雲取山  標高2,017m 標高差920m 歩行距離、約21,4km

行程:三峯神社駐車場(6:50)⇒霧藻ヶ峰(8:08)⇒白岩山(9:36)⇒大ダワ(10:12)雲取山荘(10:33)
⇒雲取山頂(11:00〜11:45)⇒大ダワ(12:08)⇒白岩山(12:46)⇒霧藻ヶ峰(13:52)⇒駐車場(14:45)

 (歩行時間 往:4時間10分 復:3時間00分 歩行時間7時間10分:全所要時間7時間55分)
通常の行程時間より早かったみたいです。   am6:50〜pm14:45  yahoo地図
※歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
雲取山は秩父多摩甲斐国立公園のほぼ中央にあり、東京都の最高峰で日本百名山です。山頂は東京都と埼玉県境の上にまたがっていて、少し南側に下った所は山梨県に接しているため、雲取山は1都2県にまたがった山です。昨年は東京都奥多摩町の鴨沢からの「鴨沢コース」でしたので、今回は埼玉県三峰神社からの「三峰コース」の往復をしてみました。
 
デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)

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駐車場にあったmap

H21年 鴨沢コースへ

H24年 雲取〜飛龍へ
何となく、いつもより沢山歩いてみたくなり、雲取山の三峰コースを日帰りで歩いてみました。アップダウンが多く、歩き甲斐のある魅力的なコースでした。
三峯神社にナビを設定し、渋川インターからのスタートです。深夜の秩父大滝温泉を過ぎ、橋を渡ったTの字の信号を左折します。しばらく走ると駒ヶ滝トンネル手前に信号機があります。一方通行なのでタイミングが悪く、待ち時間表示が全部点灯していて消えるのに随分時間がかかりました。トンネルに入ると分岐があり、左の三峰方面に進んで行きます。
二瀬ダム堤頂部の道路を渡り、しばらくすると道端には鹿が2匹、続けてイノシシが一匹、最後は狸が一匹、道路を横断していました。やがて三峯神社の大駐車場に午前1時に到着し、今回も車中泊!寝付けにハイボールを頂き、おやすみです。6時過ぎに起きてコンビニおにぎりを食べ、支度を整えます。


6時50分に歩き始めます。駐車場の階段を上がり、左へ進むと3階建ての土産屋があり、神社の方へ行かないで右に廻り込みます。しばらくして鳥居がありますので標識通り、左の鳥居をくぐっていきます。登山届けと行き先別のカウンターがありますので指示にしたがい記入します。
しばらく歩くと奥宮のある妙法ヶ岳の分岐がありますが真っすぐ進み、やがて炭焼平があり、当時の面影を残しています。徐々に高度を上げながらジグザグ道を登って行きます。
急坂を登り上がった右手には、赤いおべべを着たお地蔵さんが祀られている「地蔵峠」に到着です。真っすぐ行くと太陽寺、大日向方面の道標がありました。
地蔵峠を過ぎ、三角点設置場所(裸地化復元の為立ち入り遠慮下さい)の告知板付近からの眺望場所にはツツジが綺麗に咲いていました。
地蔵峠から数分で、霧藻ケ峰の秩父宮両殿下のレリーフが見えてきます。。昭和38年に両殿下がおそろいで奥秩父登山の折、殿下が霧藻ヶ峰と命名されたみたいです。山小屋みたいな霧藻ヶ峰休憩所がありましたが、平日なのでお休みです。
霧藻ケ峰からは素晴らしい展望が開けます。先日登った両神山を始め秩父の山並みと、雪の無い浅間山などの眺望が広がります。
急坂を鞍部に下ると、そこがお清平です。ここからが前白岩山への大急登です。補助用の鎖がある岩場を過ぎ、木段を上がっていきます。
 
ようやく眺望の無い平坦地にある、前白岩の肩に到着し、さらに急登を登り込み、若干2名を遠慮しながら追い越します。このコースには随所に距離入りの標識が設置してあるので、大変と歩行目安になり、安心です。
眺望の良い前白岩山に到着です。風が吹き上げ涼しくて心地よい、南アルプスから和名倉山方面の山並みはお見事でした。   
前白岩山を過ぎてほどなく行くと白岩小屋に到着!雲取山荘宿泊組の30名位の団体さんが鴨沢コースからやって来て休憩中です。古い山小屋は、所々傷んでいて休業になっているみたいです。小屋の西側には展望場所があり、団体さんから離れ、そのまま白岩山へ登り始めます。

