伊豆ヶ岳 標高851.4m (正丸駅から吾野駅コース) 歩行距離約14.5㎞ 奥武蔵
正丸駅(10:26) ⇒正丸峠(11:18~11:26)⇒小高山(11:46)⇒伊豆ヶ岳 (12:25~13:00)⇒
高畑山 (13:16)⇒天目指峠 (14:25~14:35)⇒子の権現 (15:20~15:38)⇒吾野駅 (16:28)
(歩行時間4時間58分:全所要時間6時間03分) am10:25~pm4:28 mapion地図 ハイキングマップへ
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今回で12回目になる伊豆ヶ岳ですが、今回は久し振りに正丸峠経由の吾野駅コースを歩いてみました。正丸駅から伊豆ヶ岳の標高差は546m位ですが、以降、子の権現まで随処にアップダウンがあり、14.5キロの奥武蔵の里山健康コースをワンコと一緒に楽しみました。 |
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今年も遅ればせながら足腰の守り神「子の権現(ねのごんげん)」へ、参拝に訪れます。 子ノ権現は『足腰の病に悩める者、誠の心で我を念ずれば、必ず霊験を授けん』という遺言を子ノ聖が残したことから、昔から「足腰の神様」として世に広く知られ信仰されています。境内にある日本一の鉄製の大ワラジと大下駄が目を引きます。足腰祈願に訪れる参拝者で賑わっています。
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正丸駅の右側に10数台分の有料駐車場があります。前回(1月8日)訪問時まで、直接売店で500円を支払いましたが、今回から、駐車券自動券売機(24H=@500)が新設されていました。駅の左側の階段を降りて線路をくぐっていきます。
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集落沿いの村道を登っていき、流れ落ちる清流を眺めながら登って行くと、先行していたご婦人5人衆に追い付きます。右に見える安産地蔵尊は、金の胎内仏を持っているとして、古くから霊験あらたかな仏として信仰を集めてきたそうです。昔の人は、懐妊すると仏前の旗をいただき、腹巻にして出産の日を待ったそうです。
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馬頭観音の伊豆ヶ岳直登ルートと、正丸峠との分岐で御婦人5人衆は直接伊豆ヶ岳へと向かって行きますが、私は今回、真っすぐの正丸峠へと向かいます。※その後、道中、頻繁にご婦人5人衆とお会いする事になります。
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お甲講の説明板がある鳥居の前を通過すると分岐があり、正丸峠、奥村茶屋へ向かう左側の山道へ行きます。
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途中、丸太の橋がありますが、最近ドックランの平均台で鍛えたワンコ(nanaco)は得意そうに渡り切りました。沢沿いのうす暗い樹林帯を抜けると急な木段があり、所々壊れているので端を歩きます。奥村茶屋が真上に待ちかまえています。
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その昔、足の弱った母を背負って、足腰の病に霊験があるといわれる子ノ権現まで峠を越えて行き、その治癒を祈願したという孝行息子「正丸」にちなんで名付けられたと言われている正丸峠(630m)です。奥村茶屋は平日ですが営業中で、お一人お客さんが訪れていました。うどんのかつおだしの汁のいいにおいが立ちこめていました。
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正丸峠からは尾根伝いの登山道で、まだ葉の生い茂らない木々の間からは時折、眺望が開けます。登山道がパッと広がり、最初のピークは小高山(720m)です。ワンコと二子山~武川岳等の景色を一緒に楽しみひと息です。
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五輪山の頂では、馬頭観音の分岐で伊豆ヶ岳直登コースを行かれた、昼食中のご婦人5人衆と再びお会いします。五輪山を少し下ると大蔵山方面からの道と合流し、すぐに男坂(鎖場経由)と女坂に分かれます。
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ワンコ用の移動バックもありますが、収納するのが大変だったので、スノーシューケースを代替えで活用します。スノーシューケースにワンコを入れ、自己責任で難所の男坂を登って行きます。nanacoは大人しくしてくれますので助かり、緊張感を楽しみながら登って行きます。※今年の1月6日妙義山(白雲山)の、ワンコを背負って鎖場と比べれば、難易度は極端に低く感じました。
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男坂の最高基部先からはケースを収納し、ワンコを抱っこ態勢で登って行きます。やがて緩やかな斜面になり、ワンコは自力で登って行きます。
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アセビの花が随所に咲いています。男坂を登り終えた絶好の展望場所から、近郊の山々の眺望を楽しみます。写真は武甲山です。
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右から二子山~武甲山~武川岳~前武川岳の山並みと、後方は浅間山と西上州の山が見えます。
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男坂と女坂の分岐を過ぎると、山頂手前に「伊豆ヶ岳おばーさんの碑」というのがありました。この山頂で山小屋(売店?)をやっていた人気のおばーさんだったようです。山頂付近は細長い広場で、4組の方々が寛いでいました。
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伊豆ヶ岳(851m)山頂では、先ほどのご婦人五人衆が寛いでいました。隣では仲良し夫婦がカップヌードルを美味しく頂いていました。ワンコは2回目の伊豆ヶ岳山頂です。前回は1月8日の雪山でした。
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ご婦人五人衆は古御岳方面へと向かって行き、閑散とした山頂に変わります。穏やかな山頂でチキンラーメン(ベーコン&ポテト+チーズ)を美味しく頂きます。 ゆっくり休んだので古御岳へと向かいます。しりもち坂を滑らないように一気に下り、登り上がると、古御岳の東屋が見えて来ます。人影も無く、貸切状態みたいです。
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子の権現まで続く尾根道主体の山道を、結構なアップダウンを繰り返しながら進みます。小さい東屋がトレードマークの古御岳(830m)は展望が利かないので通過します。
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アセビの森に突入です。馬牛が食べると酔ったようになるという有毒植物で『馬酔木』の当て字を書くそうです。ここは1年中、緑の葉を付けている常緑樹の森です。ひと際、爽やか気分でテンションが上がります。
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誰ともすれ違わない山道を進んでいくと、やがて高畑山(695m)に到着です。先ほどのご婦人五人衆が休んでいて本日4回目の再会となり、“さよなら”となりました。毎度の如く、ナローノ?
