春分の日らしい陽気で賑やかな唐松岳  2014.3.21

唐松岳  標高2,695m 標高差約862m 歩行距離約9.0q   yahoo地図

八方池山荘前09:22)⇒八方ケルン(10:00)⇒ダケカンバ樹林帯(10:26〜10:32)⇒丸山ケルン(11:12〜11:18)⇒
唐松岳(12:19〜12:32)⇒唐松岳頂上山荘(12:46〜13:11)丸山ケルン(13:38)⇒⇒八方池山荘前(14:30)

 (歩行時4間時間18分:全所要時間5時間8分)  am9:22〜pm14:30  ※八方池山荘前より  コースmap
山頂から東に八方尾根が延びており、これがもっとも容易な登山コースである。また八方尾根の麓には国内でも最大規模を誇る八方尾根スキー場がある。ほかに、山頂を経由して南の五竜岳方面、白馬鑓ヶ岳方面の縦走路もあるが、いずれも岩場や鎖場が多く八方尾根よりは難易度が高い。特に白馬鑓ヶ岳に至る縦走路は不帰嶮と呼ばれるキレットを通過する難コースである。他に、唐松岳頂上山荘より西に向かって、祖母谷温泉を経て黒部峡谷鉄道の欅平駅まで標高差2000m以上の長大な登山道がある。登頂にあたってはリフト利用によりアプローチ時間も短く、途中に難所もないため初級者に人気がある。 なお、7月中旬から8月上旬までは長野県内の中学生が授業の一環として行う「集団登山」で利用され、大変な賑わいを見せる。 また、途中の八方池付近などからは白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山が望めるなど眺めも良い。(Wikipediaより)
花粉症の私は昨日の武尊山同様、空気の綺麗な雪山に訪問したくなりました。前日の武尊山の下山が早かったので余裕があったことと、連日天気が良さそうなので、急遽仕事の調整を行い、Mさんと唐松岳へ向かうことにしました。

  デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます) 
  
白馬村に入ると霧が晴れ、真っ白に染まった白馬岳が目の前に姿を現します。 チケット売り場は賑やかで、ゴンドラ&リフト券を買うのに10分待ちでした!

リフト駅後方には、早くも五竜岳〜鹿島槍ヶ岳が聳え立っているのが見えます。 2本目のリフトより八方尾根が見えて来た!
ダイナミックな白銀の五竜岳〜鹿島槍ヶ岳
五竜岳の左には後立山連峰の盟主とされる、双耳峰の鹿島槍ヶ岳!

八方池山荘前は登山者でいっぱい!12本アイゼンを装着してスタート!      八方尾根より白馬三山  

石神井ケルン(八方山:1,974m)まで登って来ると人の姿は疎らとなります。 妙高山〜高妻山〜戸隠山等の山並が薄らと!

不帰ノ嶮がひと際大きく見えて来ました。

特大のケルンは八方ケルンです。悪天候の日や視界不良時に各ケルンは、道標目印として活用されます。 白馬連峰展望図に合わせ、白馬連峰の山々を望みます!

  素晴らしい景色が広がりますので、しばし立ち止ります。         八方池ケルンが見えて来た!

 
積雪で埋もれた八方池と白馬連峰!
遠くを眺めると強風でシュカブラ模様を通り越して、シマシマ模様が入った不思議な模様の雪肌の稜線が見えます。そして多くの先行者が長蛇の列になっているので驚き!

                 時々クラック!                     樹林帯に入るとテント撤収組と設営組がいました。
振り返って眼下に八方尾根トレッキングコース!少し霞んで焼山〜火打山〜妙高山〜高妻山〜戸隠山。  やがて賑やかな山道!
 
 不思議なシマシマ模様ゾーンに突入!
    徐々に五竜が不思議なシマシマ模様に隠れて行く!           丸山ケルンへも冬季限定直登り!  

 
   丸山ケルンより、白馬連峰の素晴らしい景色                振り返って丸山ケルン!
           五竜へ続く稜線が見えて来た!                         山頂まで登山者の列!
 
雪庇を下から望みます。唐松岳山頂登って行く沢山の登山者の姿が見えます。
 
     急斜面を登り上がると眼下に冬季休業中の唐松岳頂上山荘と後方には牛首〜五竜岳!  名峰、立山〜剱岳!

雪庇と唐松岳と不帰ノ嶮!山頂まで、最後の登りです!

 
通算で8回目の唐松岳の頂で、冬季は3回目になる馴染みの山頂です!       剱岳をバックに賑やかな山頂
以前縦走した不帰ノ嶮〜白馬三山!
 
