雨飾山 標高: 1,963 m 標高差約861m 歩行距離約7.6㎞
行程:雨飾高原キャンプ場登山口(9:12)⇒道標2/11(9:30)⇒ブナ平(9:59)⇒荒菅沢(10:27)⇒笹平(11:32)⇒
雨飾山頂上(11:56~12:24)⇒ 笹平(12:49)荒菅沢(13:36)⇒道標2/11(14:20)⇒雨飾高原キャンプ場登山口(14:30)
(歩行時間:4時間50分 全所要時間5間時間18分) am9:12~pm:14:30 yahoo地図 コースmap
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雨飾山は、白馬村の北側の長野県と新潟県の県境にある山で、日本百名山に選ばれています。その特徴的な名前に惹かれる人もいると言うほどの人気が高い山です。名前の通り、実際雨やガスが多いのですが、そうでなければ眺望は素晴らしいです。特に、山頂についたら日本海を望むことができるのも感動的です。ブナの木が多く、7月の新緑や10月の紅葉時期は素晴らしいです。標高が低い割には岩場の急斜面もあり険しく、また、雪の多い場所は6~7月まで雪が残るので、十分な装備と注意が必要です。登山道には、400m毎、11箇所に「1/11」などと書かれた標識があるので、それを目安に登れます。※信州とっておき情報参照 |
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昨日、火打山下山後、妙高高原アルペンブリックリゾートに宿泊し、朝食を頂いてからの出発になりました。妙高高原より、火打山・妙高山の登山口の笹ヶ峰キャンプ場を通り過ぎ、未舗装の凸凹林道を頑張って走ります。乙見山峠を抜け、少しすると舗装道路になり、ヤレヤレ状態でした。狭い林道は、先日の台風の影響が心配だったので小谷村役場のHPで林道通行情報を事前に調べました。※上記の写真は荒菅沢より見上げた雨飾山山頂直下の布団菱です。
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乙見山峠を過ぎ、小谷村林道より雨飾山の山容を望みます。 雨飾高原キャンプ場に9時に到着です。既に両脇の駐車スペースは満車状態でした。良く整備された駐車場には、休憩場・水洗WC・自動販売機が設置されています。
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仕度を整え9時12分に出発です。青空が広がり、気分も上々です。登山道は最初、緩やかに下がって行きます。木道の脇にはマユミやオニシオガマ等の花が沢山咲いています。
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ミズキの実?そしてしっぽみたいなサラシナショウマです。木道が敷かれた緩やかな湿地帯を歩いて行きます。左には小川が流れていて、ところどころ小さい木橋がかかっています。
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道標2/11ポイントで、ここから急坂が始まります。プナの原生林いっぱいの山道です。予想以上の気温上昇で熱中歩き気味になって来ました。
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ブナの巨木に囲まれている、休憩スペースのブナ平です。 山道はブナの根っこが露出していますので、足元に注意を払います。やがて平坦道になり、右手に巨大な谷が見えます。標高を少し下げながら、荒菅沢に下って行きます。鞍部の荒管沢を渡ります。
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左上には白い巨大な岩が見えます。雨飾山布団菱のベストショットポジションです。雨飾山が標高の割にはスケールの大きい山であることが実感できます。荒管沢を渡渉すると急登が続きます。
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チラホラ、ナナカマドが紅葉をはじめています、紅葉真っ盛りの時期は、雨飾山の山道は登りと下りで渋滞するそうです。スーパーレディーが「チワワ」を抱っこしながら軽快に下がって来ます。「岩場と梯子」以外は自力で歩いて来たそうです。とってもワイルドで、元気の良い子の「チワワ」ちゃんでした。
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ザレ場より眼下に、雨飾高原キャンプ場(上)と駐車場(下)のアップです。山道にはトリカブトやヤマハハコ等の花が随所に咲いています。
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笹平に向かう岩場の急登が始まります。疲れ気味の方たちに先を譲って頂きました。鎖はありませんが、トラロープが垂らしてある場所がありました。 名物梯子は、アサヒビール寄付のプレートが貼ってありました。急斜面の為、ゆっくり登らないと息が切れます。
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ようやく雨飾山が射程距離に入ってきました。ここからはクマ笹の中の緩やかな山道になります。視界の悪い笹の狭い山道では、下山者とバッタリすれ違い状態でした。