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時折、日差しが差し込む変化に富んだ尾根道を進んで行きます。途中、送電線の鉄塔脇を進み、やがて中ノ沢ノ頭(622.7m)も通過です。※イモグナ頭の標識は無くなっていました。
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アップダウンを繰り返し天目指峠(476m)に到着!案内板には天目指峠の伝説が書かれていました。一読みしながら水分補給です。登山道は一旦、車道を横切り、本コース一番の登り返しに入ります。
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祠と関東ふれあいの道コース案内板が設置された、子の権現手前ピークの祠(愛宕山)までは、小刻みに7つの坂を登ります。途中、ニセピークみたいな登りがあるので、少し長く感じさせられました。
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子の権現手前の展望場所から眺める古御岳と中央の伊豆ヶ岳です。何時もと同じく右側に大きな両手を眺めながら進むと、すぐに子の権現(640m)に到着です。
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午後3時20分に子の権現(640m)に到着です。本坊は江戸時代末期に建てられたもので、茅と杉の皮で何層にも葺かれた屋根は子の権現の歴史を感じます。
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足腰守護の神仏ですので、本堂で足腰の守護と登山の安全を想いを込め、祈願します。
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子の権現のシンボルになっている巨大わらじや鉄下駄が展示してありますが、鉄下駄は鉄無垢では無く、鉄板で作られたようです。 突然、「早いですね?」と、ご夫婦に声をかけられ、奥さんの赤いシャツに見覚えがあります。伊豆ヶ岳山頂でカップヌードルを頂いてたご夫婦でした。「私達はリタイヤ組で正丸駅から車で子の権現へ来たんですよ~」と優しく言ってました。
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マイカーで参拝に来られた方が多く、ザックを背負っているのは私達だけでした。本坊の中を覗き込むと大きい下駄が一際、目立っていました。
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参道にある、昭和11年に造像された真赤な仁王像さま二体は、何時もながら大変と迫力があります。売店を過ぎると樹齢800年の巨大な二本杉があり、正面のピークを登って行くと東屋があります。
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東屋の上には小石像さんが鎮座しています。展望台からは高山不動~顔振峠~日和田山等の山並みの景色が開けます。段下には小さい鳥居とお地蔵さん(可愛い~♡)が、毎度の如く目を引きます。
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吾野駅まで4.6km、1時間15分の案内です。4時27分に乗車予定ですのであと50分です。ペースを上げ、チャッチャカ下がって行きます。山道を下り終え、集落沿いの舗装の林道を進んでいくと、浅見茶屋はまだ営業中でした。親子三代続く、手打ちうどんは巷で有名みたいです。
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4時半に吾野駅に到着です。思いの外、賑やかでしたので活気がありました。西武鉄道規定に基づき、ワンコをバックに収納して乗車します。
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再びスノーシューケースを代替えで活用します。思いの外、機能性が良く、ケースは大きめなのでワンコも大人しくしていました。 帰りは馴染みの梵の湯でゆっくり疲れを癒し温まります。(日帰り入浴750円)
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おまけ
本日は子の権現で足腰祈願に、歩き慣れた「関東ふれあい道、伊豆ヶ岳を越えるみち」をワンコと一緒に
心地良く歩きました。登山道は良く整備されていて、踏み跡もしっかり付いている、風流な奥武蔵の
人気の山だと再度、実感しました。腰の具合も、子の権現さまの御利益を頂いてより一層回復すると思います。
久し振りの伊豆ヶ岳~子の権現訪問ですが再度、実感です。足腰のトレーニングになる奥武蔵人気の
健康コースです。
西武線を利用した、奥武蔵人気の縦走コースを、何時までも歩ける事を願います。
天候 : 晴れ
出会った人 : 15人位(登山者)
全く当てにならない疲労度 : ★★☆☆☆
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