプス歩きを楽しみます。ゴンドラ&リフトの営業前からの行程でしたので、静かで素晴らしい景色を楽しみました。
|
|
深夜、黒菱第3リフト無料駐車場に到着すると数台車があるだけでした。5時に寒くて目覚めると外気は2℃!すぐに着重ねをして、パンと珈琲を頂きます。リフトは営業前ですので『徒歩での入山お断り?』ゲートの脇より仕方なく?登って行きます。数分するとリフト越しにご来光!
|
|
途中で振り返って黒菱第三リフト無料駐車場です。 やがてコンクリート道に変わると、もの凄い傾斜!程なくして黒菱平の長野オリンピックダウンヒルスタート地点に到着です。
|
|
ひと息いれてから自然研究道トレッキングコースに入ります。 グラードクワッドリフト横をひたすらトレッキングコースで標高を上げ、やがて眼下に黒菱平! (ハクサンシャジン)
|
|
カライトソウ イワショウブ ワレモコウ
|
|
八方池山荘手前より鹿島槍〜五竜岳が見えて来ます。八方池山荘泊で周辺を散策していたおばちゃん達が、「凄い白馬の景色だよ!」と陽気に声を掛けて来ました。八方池山荘より尾根コ−スと湿原コ−スに分かれますので、毎度の如く尾根コ−スから!やがて素晴らしい展望が広がります。
|
|
途中で尾根コースは立入禁止になっていて、もれなく湿原コースへ導かれます。振り返って、焼山〜火打山〜妙高山〜高妻山〜戸隠山等の山並と雲海に埋もれた白馬村! 山道は真新しいベンチと木道です。
|
|
タムラソウ ヤマハハコ シモツケソウ
|
|
ナナカマドの見事な紅葉と白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)の総称! 今年の紅葉は早い?
|
|
不帰ノ嶮がひと際大きく見えて来ました。 焼山〜火打山〜妙高山〜高妻山〜戸隠山
|
|
八方池へ爽快気分で下がって行きます。 先ずはナナカマドの紅葉と八方池がお出迎え!
|
|
快晴で風弱しの恩恵で、見事に不帰ノ嶮が八方池に映っているではありませんか! 想像を遥かに越えた、神秘的な風景を醸し出しています。
|
|
7度目の正直で八方池(標高2,060m)の水面に白馬連峰の山々が映る神秘的な光景に出会えました。お天道さまに感謝です!本日は八方尾根&八方池は観光トレッキングの方々で賑わうのでしょうね。
|
|
八方池より、登山道らしくなって来ます。 振り返って八方池
|
|
終盤を迎えたお花畑 タムラソウ イワオトギリ トリカブト
|
|
五竜岳の左には後立山連峰の盟主とされる、双耳峰の鹿島槍ヶ岳が姿を現します。 紅葉と鹿島槍〜五竜岳と扇雪渓!
|
|
ナナカマドとハイマツと白馬 丸山ケルン広場より、素晴らしい景色をしばらく堪能!
|
|
八ヶ岳と富士山 振り返って! 丸山ケルン!後方は高妻山〜戸隠山
|
|
2羽のライチョウと遭遇!30秒位ライチョウと一緒に歩きます。もの凄く泣き声が可愛い〜! 運良く鹿島槍〜五竜岳のビューポイントに!
|
|
ベストアングルにて五竜岳とライチョウの眺望撮影成功! ライチョウは立ち止り、振り返りました。
|
|
やがてライチョウさんはハイマツの中へ入って行きます。下山をしてくるご婦人と話をすると、昨日は吹雪まがいの悪天候だったとか? ポケットに登山届けが入っているのに気付き(゚-゚;)!
優しい二人組ハイカーに提出をお願いすると、心地よく引き受けてくれました。この場をお借りして「ありがとうございました」
|
|
もうすぐ唐松岳頂上山荘 時間的に静かな唐松岳周辺
|
|
唐松岳山頂からは剱岳を始め、素晴らしい絶景が広がり、胸が高まります!
|
|
不帰ノ嶮〜白馬三山〜雪倉岳の眺望! 昨日or早朝の吹雪で山頂には至る場所に樹氷エビの尻尾が! 名峰、立山〜剱岳
|
|
八ヶ岳〜富士山〜南アルプス 前穂高〜奥穂高〜槍ケ岳!
|
|
【パノラマ図解】 穂高岳〜槍ケ岳〜鷲羽岳〜水晶岳〜黒部五郎岳〜薬師岳〜立山〜剱岳
|
|
四阿山と浅間山の間に浅間隠山と鼻曲山が見えます。 唐松山荘へ戻ります!
|
|
ツエルトやレインや水分(缶ビール込)食料等を詰め込み、毎度のごとくザックが重い!朝食休憩に入りま〜す。
|
|
牛首手前より振り返って唐松岳!クサリ場で山ガールとすれ違い話をすると、五竜山荘泊だそうです。ちなみに昨日の昼ごろ、五竜岳は吹雪だったとか!
|
|
日蔭の岩場には樹氷エビの尻尾が残っていて少し滑ります。 徐々にダイナミックな山容の五竜岳が近づいて来ます。
|
|
大黒岳の下には目印?の慰霊碑ケルンがあります。黄金色の紅葉とダイナミックな五竜岳!もったいない位標高を下げ、また登り返します。帰路も登り返しが待っています。
|
|
ワンウィークの予定で縦走中のスーパーレディーが出現!新穂高より、双六岳-鷲羽岳-水晶岳-烏帽子岳-針ノ木岳-爺ヶ岳-鹿島槍-五竜岳-唐松岳-白馬岳etcだそうです(*_*)!
