新雪の谷川岳(天神尾根~トマの耳) 2014 12 08


トマの耳 標高1,963.2m  標高差約652m  歩行距離約6.8km

行程:天神平(9:00)⇒熊穴沢避難小屋(9:45~9:50)肩の小屋(11:58)⇒トマの耳(12:16~12:33)⇒
肩の小屋(12:40~13:28)⇒熊穴沢避難小屋(14:19)⇒天神平(14:53)

(歩行時間4時間43分:全所要時間5時間53分) am9:00~pm14:53   yahoo地図   map(pdf) 
ラッセル歩行等があり、ゆっくり歩いたので時間は参考まで!
谷川岳は群馬と新潟の県境をなす三国山脈中部にある山です。山頂はトマの耳(1963m)とオキの耳(1977m)の2峰に分かれ、遠望するとネコの耳の形に似ていることから〈双耳峰〉とも呼ばれています。標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しく、山頂付近の晴天率は低い。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるため、比較的低い標高でも夏には高山植物が観察できます。冬は早い時期から厳冬に入るため、何処の山より真っ白な山容に変わります。ロープウェイを使っての一般コースの谷川岳(トマの耳・オキの耳)までの天神尾根コースは、シーズンに入ると首都圏から近いこともあって、多くの登山者が訪れます。
今年も谷川岳雪山歩を予定していましたが、中々休日と谷川との天候が折り合いません。本日は新潟(湯沢町)の予報はあまり宜しくありませんが、みなかみ地区は嬉しい晴れマーク!晴天率の低い谷川岳に雲が掛っていたら、みなかみ寄りの予報の白毛門へ登る事にします。関越高速の赤城高原サービスエリア付近より望む谷川岳は、真っ白に染まりピーカン!早くも気分は高まり、興奮状態で車を走らせます。

 
 デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
関越谷川IC出口より、真っ白に染まった谷川岳を望み、早くも気分が高まります。湯檜曽温泉より谷川ベースプラザまでガチガチ路面は凍っています。 白毛門は意外と積雪が少ない感じでした。土合橋駐車場は積雪の為、進入不可! 7日から急遽スキー場オープンの為駐車場は無料開放されていました。RWで天神尾根へ向かいます。キャビンで一緒だったRW関係者の話によりますと2日前まで積雪は余り無かったの事!

振り返って天神平!ちなみに昨日雪上訓練が行われたの事です。 新雪の恩恵で雪深い!
    尻尾根との分岐           田尻尾根は積雪の為歩行不能状態!        白毛門-笠ヶ岳-烏帽子岳

        真っ白に染まる迫力の谷川岳!                  富士山も見える好天候!
熊穴沢避難小屋で先行者の人影を発見しますが、行ってしまいました。気温上昇の為、避難小屋でジャケットを脱ぎひと息入れます。 急な岩場は積雪で埋まっているので脹脛を引っ張りながら登ります。

先行者と目が合います!まさかのirohaさんではありませんか!感動のあまり、素早く感動の雪上のハイタッチ!バッタリ&(*_*;&感動です!ここからirohaさんと嬉しい同行になります。徐々に積雪が多くなり踏みぬき状態に変わって行きます。小動物の足跡があちこちに!

オジカ沢の頭と俎嵒(マナイタグラ)のカッコ良い山容が見えます。天狗の溜まり場が見えて来ました。 irohaさんが手袋とネックウォーマーを落としたらしく、下がって探しに行きました!

昨日のトレースは消されて凄い積雪! ラッセルしながら頑張ります。

スノーボードを担いだyamarecoユーザーの若いダンディーが、irohaさんが落とした手袋を拾ってくれました。受け取りirohaさんを探しに私も下がって行きます。 天狗の溜まり場を大分下がった付近でirohaさんを発見!スノーシューに履き換えて再トライ! 二人で戻って来るとyamarecoユーザーの若いダンディーが、嬉しい事にトレースを付けています。
振り返ってirohaさんとオジカ沢の頭と俎嵒!
交代してバージンスノーを肩の小屋までラッセル!(意外と疲れる)irohaさん撮影!  ようやく肩の小屋が見えて来ました!
      振り返って!頑張ったラッセル跡!                  シンボルの目印搭

振り返って!肩の小屋と主脈縦走路
         わた菓子見たいな霧氷!                   海老の尻尾の凄い霧氷!
谷川岳トマの耳でirohaさんと感動のハイタッチ!(向かって左がウサギの私)スノーボードダンディーはken0114さんでした。気を付けて滑って下さい!写真ありがとうございました(^^)

茂倉岳~一ノ倉岳~オキマの耳(雪庇が!)