急な坂を登りきるとベンチがあり、白岩山の頂に到着です。すぐ右側が白岩山ですが、樹木に囲まれ眺望は一切ありません。山頂には鹿が2匹いて、私を見るとゆっくりと歩いて去っていきましたが、警戒心は無いみたいです。 ※なんとかシャッターが間に合いました。
白岩山を過ぎ、木々の隙間から南アルプスの眺望が雄大でした。
「芋の木ドッケ」・・・!  私の場合は「樫の木モック」・・・?のロゴが似ているので、思わずつぶやきました。真っすぐ上がると西谷山・天目山方面の健脚向きコースらしい。順路は右前に下がって行くと、左側に大岩が現れ、時折雲取山のピークを見なが木段を下がっていきます。
大ダワの鞍部に到着です。日原方面からの登山道との合流地点で、道は二つに分かれます。真っすぐ斜面を登っていくのが男坂で、左へ巻いた道が女坂です。迷わず、男坂を頑張って登ります。
しばらくして営業をしていない、廃墟になった雲取ヒュッテの横を通ります。小屋の前には、しゃくなげの花がけなげに咲いています。振り返ると白岩山が木々の間からよく見えます。
雲取ヒュッテを過ぎてすぐに雲取山荘の幕営地があり、横書き看板を縦読みしたくなる、斜めの看板がいい感じでした。雲取山荘は平成11年10月に建て替えられたログハウス風の立派な山小屋です。庭先でカップ麺を食べている年配の男女3人組に日帰りですか?と言われ、「ハイ!」と答えたら・・お兄さん若いね!と言われました。・・・私もおやじの分類ですが・・・。
ここから最後の急登りになります。4時間近く休憩なしで歩いているので、結構なオーバーヒート気味なのでただひたすら登っていきます。
途中で60歳前後?の愛想の良いご婦人が私に「途中でデジカメが落ちていませんでしたか?」と問いかけです。落としたデジカメを探しながら下山していました。驚くことにこのご婦人は、単独で三峰コースを日帰りで定期的に歩くそうです。

昨年に続き、雲取山山頂に到着ですが・・・。 富士山は見事に雲の中!青空なので視界は利きますので南アルプス〜大菩薩山〜甲武信岳〜奥秩父の方面の山並みを眺め、満喫します。
※マウスを写真に合わせると昨年撮影写真へ

山頂を表す案内が二つあり、一等三角点と展望盤等、色々とありました。山頂には沢山の人がいますので、ひと気がなくなった頃に写真をとります。避難小屋近くの岩場に移動し、昨年と同じ場所に拘って昼食です。食後はいつもの珈琲を飲みながら、日常生活では得られない達成感と貴重な時間をゆっくり感じ、満足して下山をはじめます。
帰りは来た道を忠実に帰りますが、時折登り返して行くので霧藻ヶ峰までは下山と言う感じでは無かった印象です。途中、山小屋泊へ向かう方々と沢山すれ違いますが、殆んどの方がご夫婦かカップルでした。
霧藻ヶ峰休憩所から、スタート地点の三峯神社のアップです。地蔵峠を過ぎたあたりで超、パワフルなご婦人を追い越します。団体さん等にカメラを見つけたら駐車場係りに届けて下さいの一報を伝達しながら歩いて来たそうで、両手でステッキをつきながら、さすがに脚はガクガクになっちゃった!と、言っていました。
一旦、車に戻って支度を整え三峯神社へ見学方々お参りです。駐車場からは雲取山が正面に見えます。(写真中央、奥の山)
三峯神社は標高約1100m地点の高台です。先ずは、土産屋でメロン味のソフトクリームを買って味わいましたが、汗を沢山かいた後なので実に美味い!
日本武尊が創建したと伝えられる神社で、祀られているのは狛犬ではなく狼です。三峯の名は、雲取山、白岩山、妙法ケ岳からなり、本殿は1661年建立の春日造の格調高い建物で、イザナギ、イザナミの二神を祀っています。樹齢1000年の杉や、高さ15mの巨大な日本武尊の銅像も立っています。
遥拝殿は、景色を一望できる唯一の場所です。この場所から妙法ケ岳山頂にある奥宮を拝む場所になっているみたいです。レトロな作りの交番跡がありますが、以前はしっかり活用されていたのでしょうか?

社務所の奥は三峯神社興雲閣の「三峯神の湯」、日帰り入浴は500円で内風呂のみみたいです。三峰ビジターセンター見学をしてから駐車場に戻ります。

二瀬ダムは堤高95mのアーチ式コンクリートダムで、外観は美しい放物線を描い形で、着工からわずか4年の1961年に完成しました。昼間の堤頂部の車道は深夜と違い、景色を眺めながら気持ちよく走れました。
大滝温泉の遊湯館で汗を流します。お腹が空いたので私の好物のカレーライスを注文しましたが・・・。レトルトカレーだったので残念でした。源泉は透明でしっかりしたお湯で、体を温めゆっくりしました。日帰り入浴料600円で今回で3回目の利用です。

 おまけ
 三峯神社駐車場での車中泊は、とっても静かでトイレも綺麗で24時間OKでした。下山してくると
 ワイパーに駐車料金請求カードが挟まっていましたので、速やかに料金所で500円を支払います。

 三峰コースの標高差920mはさほど気になりませんでしたが、アップダウンが多いいので累計
 高低差は結構あった感じでした。おまけに昼食休憩以外の休憩はしなかったのと、意外に長い
 道程でしたので、次ぐ日は久しぶりに脹脛が筋肉痛になり、満足させて頂きました。

 
 天候:晴れ ・当てにならない疲労度:★★★(日帰りなのでペースが早かった)
 出会った人=60人位  登りでは山小屋泊の団体さんが下山してきたので賑やかでした。

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