鈴ヶ岳周回!ツツジ咲く赤城山へワンコと散策 2015 5 30


鈴ヶ岳 標高1,565m  鍬柄山 標高1,562m 見晴山 標高1,458m 標高差約340m (累計は600m)  歩行距離約8.7km

赤城少年自然の手前P(10:56)⇒出張峠(11:09)⇒深山・鈴ヶ岳分岐(11:36~11:41)⇒大ダオ(12:17)⇒
鈴ヶ岳山頂(12:35~13:05)⇒鍬柄山(13:35~13:40)⇒新坂平登山口(14:06)⇒
赤城山観光案内所(14:13)⇒見晴山(14:26~14:43)⇒青木旅館(15:08)⇒赤城少年自然の家手前P(15:15)
(歩行時間3時間22分:全所要時間4時間19分) am10:56~pm15:15   yahoo地図   最後に少しおまけレポあり!
鈴ヶ岳は赤城山の一座に数えられており、黒檜山をはじめとする八つの主だった頂のひとつです。地理的には唯一、渋川市の赤城町に位置し(他は前橋市)3等三角点が設置されている側火山です。赤城山の中で最もマイナーな山で、比較的、静かな山歩きを楽しめます。一般的なコースは新坂平登山口より、鍬柄山を経由して鈴ヶ岳コースです。他に深山より赤城キャンプ場経由と、今回の出張峠からの周回コースです。
赤城山の白樺牧場周辺は昨年より早く、レンゲツツジが開花をはじめました。天気の良い土曜日なので赤城県道を行き交う車も多く、新坂平から見晴山付近は多くの観光客で賑やかっていました。当初は黒檜山?と思いましたが、混雑が予想され、ワンコ連れでは申し訳ないので、比較的静かな鈴ヶ岳へ向かう事にしました。
新坂平の駐車場は驚きの満車状態ですので、出張峠からの周回コースに変え、赤城少年自然方面へ向かいます。今年冬山に3回登った黒檜山ですが、すっかり新緑のお山に変わっています。
赤城少年自然の家手前の駐車スペースに車を置いて深山方面へ向かって行きます。登山口には年配の夫婦がいて、地図とにらめっこをしています。五輪尾根の周回だそうなので簡単にコースを説明しました。
本日は直射日光が強く感じ、新緑の中に入るととっても心地よい!程なくして五輪尾根との分岐です。鈴ヶ岳へは深山方面へ著しく標高を下げて行きます。
  頭上は赤城山名物のヤドリギ!           ヤマツツジ             閑散とした貸切の森の中!   
        可愛い花            小さい橋より、小さい滝         杭が打たれている場所の先が分岐
杭が打たれている場所を抜けると、正面に広場があります。ワンコ共々ひと息いれます。ここを真っすぐ下がって行けば、深山キャンプ場で、40分ぐらいで下がれます。今までの行程は自然の家登山口から標高を340メートル下げただけ!分岐より鈴ヶ岳まで一気に430メートル標高を上げます。
※今年の2月21日
新雪&深雪の中、鈴ヶ岳から大ダオの分岐より北回りで出張峠への周回予定で深山方面へ下がって行きました。この場所から50m位手前でラッセル地獄になり、大事を取って大ダオまで引き返しました。先行者の新しいアイゼン跡のトレースがありましたがその後、歩行不能になり、凍死による遭難事故で亡くなったそうです。ご冥福をお祈り致します。
新緑の森は苔むす場所もあり、足あとも薄い静かな山道です。程なくすると年配夫婦が下がって来ましたので、貸切歩行は解除されました。
分岐の大ダオに到着してひと息!新坂平からのピストンの登山者が著しく多いので驚き!何やらワンコが困った様子!岩場を抱っこのおねだりでした。大ダオ~山頂までの間、12名位すれ違いました。
山頂には先行者が6名いました。大きな三つの石碑が並んでいて赤城大神・鈴嶽山神社・愛宕山大神です。この時期、木々が邪魔して眺望は狭まっています。
昼食場を探しますが、日向は暑くて無理!木陰に入るとアブが時々!シートを敷いてワンコと手抜きのランチに入ります。本日はcoco一番屋魚辛カレーうどんを美味しく頂きます。そして鈴ヶ岳山頂を後にして、鞍部の大ダオまで標高を下げ、鍬柄山まで再び標高を上げて行きます。
鍬柄山(1,562m)に到着です。山頂からの景色は素晴らしく、浅間山~榛名方面と八ヶ岳方面は霞んでぼんやり、黒檜山~鍋割山を始め、殆どの赤城山を見渡せます。眺望は鈴ヶ岳より、こちらの鍬柄山のほうが良い!
       谷川方面                 燧ヶ岳                 日光白根山
鍬柄峠を過ぎて蛭子峠手前の展望場所へ熊笹を分けて進んで行きます。麓がツツジに染まる地蔵岳!赤城山観光案内所付近もツツジで赤い!熊笹を分けて山道に戻ります。