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笹平の分岐です。金山まで320分と書かれています。リンドウを見ながらひと息です。随所に赤い葉が紅葉して笹原の彩りを飾ってます。
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昨日の火打山と違って賑やかですので驚きです。 雨飾温泉(雨飾山荘)コースとの分岐です。ラスト(10/11)標識を過ぎると最後の急登です。
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眼下に荒スゲ沢の見事な景観です。そして「ふりかえれば荒スゲ沢」の表示板がありますので、もちろん、もう一度振り向きます。ここからザレ場の急坂をジグザクしながら登って行きます。この標示坂を見て以降は荒スゲ沢と、勝手に記憶してしまいました。
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11:56分、雨飾山山頂(南峰)です。沢山の登山者が標識周囲で昼食休憩をしていました。カレーヌードルを頂きながら、隙を狙ってワンショット! 南峰山頂には三角点と標柱が、北峰には4体の石仏と祠が祀られています。高妻山の手前に佇む乙妻山と戸隠山が見えます。
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北アルプス、後立山連峰の山並みを意外と近くで眺めます。
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眼下に笹平を望みます、昨日登った火打山は焼山の奥に見えます。
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南峰より北峰を望みます。 北峰に移動して南峰を望みます。
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でっかい「オヤマボクチ」が随所で群生しています。 眼下に見える荒スゲ沢を渡渉して帰ります。
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帰路は浮石に注意しながら下がって行きます。 荒スゲ沢でひと息つきます。予想以上の気温上昇で沢山汗をかきましたので、冷たくて綺麗な沢水で頭と顔を洗います。荒スゲ沢は布団菱の展望場所になっていますので、皆さんの憩いの場となっていました。
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布団菱のカッコ良い鋭鋒を見おさめして、樹林帯に入ります。先ほどよりトイレを我慢していますので、久し振りの「チャッチャカ走行」で標高を下げて行きます。雨飾高原キャンプ場に14時30分に帰着です。
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ここから白馬もそう遠くないので、少しより道して八方尾根経由で帰ります。お気に入りの「おびなたの湯」でゆっくり温まり疲れを癒します。気取りっけ無しの源泉かけ流し野天岩風呂はPH11.6もあり、相変わらずの素晴らしい源泉でした。
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おまけ
雨飾高原キャンプ場駐車場は良く舗装された綺麗なスペースで、休憩所や水洗WC完備!
道標2/11まで、木道主体の歩きやすい平坦なコースです。
山道には(2/11~10/11)と書かれた親切標識が随所に設置されていますので目安になります。
急登の岩場、梯子場、ガレ場がありますが、注意して歩けば特に問題はありません。
ブナ平周辺は樹林帯の中の登りが続きますので、本日の天候では暑くなりバテます。
荒スゲ沢手前より沢まで少々標高を下げます。沢から見上げる雨飾山の雄姿は凛々しく見えます。
沢を渡り、樹林帯の中の急登に入ります。
やがて森林限界を出て、岩場や梯子の急坂を登って行きます。
笹平より山頂の基部まで、緩やかな山道ですので心地良く歩けます。
荒スゲ沢と書かれた木のプレート付近より、再び急坂を頑張ると雨飾山山頂です。
雨飾山は、左側が山頂標識1,963 mと三角点、石祠が設置されている最高地点(1,963 m)の南峰です。
右側が祠と石計4対が祀られている北峰です。
予想以上の気温上昇の為かすみ気味でしたが、山頂からは360度大パノラマが楽しめました。
山道は思った以上の急坂が続き、真夏並みの水分補給と発汗の熱中登山となり、
行程スペックより体力を要した感じです。
連日の山歩きと予想外の気温上昇が疲れた要因かもしれませんが、
昨日の火打山の往復と比べ、雨飾山は距離と高低差がないにも関わらず、
本日の方が体力を使った感じでした。
雨飾山の名前の由来
山頂に祭壇を祭り雨乞い祈願をしたことが、由来と伝えられています。
昔は「あまかざり山」と呼ぶほかに、あらすげ山とも呼ばれていました。
また、書き方も天錺山や両粧と書いてある古書もあります。両粧と書くのは、
新潟県の大野辺りから見ると2つのコブが近くの山の上に乗って見えることから名付けたものだとか。
また、この山は糸魚川の漁師たちが海に出たときの目標にもなっていたそうです。
天候:晴れ
出会った人:40名位 ※紅葉真っ盛り時は駐車場も山道も渋滞するとうです。
全く当てにならない疲労度:★★★☆☆
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