二子山   (東岳~西岳)   東岳標高1,122m ・西岳標高1,166m  小鹿野町

行程:民宿登人前の登山口(11:10)⇒股峠(11:55)⇒東岳(12:30~12:35)⇒股峠(13:05)⇒西岳
(13:35~14:30)⇒西峰鎖場(13:13)⇒魚尾道峠(15:24)⇒R299合流登山口(16:13)⇒登山口(16:20)
 (歩行時間4時間10分:全所要時間5時間10分)  am11:10~pm4:20  yahoo地図 
3度目の訪問になりました。今回は単独ではないので上級コースは使いませんでした。岩峰の二子山は歩行時間と標高も余りありませんが、色々な要素が重なり、相変わらず病みつきになりそうなスパイシーな山です。岩稜は緊張する場所もあり、山頂からの展望は素晴らしいです。
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2011/4/6

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登山口の二子山概要図
埼玉県小鹿野町にある二子山は、群馬県神流町との境界近くにあります。山容は石灰岩からなる双耳峰で、西岳と東岳からなります。両峰とも険しく、岩稜の上部が縦走コースになっています。

秩父方面からR299号を上野村方面へ走り、民宿『登人』の先を右折し駐車スペースに車を置きます。※登山口付近にバイオトイレが設置されています。先客は1台だけですが、周回コースですので行き合うこともなさそうです。

沢沿いのジグザク急坂を目印テープを辿って登っていくと、やがて沢から離れ、倒木を避けながら徐々に高度を上げていきます。

ローソク岩との分岐を右に進み、股峠手前には沢山のニリンソウが咲いています。ここはニリンソウの群生地で見事に咲き誇っていました。

連れのウォーミングアップ方々、先ずは股峠から右手の東岳へと向かいます。一人静が静かに咲いていました。
東岳への急坂を登って行くと岩場が現れ、左に沿って歩きます。途中切れ落ちた絶壁越しに鎖場があり、連れは少し緊張していましたが、徐々に岩場に慣れていきます。


振り返ると西岳がお見事です。

岩稜を歩いていくと視界が開け、東岳山頂からは、お隣に屏風みたいに聳える両神山の景色が素晴らしく、秩父方面の眺望も満点でした。
東岳1,122m山頂は、相変わらず素朴な山頂標識でした。水分補給をして股峠に戻り、西岳へと向かいます。

連れがいますので上級コースをおとなしく諦め、2年振りの一般コースから登ります。樹林帯の中を進むと岩場になり、一般コースもそれなりにいい感じでした。

南側が切れ落ちているピークの隣が西岳山頂です。眺望は360度のパノラマです。赤久縄山~オドケ山~西御荷鉾山~東御荷鉾山方面が間近に見えます。食後はゆっくり珈琲を頂き寛ぎます。

西岳より最西峰に伸びる尾根は、険しく高度感があります。見た目では本当に道があるのかと疑う程です。
途中で振り返ると、歩いて来た西岳方面の険しく両サイドが切れ落ちた山容を見ることが出来ます。岩峰は高度感があり、景色と緊張感を楽しみながら歩きます。

更に、石灰岩の特異な岩場の上を黄色いペイントを頼りに進んでいきます。

やがて灰岩の採石場の叶山が近くに見えてきます。叶山は昭和59年に秩父大平洋セメント株式会社の石灰岩鉱山として採掘を開始しました。※一般の方は入山はできないみたいです。

最西峰から下山を開始すると垂直に近い鎖場ありますが、足が岩に良く絡むので意外と楽でした。後は土を踏みながら急坂を下って行きます。

やがて緩やかな魚尾道峠の山道になり、ハイキング気分で下ります。道中わらびが沢山取れました。

振り返ると二子山の全容が見え、岩峰の上を縦走してきたのがわかります。
高圧送電線の鉄塔直下では、相変わらず高圧線のスパークみたいな小さな音がしています。樹林帯に入ると眺望は無いので速足で歩き、やがて国道(R299)に出ます。
R299沿の2階ベランダにいる黒い犬(くろべい)が、今回も私に向かって吠えまくっています。周辺は静寂しているので著しくうるさいくろべいでした。(“くろべい”とは私が勝手に呼んでいるだけです)やがて民宿登人手前左の登山口に到着です。
3か月前に買ったばかりの軽のセカンドカー(4WDターボ車)は山歩きなどに、大変重宝しています。帰りは赤谷温泉小鹿荘でゆっくりと寛ぎ、風情を感じました。※日帰り入浴(600円)

岩峰以外の道中にさいていました。 ※本日はポケットカメラを使用
おまけ
単独以外で再来する予定はなかったのですが、西岳への一般コースでしたら連れがいても
大丈夫だと急に思いつき、出発後に急遽、秩父御岳山から二子山に予定変更しました。

日帰り温泉は星音の湯を予定していましたが、帰路で露天風呂の看板が目に入り、宿に確認
しますと、日帰り入浴OKでした。タイミングが良かったので貸切で露天風呂をゆっくりと1時間も
堪能出来ました。

天候:晴れのち曇り  出会った人=0名様 小グループのしゃべり声のみ聞こえました。
全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆ 

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