遠見尾根との分岐、ピークは白岳です。
|
|
いきなり!眼下に五竜山荘 団体?で賑やかっている五竜山荘
|
|
振り返って五竜山荘〜唐松岳 ドウダンツツジの紅葉と五竜岳
|
|
山頂直下の鎖場(慎重に登れば特に問題なし) 唐松岳のアップを写すと、後方には白馬鑓ヶ岳-白馬岳
|
|
クサリのない場所は目印に沿って! 日蔭には昨日の吹雪跡?
|
|
山頂手前分岐より、以前縦走した鹿島槍ヶ岳を望む(扇沢-爺ヶ岳-鹿島槍ヶ岳-キレット小屋泊-五竜岳-唐松岳-八方尾根)の一泊二日の行程でした。前回のレポ(2012年9月14日)
|
|
2年振りの五竜岳山頂に到着です。今回は視界良好で素晴らしい景色が広がります。最初は貸切でしたが、キレット小屋泊のソロおじさんと冷池山荘泊のソロハイカーがやって来ました。何れも遠見尾根より下山だそうです。剱岳のアップ!
|
|
鹿島槍ヶ岳のアップ 唐松岳-天狗ノ頭-白馬三山のアップ
|
|
山頂より分岐に戻り、鹿島槍ヶ岳へ続く素晴らしい稜線を望みます。手前の岩峰は G4、G5の岩場&クサリ場
|
|
クサリ場直下より、五竜山荘 五竜山荘前のベンチは運よく貸切!
|
|
メンチカツととっても温まる毎度のカレーヌードルを頂きます。先ずは保冷バックより、冷た〜いドライで五竜に乾杯〜!山頂でお会いした冷池山荘泊のナイスなソロハイカーがやって来ました。私と同じジェットボイルでお湯を沸かしてチリトマトヌードルを頂いていました。最近松本に仕事の都合で越して来たとか?そして五竜山荘を後にして出発です!
|
|
振り返ると早くも五竜岳はガスの中! ようやく牛首のクサリ場まで戻って来ました。牛首の岩場を過ぎるとガスの中から唐松山荘が見えて来ます。五竜山荘より、5組9名程すれ違いました。
|
|
唐松山荘より、視界不良の唐松岳 唐松山荘泊の登山者が続々登って来ます。
|
|
帰路は視界不良の丸山ケルン! 少し紅葉が始まった扇雪渓
0
|
|
親子?の二人組と少し話をしながら下がります。娘さん?は美人で気さくな方でした。ガスに覆われた八方池です。 八方池山荘に15:38分到着!ひと息入れてから、徒歩で黒菱平に帰るか迷うが・・・、結局グラートクワッドリフト利用(300円)
|
|
ガスの中、リフトは楽ちん楽ちんで黒菱平に到着です。 最後のリフトには乗らず、歩いて黒菱第三リフト無料駐車場へ下がります。最初のコンクリート道の傾斜はやはり凄すぎ!
|
|
バラス道に入ると傾斜は緩やかになります。立入禁止脇ゲートから黒菱駐車場へ入りますが、リフトの係は何も言いませんでした。(言われたとしても大丈夫!黒菱平より、立入禁止の標識は無かったので!)
|
|
本日の気温は寒暖差が大きく、スタート&ゴールは寒く、尾根歩きは丁度良く、樹林帯は厚かった!楽しみにしていたおびなたの湯へ直行です。 馴染みのおびなたの湯でゆっくり温まり、疲れを癒します。気取りっけ無しの源泉かけ流し野天岩風呂はPH11.6もあり、相変わらずの素晴らしい源泉でした。 白馬八方温泉 おびなたの湯
|
|
おまけ
唐松岳は今回で7回目の訪問となります。
積雪時2回、白馬岳からの縦走で1回、鹿島槍からの縦走で1回です。
唐松岳のみは2回で、今回は五竜岳へのピストンで挑みます。
深夜、黒菱第3リフト無料駐車場に到着すると、数台車があるだけでした。
5時に寒くて目覚めると外気は2℃!すぐに着重ねをしてパンと珈琲を頂きます。
黒菱第3リフトは営業前なので、通行禁止?の作業道を歩いて行くと黒菱平に到着します。
最後のコンクリート道の傾斜は凄かった!
黒菱平より、八方尾根自然研究路が八方池まで延びていて、ハイキング気分で八方池山荘へ!
八方尾根からはかつてない程の絶景が飛び込んで来ます。
山荘泊で周辺を散策していたおばちゃん達が「凄い白馬の景色だよ!」と陽気に声を掛けて来ました。
絶景を楽しみながら八方尾根を登って行きます。今回で7回目の唐松岳ですが、
これまでは八方池に白馬三山が映った事が一度も無く、大変相性の悪かった八方池です。
本日は期待できそう!と思い、焦る気持ちを抑えながら早歩きで向かって行きます。
期待通り、素晴らしい八方池と白馬三山を写す事が出来て達成感でいっぱいです。
大げさに言うと絵はがき並?の写真が撮れました。
ライチョウは以前、唐松岳周辺で2回ほど(牛首手前と不帰瞼の三峰と唐松岳区間)で見ました。
本日は丸山ケルンの上(標高2,500付近)で見る事が出来、
どちらかと言えば運よく、ライチョウが私の前に急に出て来た感じです。
おかげさまで五竜岳と一緒に写真を収める事が出来て本当に良かったです。
今回の唐松岳⇔五竜岳歩きは「きままな男の山歩きの赤城さん」のレポに感化され決めました!
天候 : 快晴のち〜ガス
出会った人 60人位(唐松岳〜五竜岳の縦走路は静か)
全く当てにならない疲労度:★★★☆☆
|