①松手山:標高1,613.6m
(まつてやま) |
②平標山:標高1,983.7m
(たいらっぴょうやま) |
③仙ノ倉山:標高2,026.2m
(せんのくらやま) |
④エビス大黒ノ頭:標高1,888m
(えびすだいこくのかしら) |
⑤万太郎山:標高1,954.1m
(まんたろうさん) |
⑥大障子ノ頭:標高1,800m
(おおしょうじのかしら) |
⑦小障子ノ頭:標高1,730m
(こしょうじのかしら) |
⑧オジカ沢ノ頭:標高1,890m
(おじかざわのかしら) |
⑨トマノ耳:標高1,963.2m
(とまのみみ) |
10)オキノ耳:標高1,977m
(おきのみみ) |
11)一ノ倉岳:標高1,974.2m
(いちのくらだけ) |
12)茂倉岳:標高1,977.9m
(しげくらだけ) |
標高差約1,397m 累計標高差約2,779m 歩行距離約25.5km 2015年5月22日(金)
平標登山口駐車場(04:15)⇒平標登山口(4:18)⇒鉄塔(05:02)⇒松手山(05:31)⇒平標山(06:27~06:30)⇒
仙ノ倉山(07:06~07:10)⇒エビス大黒ノ頭(07:51~08:00)⇒毛渡乗越(08:43)⇒越路避難小屋(08:59)⇒
万太郎山(09:43~09:49)⇒吾作新道分岐(09:52~10:13)⇒大障子ノ頭(10:28~10:30)⇒大障子避難小屋(10:43)⇒
小障子ノ頭(10:57)⇒オジカ沢ノ頭(11:32~11:42)⇒肩の小屋(12:35~12:40)⇒トマノ耳(12:45~12:47)⇒
オキノ耳(12:58~13:00)⇒奥ノ院(13:03~13:30)⇒ノゾキ(13:35)⇒一ノ倉岳(14:10)⇒茂倉岳(14:27~14:31)⇒
茂倉避難小屋(14:39~14:41)⇒矢場ノ頭(15:26~15:30)⇒茂倉新道登山口(16:45)⇒土樽駅(17:11)
※写真を撮ったり景色を眺めて満喫している時間は、すべて歩行時間内です。
(歩行時間11時間06分:全所要時間12時間56分) am4:15~pm17:11 yahoo地図
1回目:主脈縦走(2012.6.18) 2回目:主脈縦走(2014.6.16) 3回目:主脈縦走平標新道へ(2014.10.26)
【 下山後の土樽駅⇒平標山登山口の交通機関 】
電車=(長岡行き:240円) 土樽駅(18:05分発)⇒越後湯沢駅(18:21分着)
バス=(600円:大きいザックはプラス100円) 越後湯沢駅(18:45分発)⇒平標山登山口バス停(19:19分着)
歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
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谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しい。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるために、比較的低い標高でも高山植物が観察できます。谷川山頂からは、平標山にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。谷川連峰を余すことなく満喫出来る主だった健脚縦走コースは、谷川連峰馬蹄形縦走コースや、万太郎山を経由しての谷川岳主脈縦走コースなどがあります。
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谷川連峰は私の好きな領域ですが、タイミング良く綺麗な石楠花をまだ見た事がありません。早咲きの高山植物観賞の期待も込めて、
残雪が少し残る谷川連峰主脈縦走を心地よく歩きました。谷川連峰主脈縦走は昨年、西黒尾根~平標新道土樽経由の「ロングコース」でした。今回は4度目で、初めて主脈逆向き歩きになります。H25年のTomoさんのレポに影響されて「平標山を起点に茂倉岳」へ向けてロングコースで歩きます。※アイゼン等持って行きましたが、全く使う必要はありませんでした。
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デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます) |
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平標山登山口駐車場に4時過ぎに到着すると、車中泊と思われる車が2台程ある静かなPです。登山届を提出してヘッテン不要の4時15分にスタート! 強風に吹かれながら、松手山経由で標高を上げて行きます。振り返ってペッタンコの苗場山!
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シンボルの鉄塔でひと息! ミヤマキンバイ 冷たい風が吹いている分岐地点の松手山
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時折、アズマシャクナゲ! ようやく太陽が昇って来ましたが・・・、どんよりした雲に遮断されて暗い! しかしながら富士山まではっきり見える視界良好!
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珍しく誰~もいない閑散とした平標山と周辺! 昨年主脈縦走下山時、土樽駅目掛けて苦戦しながら下がったスリップ地獄の平標新道!
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平標山の左は北アルプスの白馬岳方面! 天狗ノ頭-白馬鑓ヶ岳-杓子岳-白馬岳-小蓮華山
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南アと八ヶ岳! どんよりしていますが視界良好の平標山を振り返って! そして仙ノ倉山へ向かいます!もう少しすると高山植物で綺麗になるのでしょうね!