標高を下げて行くとヤマツツジからレンゲツツジに主役が代わって行きます。先ほどより厚い雲に覆われはじめてしまいました。蛭子峠を過ぎると行き交う車の音が近くなります。そして新坂平登山口!
 白樺牧場のレンゲツツジ観賞をしながらのんびり歩いて行きます。        見頃のレンゲツツジ!
  ズミが白い花を咲かせています。          見晴山へ!             レンゲツツジと展望台
東屋に座ってひと息です!見晴山展望台は賑やかで、多くの方々の憩いの場所となっていました。そして!「nanacoちゃんにそっくりなワンちゃんがいる!」と声が聞こえてきました?すかさず「この子はnanacoですよ~!」と答えると、ゆうやけさんだ~!と、ご婦人に大変喜んで頂きました。さいたまの気さくな夫婦で、しばらく会話を楽しみます。気ままな男の赤城さんや、K2カップルさんともお会いした事があるそうで、Tomoさんの事も知っていました。nanacoはしばらくご婦人に抱っこされ、ご機嫌の様子でした。また何処かでお会い出来る事を楽しみにしています。展望台よりズームでワンショット!
振り返って!満開のレンゲツツジと荒山
見晴山山頂付近は見事な満開のレンゲツツジ!しばらくワンコとふらふら!        見晴山山頂と黒檜山
      青空も回復                地蔵岳              レンゲツツジで真っ赤に染まる
  分岐を沼尻方面の右へ向けるとやがて黒檜山と大沼!          ワンコは野原コースになったのでご機嫌!
       クサタチバナ           シロバナノヘビイチゴ           青木旅館に着地して通過
 尾沼湖畔と、たぬきさんが日傘を差していたらしい?黒檜山        湖畔を豪快にモーターボートが周遊!
 沼尻分岐を深山方面へ!   変な顔の木のアートが駐車スペース  今回はトラロープが張られて狭まっていた駐車スペース!

赤城登山鉄道(利平茶屋~鳥居峠)以前の赤城山の表登山口は何処にあったのか?

少し貴重なおまけ!
現在の赤城県道の大鳥居がある場所が、赤城山に車道が整備されていない時代の赤城山登山口になっていました。この旧鳥居より、多くの登山者が赤城山を目指して登って行きました。もしタイムマシンでもあったなら、私もこの旧一の鳥居から、赤城山を目指して歩きたいところです!以前赤城山登山口にあった旧鳥居は約235年余り親しまれてきた歴史ある素朴な鳥居です。昭和39年赤城山有料道路建設に伴い、現在の大鳥居(高さ21.3m)に新しく建て替えられました。登山口にあった歴史ある旧鳥居は大洞の旧赤城神社境内に一時移築されましたが、風化による心配から、その後平成7年、現在の小暮公会堂(小暮幼稚園)敷地内に移築されました。
※左の写真は赤城山観光案内所にて大正時代の写真、右の写真は2015年2月20日撮影ですが、同じ旧鳥居です!


 おまけ 


 赤城山周辺はツツジの開花時期で、下は箕の輪駐車場から新坂平~大沼の大同Pまでほぼ満車状態でした。
 赤城山の中でも比較的静かな出張峠を経由し、静かな山歩きを期待して訪問しました。
 予想通り、出張峠~大ダオは静かな山道でしたが、
 大ダオを過ぎると鈴ヶ岳周辺は予想外の賑やかさなので驚き!
 
 鈴ヶ岳山頂で休憩場所?と思いましたが、陽が当たる場所は直射日光がギラギラ!
 日陰はアブや虫が沢山飛んでいて、落ち着いて休めませんでした。

 新坂平を過ぎると観光客にまぎれてツツジ観賞を楽しみました。
 見晴山では私のHPを見て頂いているご婦人夫婦と楽しい会話が出来て充実した日となりました。
 ご婦人いわく、nanaco連れだったのでもしや?と思ったそうです。
 今年2回目の鈴ヶ岳ですが、前回と違って気分を一転させてくれた鈴ヶ岳となりました。
 
 天候 : 晴れ時々曇り
 出会った人 大ダオまで4人 以降は賑やか!
 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆


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