         オキの耳-巻機山-朝日岳                   朝日岳-笠ヶ岳-白毛門
 
オキの耳へと向かって行きますが、腰まで埋まる凄いラッセルなので安全を取って断念します。 再びトマへ!

             凄い霧氷!                       見事な海老の尻尾!

    越後駒ケ岳-中ノ岳             燧ケ岳-至仏山                会津駒ヶ岳
        燧ケ岳               日光白根山-武尊山            皇海山-袈裟丸山
巻機山~越後駒ケ岳~中ノ岳~朝日岳~烏帽子~笠ヶ岳~白毛門~平ヶ岳~会津駒ケ岳~景鶴山方面
 
 危なそうな西黒尾根!当初は考えていましたが、来てみたら論外!        肩の小屋にもどって昼食!
 とっても温まる毎度のカレーヌードル!    ホッカイロで温かいおにぎり!   irohaさんはワンランク上のけんちんうどん!

 
今は無人の避難小屋!下山前に鐘を鳴らします。(カァ~ン!)
自分達が苦労して付けたラッセルトレースを辿って下がります。ザンゲ岩付近にワンパーティーがいますが、スノーシューが無くアイゼンでは歩行不能になり、無念の撤収だそうです。

        カッコ良い山容を見納め!                     輝くスノーダスト!
 
燧ケ岳~至仏山~の北側の山波はずーっと視界良好! 歩き難くなったので、スノーシューからアイゼンにチェンジです!

 
 皇海山を見上げる位置まで下がって来ました!      三峰山-赤城山           吾妻耶山-小野子三山-榛名山
    本日は近いようで遠く感じた谷川岳でした!            2人しか滑って無い天神平スキー場

     笠ヶ岳-白毛門(今度は白毛門へ行きたいな?)          ロープウェーイより天神平
 おまけ 
 
 RWキャビンで従業員の方と一緒になり、昨日は悪天候の中、
 60人位の登山者で積上訓練?が行われ、トレースはあるはず?と言ってました。
 ちなみに3日前まで谷川岳の雪は融けて、積雪はあまり無かったそうです。

 熊穴沢避難小屋手前より、先行者の姿がチラホラ見え隠れします。
 昨日のトレースの上に新雪がたくさん降ったので、
 先行者の12本アイゼンの跡が良く分かります。

 やがて先行者と目が合い、何処かで見おぼえが・・・!
 なんと!月曜休みのirohaさんでしたので、感動の鼻血ブゥ~状態になってしまいました。
 谷川岳の雪山に興味がある趣旨のメッセージを頂いていましたので、もしや?
 と思っていた矢先ですので、本当にびっくりです。
 以降は帰路の谷川ベースプラザまで一緒の行動になり、
 谷川の新雪歩きを楽しさ&感動を倍増で共有しながら、
 素晴らしい一日をすごす事が出来ましたので、感動のバッタリに感謝です!

 ラッセル歩行をしているとスノーボードの方が、
 irohaさんの手袋等の落し物を途中で拾ってくれました。
 探しに行ったirohaさんを追って下がって行き、忘れ物を預かった事を伝えます。
 irohaさんは勢い余って、落とした場所を通り過ぎたとか(笑)

 アイゼンでは歩行不能状態ですので、スノーシューに履き替えます。
 スノーボードの方が頑張ってくれたので、大分トレースがあり助かりました。
 途中で先頭を交代すると積雪は多く、
 膝上まで足を上げないと歩行できませんが、三人いますので心強い!
 後でわかりましたが、スノーボードの方はken0114さんでした!

 トマの耳周辺では綺麗な霧氷の芸術が点在していますので、しばらく観賞です。
 オキの耳へ少し向かいますが、腰までスッポリの柔らかい新雪!雪庇も張り出していて
 オキの耳手前は目視で無理!と判断して、安全の為おとなしくトマの耳に戻ります。

 肩の小屋手前で谷川連峰主脈路のダイナミックな山容を眺めながら、
 irohaさんとゆっくり会話をしながら楽しいランチが出来ました。

 昨日&一昨日の新雪の恩恵で、真っ白にそまった新雪の上を歩けた事に感謝です。
 本日は3人だけの静かな白銀の谷川岳でした。

 ★天狗の溜り場付近よりトレースは一切なし!
 12本アイゼンでは腰まで埋まり歩行不能の為、スノシューを装着でラッセル歩行!

 天候:晴のち曇り
 出会った人:2+7人(ザンゲ岩付近)
 全く当てにならない疲労度:
★★☆☆☆

●トップページへ   ●前回へ   ●次回へ    ●山歩き記録へ