少し霞んで名峰、立山連峰〜剱岳!
五竜岳右の北アの穂高連峰は視界不良でした。
唐松岳頂上山荘裏のピークは賑やかそうですので、唐松岳頂上山荘へランチタイム! 振り返ると登山者が続々下がって来ます。
冬季休業中の山荘(4月28日(火)より営業) マーガリンがしみこんだ塩パンと定番のカレーヌードルを美味しく頂きます。
  ソロ男性が安全な山荘前で! 五竜岳へ続く牛首方面にはトレースが少しありました。山荘裏ピークより、山荘と牛首と五竜岳!
 
雪庇と唐松岳〜不帰ノ嶮と登山者のダイナミックな風景!

はっきり見える五竜岳への稜線!また縦走したいなぁ〜!
 
唐松岳〜不帰ノ嶮へ続く峰が連なったスリリングな山容を、見上げる標高まで下がって来ました。    
      帰りは標高を下げるだけなので楽ちん!            素晴らしい場所に設営されたテント!  
丸山ケルンと不帰ノ嶮〜天狗ノ大下り〜天狗ノ頭
 ビューポイントの丸山ケルンより、白馬三山(右から白馬岳 標高2,932m・杓子岳 標高2,812m・鑓ヶ岳 標高2,903m)
眼下にテント4張りと八方尾根トレッキングコース!  ダケカンバの樹林もあり、コルになっていますので安全なテント設営場所
雪に覆われた八方池を横断してきました。振り返って団体グループ?と不帰キレット!
 
朝より大分静かになった八方尾根トレッキングコースです。眼下に八方池山荘が見えて来ました。
八方池山荘前に登頂です。リフト×2基とゴンドラを乗り継いで下がります。眼下に前回起点に車を置いた黒菱第3リフト(冬季は林道通行止)
時々すれ違う赤いキャビンのゴンドラは新しそうです!白馬ゴンドラ駅より少し下がった駐車場より、Hakuba Gondola Hotelを眺めます。そしてコーラを買って爽やかに喉を潤します。
・ゴンドラ往復1600円 リフト2本は片道各300円。※ゴンドラ&リフト運行状況 http://www.happo-one.jp/gelande/lift.html ※温泉情報 http://vill.hakuba.nagano.jp/privilege/onsen/index.html
 
おまけ 

 自宅を5時半に出発。関越&上信越高速に乗って、8時半過ぎに白馬ゴンドラ駅に到着。
 連休のチケット売り場は行列が出来ていておよそ10分待ちでした。
 大方、スキー客ですが登山客もちらほらと目立ちます。

 ゴンドラ&リフトを乗り継いで八方池山荘前に到着すると、
 まだ冬山なのに、登山者で賑やかっているので驚きです。本日は春分の日の祝日連休で、
 しかも天候も穏やかな晴れですので、遅ればせながら納得です。

 八方トレッキングコースだけの方も多くいましたが、八方池からの坂を登り上げると、
 丸山ケルンとその奥には山頂に登る稜線に行列が見え、唐松の人気に再び驚きです。

 冬季限定コースは第3ケルン先の丸山まで直登りになっています。
 更には扇雪渓等をショートカットしての尾根沿いのコースですので、終始視界が開けます。

 北アルプス入門編と言われる唐松岳ですが、
 冬季限定、尾根直登りコースは少し難易度が上がる感じがしました。

 最初は日差しも強く無風状態ですので、すぐ薄着になります。
 丸山ケルン付近で少し風が出て来ましたが、
 標高を上げて行くと風は弱くなり、軽快な山歩きが出来ました。

 八方尾根より望む景色は、右に白馬連峰を左に鹿島槍ヶ岳〜五竜岳と
 ダイナミックな白銀の山々が連なり、両サイドに目を惹かれながら歩きました。
 唐松岳頂上山荘まで標高を上げると、目の前にやや霞みがかった立山連峰〜剱岳等の
 雄大な姿を現し、絶景を楽しめました。

 唐松岳は縦走基点も含め今回で8回目の訪問で、冬山は3回目となりました。
 以前は平日だったせいか山頂までは数人お会いしただけでしたが、
 こんなに賑やかなのは初めてですので驚きです。

 ★3月26日追加記事!
 
シマシマ模様が入った不思議な模様は、雨が降って雪が融けて、また固まった跡だったそうです。
 鐘撞堂山の風の「イチローさん」に参考記事を紹介して頂きました。

天候:晴れですが少し春かすみ
出会った人:未知数
全く当てにならない疲労度:★★
☆☆

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