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振り返って平標~!名物、東芝ランプの表示には、肩ノ小屋まで10.5km 平標山&仙ノ倉山一帯は誰もいない静かな山域で、ちょっぴり寂しい感じ!エビス大黒ノ頭が凛々しく佇んでいる!
予想通り、閑散とした貸切の仙ノ倉山!
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山座方向版に合わせてしばらく景色を眺めます。三峰山~大峰山&吾妻耶山!後方は馴染みの赤城山! 榛名山の後方右には富士山!
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仙ノ倉山からのパノラマ図解その壱!(平標方面を振り返って!)
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仙ノ倉山からのパノラマ図解その弐! (苗場山の左は北アの後立山連峰!)
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仙ノ倉山から少し下がってパノラマ図解その参! (進行方向谷川方面!)
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開花待ち!の綺麗なしゃくなげの群生 可愛いミネザクラが随所に! 健気なハクサンイチゲ
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エビス大黒避難小屋!何気に中を覗いてからエビス大黒ノ頭へ向かいます! 少し頑張るとエビス大黒ノ頭に到着!
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パンをかじってひと息! 年季の入った、かの有名なマツダランプの標識! 時々シラネアオイ
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毛渡乗越まで標高を下げ、万太郎山まで豪快に登って行く!
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綺麗なアズマシャクナゲと万太郎山
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アズマシャクナゲの群生! 何時も寝そべっている「毛渡乗越」の標識!右に降りると赤谷林道へ行けるようです
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時折、ナエバキスミレ コイワカガミも時々! 真っ赤なショウジョウバカマ
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飯士山&岩原スキー場!飯士山へは以前ワンコと訪問しました。 シラネアオイとエビス大黒ノ頭~仙ノ倉山
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越路避難小屋 若いハクサンイチゲ 可愛い野鳥のウソ!
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しゃくなげと主脈縦走路 やっぱり貸切だった万太郎山に到着!
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歩いて来たエビス大黒ノ頭~仙ノ倉~平標山
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万太郎山~吾作新道分岐まで、しゃくなげの道
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吾作新道との眺望の良い分岐! 土樽へ向けての吾作新道
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谷川~茂倉岳方面を一番良く見渡せるビューポイント!本日の下山は茂倉新道より土樽へ向かいます。
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標高をグングン下げて来て、ここから沢山のピークが待ち受けています。 振り返って万太郎山!
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忘れもしない昨年の10月26日、レコ仲間のBlueさんと「感動のバッタリ!」をした記念の憩いの場!しかしながら本日は登山開始から予想外の貸切歩行!
程なくして大障子ノ頭に到着! 紫のアズマイチゲではなく、キクイチゲが時々!
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向かう谷川方面には大障子ノ頭の先に、ひと際大きく聳えるオジカ沢の頭! 振り返って大障子避難小屋~大障子ノ頭~万太郎山!
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バイカオウレン 紫のキクイチゲの群生 フデリンドウ
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優しい山容の小障子ノ頭ピークを通過! 健気なハクサンイチゲ 付近はミヤマキンバイの群生だらけ!
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谷川岳を横断する日本一の長さを誇る関越トンネル(11,065m)の空気孔(万太郎立坑・谷川立坑) ショウジョウバカマ&石楠花
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オジカ沢ノ頭への登りは逆主脈の頑張り所! もうすぐオジカ沢!避難小屋を振り返って!
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オジカ沢ノ頭でまたまたひと息!ゼリー&チョコで栄養補給! しゃくなげと肩ノ小屋&谷川岳
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振り返ってカッコの良い!爼嵓(まないたぐら)とオジカ沢の頭 濃い色の綺麗なシラネアオイはこの場所だけ!うっとり♪
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中ゴー尾根との分岐、ここから肩の小屋へ最後の登り上げ! ユキワリソウ 肩の小屋直下のハクサンイチゲ
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ようやく肩ノ小屋に到着!管理人さんと会いましたので、本日の貸切歩行は解除になりました。 管理人さんと話をすると、天気の割に本日は登山者が極端に少ないとか!
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そして貸切のトマの耳! !白毛門より、Jimnyさんの「初!ヤッホー!」が聞こえて来たような? トマの耳-巻機山-越後駒ケ岳-中ノ岳-朝日岳-笠ヶ岳-
白毛門!
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歩いて来た、オジカ沢-小障子ノ頭-大障子ノ頭-万太郎山-エビス大黒ノ頭-仙ノ倉山-平標山へと続く、谷川連峰主脈縦走路
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少し下がってオキの耳へ向かいます。途中数名とスライド!唯一活気があるオキの耳!この周辺で15名程お会いしました。通常の谷川主脈縦走は西黒尾根or天神尾根へ向けて下山開始ですが、デラックス編なので一ノ倉岳~茂倉岳へと進みます。
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静かな奥ノ院ピークに上がりゆっくりひと休み! 本日は電車&バス経由なので気持ち良くドライで乾杯!そして毎度のカレーヌードルと厚切りのハムカツ! 先ほどより水分補給を好意的に控えてましたので喉がカラカラ!美味いドライでスッキリと豪快に喉を潤す!
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越後駒ヶ岳~中岳! そして誰もいない一ノ倉岳へと向かいます。
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ノゾキを覗き込むのは多分9回目? 残雪が残るノゾキ! 一ノ倉岳目掛けて急登り!
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しゃくなげと主脈路! しゃくなげと豪快な谷川岩壁!
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更に標高を上げ、振り返ってダイナミックな岩壁と谷川岳!
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小さい避難小屋と道標があるだけの一ノ倉岳!中芝新道との分岐。一ノ倉岳を通り過ぎるとしばらく残雪歩き!ノーマルで歩行で問題なし!
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巻機山-越後駒ケ岳-中ノ岳手前は大源太山-七ッ小屋山-朝日岳!
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武能岳へのトルネード稜線! やはり誰もいなかった茂倉岳山頂
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振り返って一ノ倉岳~谷川岳
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ハクサンイチゲと万太郎山 残雪がたっぷりの茂倉岳避難小屋
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茂倉岳避難小屋付近の残雪歩きは緩いので少し注意! そして土樽駅目掛けてグングン急降下!
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美人のシラネアオイの群生! 可憐なイワウチワ!
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フデリンドウ 随所にコイワカガミ 時折、バイカオウレン
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オカルトアート的な枯れ大木!(人食い枯れ木?) 矢場ノ頭より振り返って!電車の時間に余裕があるのでまたまた小休憩!
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イケメ~ンでカッコ良い!のタムシバ君! 茂倉新道は見頃のシラネアオイの宝庫!
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飽きるような木の根っ子地帯を抜けると新緑ゾーンへ! ドッシリしたビューティーな新緑!
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目の前は関越高速の土樽パーキング! 茂倉岳登山口に着地! タニウツギ
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土樽駅に17時11分に到着!電車の時間まで1時間近くあるのでコーラを飲みながらスマートフォンで時間潰し!意外と優雅な時間でした。土樽より18:05発の電車で越後湯沢駅へ!湯沢駅より最終18:45分のバスに乗車して平標山登山口まで!Pは少し通り過ぎます。早朝登山開始&夕方下山だったので、駐車場料金箱に600円投入!
楽しみにしていた巷で評判の苗場「雪ささの湯」にゆっくり浸かり、貸切状態の露天風呂で疲れた体を癒します。茶色の鉄分を含む良い源泉でした。
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おまけ
登山口を出発して冷たい風に吹かれながら標高を上げて行きます。
太陽は昇って来ますが、雲に遮断されて、仙ノ倉山まではどんよりした天候でした。
視界は良好でしたので、遠方の景色は楽しみながら歩けました。
花の宝庫の平標~仙ノ倉の高山植物はまだまだ開花準備状態でした。
エビス大黒ノ頭付近より晴れ!モードに変わり、風も弱くなってハイキング日和に変わって行きます。
谷川主脈路に入るとしゃくなげが予想以上に咲いていて、
ハクサンイチゲやシラネアオイ等が綺麗で、何度も立ち止りながら写真を写しました。
結局撮影総数1588枚も写したので、写真整理も大雑把になってしまいました。
平標山~肩ノ小屋まで予想外の貸切で、トマの耳周辺でも15人位お会いしただけでした。
以降の奥ノ院~土樽駅区間は予想通りの貸切!
初めて歩く茂倉新道はまだ踏み跡が少ない感じがしましたが、
「スリップで難儀した平標新道」と比べると、整備されていて歩き易い山道に感じました。
土樽駅18:05分発の最終電車に合わせて歩きましたが、谷川岳到着時には時間に余裕が多くあり、
少休憩を取りながら歩きました。
谷川連峰の壮大な景色と花々を眺めながら、今回も気分爽快に歩けた事に感謝です。
初めて平標側から主脈を歩いてみて何時もは感じなかった事は、
オジカ沢ノ頭が以外と大きく見えて手強かった事!
今回の茂倉新道下がりの「変形主脈縦走」は馬蹄形縦走と負けず劣らずの健脚コースでした。
そして谷川主脈縦走4回と馬蹄形4回の日帰り歩きとなりました。
本日は気温上昇対策として、ザックにハイドレーション(2L)を仕込で、
ポカリと水と氷を入れて冷え冷え状態にしました。
他にポカリ2本&ミネラル2本と缶ビールをクーラーボックスへ!
ザックの重量は11.2㎏になりましたが、水分と食料は次第に減ります。
前半、風が強く気温が低かったので、ミネラル1本とタンクに残った水が少し持ち帰りになりました。
下山後の日帰り温泉
苗場スキー場にある『雪ささの湯』源泉かけ流しの濃い茶色の温泉でとても良かった!
(Web200円引きクーポーン有)http://www.kin611.com/yukisasa.html
【天候】曇りのち晴れ!(午前風強し)
【出会った人】平標登山口~肩ノ小屋まで貸切! トマの耳周辺15人 ・奥ノ院~土樽駅は貸切!
【全く当てにならない疲労度】★★★★☆ |