相沢登山口より、荒船山の紅葉  2014.11.07

荒船山 標高1,422.5m    累計標高差約867m     歩行距離約8.7km  yahoo地図 

相沢口駐車場
10:20)⇒中ノ宮 (11:17〜11:20)艫岩(12:06〜12:08)荒船山避難小屋 (12:09〜12:43)
荒船山(13:16〜13:30)相沢登山口分岐 (13:58)中ノ宮(14:26)⇒ 相沢口駐車場(14:53)

(歩行時間3時間44分:全所要時間4時間37分) am10:20〜pm14:53    下記にルートラボ添付
群馬県と長野県の境に位置し、遠くから望むと大海原を行く船のような荒船山。最高点は行塚(経塚)山だが、周囲からひときわ目を引くトモ岩の存在も大きい。笹と雑木林の快い道が続く、頂上台地のコースが楽しめる。一般的なコースは容易に登れる内山峠からで、他に標高差の大きい相沢登山口からのコースがあるが、一般的では無い。
荒船山の一般的な登山コースは内山峠から登るコースで、私も内山峠から3回程訪問しています。内山峠から荒船山へは標高差が余りないので、すでに紅葉は終わっているようです。もう一つある『相沢コース』は高低差が800m位あるため、この時期、紅葉ポイント標高内に入っているかと思い、相沢コースへ8年振りにワンコを引き連れ向かいます。

相沢集落を過ぎ、狭いコンクリート道に入ると右側に3台可の駐車スペースがあり、Pは予想通り貸切でした。※8年前と変わっていないPでしたが、登山案内板が崩壊していた! 登山口の標識には、荒船休憩所のwcは使用不可と書かれていた。

最初は杉林の中を歩いて行きます。右側に祠と、段下には作業小屋の跡みたいな場所があります。 本日は相沢登山口から荒船山のテーブルマウンテンまで往復貸切道中ですので、ワンコ連れでも気兼ねなく歩けます。 杉林を抜け、標高を上げて行くと紅葉ポイントに入ります。

    雲が掛り、陽が射さないので残念ですが、綺麗な紅葉!          もうすぐ真っ赤に染まるカエデ!


しばらく紅葉ポイントに入り、色彩豊かな紅葉を楽しみながら歩きます。予想していた以上の華やかさなので、凄く得した気分になりました。
     紅葉越しに艫岩が見えて来ました。                  紅葉の落葉とワンコ!
   荒船山まであと80分だそうです。       彼方此方に紅葉!            可愛くワンショット!
        相沢コースは予想以上の紅葉!             このコースの紅葉は、あと一週間は楽しめそう!
何処までも続いている奥深い紅葉には圧巻です!
 相沢コースは訪れる方が少ないので、綺麗な紅葉がもったいないような感じ!     石積みケルンとワンコ!
岩屋に祠が祀られている、不思議な空間の中ノ宮に到着!

 雨も凌げそうなくらいの大きな岩屋!ぎこちないつっかえ棒!       山道には大きい岩が多くあります。
 
    またまた紅葉ポイント!             若い紅葉!                もうすぐ真っ赤!

  振り返って終わりかけの落葉松!  マツダランプと思われる古びた看板には以前、胸突八丁と書かれていたような?

        目の前に艫岩の側面が迫って来る!                ワンコは艫岩の基部に興味深々?

急斜面を脹脛を引っ張りながら登って行くと、鉄製の階段が見えてきました。 そしてテーブルマウンテンの荒船山甲板に到着! 右に進むとすぐ艫岩です。
 
     休憩所は少し賑やかですので艫岩へ直行!           ワンコは初めての艫岩です。強風が吹き付けています!
                   物見山と浅間山、右の小浅間山が可愛い! 眼下のR254と紅葉!
               左の断崖絶壁                        裏妙義と榛名山
優しいグループが休憩所より撤収して行きます。本日は土鍋持参! 寒い荒船山ですので、熱々の鍋焼きうどんはたまりません!周りの人達に注目されながら、大変美味しく頂く事が出来て、大満足(^o^)
あたいも鍋焼きうどん!食べたかったなぁ〜! 再び分岐に戻り、行塚山へハイキング移動です。 平坦な登山道を進んで行くと「皇朝最古修武之地」の石碑への分岐があります。 脇道に入って直ぐに高さ4mほどの石柱が建てられ、昭和初期に地元の人達によって建てられたとの事!

星尾峠への道を右に分け、経塚山への坂を登って行きます。艫岩でお会いした姉さん達にワンコは、エールをもらっていました。 毎度の如く、行塚山は寂しい山頂です!
 
      樹間よりローソク岩            珈琲タイム!             ワンコはおやつタイム!
  再び平坦な山道を戻り、艫岩手前の分岐より相沢口へ!             鉄橋子の急降下!
 
  落葉に埋もれた鉄階段には鎖もあります。 艫岩の側面ですが、藪こぎで艫岩直下に行けそうな?  以前と変わらぬヘタレ道標!
 
      日陰の真っ赤な紅葉          相沢口の駐車スペースに帰着          登山口上流の滝見学

 世界遺産に登録された『荒船風穴』へ
 
           相沢集落の紅葉                  「荒船風穴」へ向かいます。R254より艫岩!
 
世界遺産に登録された「荒船風穴」 で、見学時間は9:30〜16:00まで! 上の段より風穴をひと目してから下がって行きます。 操業当時を復元したジオラマの写真! ※Pより800m位下がりながら歩いて来ました。貸出用の杖もありますが、年配の方が安易に見学に行くと帰りは辛いかも?
 
              最初に出来た1号風穴                段上に行き1.2.3号風穴の全容!
黛のこんにゃく屋さんで味噌おでんを美味しく頂きます。サービスで試食セットも頂きましたので、お土産に刺身コンニャクを買いました。静かな「荒船の湯」の露天は貸切でしたので、ゆっくり出来ました。
 

おま
 今回の登山目標は、荒船山相沢コースの紅葉観賞と、美味しい鍋焼きうどんを作って食べる事と
 下山後の世界遺産に登録された荒船風穴見学です。
 カレーヌードルは毎度の定番ですが、
 今回は手間を加えた鍋焼きうどんを美味しく食べたく、土鍋と具材を担いで行きます。

 相沢登山口はひっそりした場所で、以前と全く変わらない駐車スペースと登山口でした。
 予想通り閑散とした貸切コースとなりました。
 相沢コースからの緩やかな勾配の登山道は、整備されているのでワンコも歩きやすくて順調でした!
 やがて斜面に取り付いて登り切ると、左の尾根筋へ出ます。
 目の前は赤や黄色に色付いた明るい雑木林の森で、尾根道を挟んで左半分は雑木林、
 右半分はスギ・ヒノキの人工樹の中の登りがしばらく続きます。

 尾根状に続いていた登山道はやがて尾根を巻くようになり、再び紅葉ポイントに入ります。
 やがて巨岩が鎮座する『中の宮』へ到着です。
 雨も凌げそうなくらいの大きな岩の脇に祠が祀られていました。

 やがて艫岩(ともいわ)の舳先が赤や黄色にそまった木々の隙間から見えてきます。
 艫岩側面が近くになるに連れ急登になり、やがて鉄製の階段になります。
 この区間が相沢コースの胸突き八丁!です。

 艫岩から荒船山区間は、
 冬支度が始まったような葉の落ち切った樹木で、だだっ広い平原地帯になっていました。
 この区間は内山峠からの登山者が多く、活気があり賑やかでした。

 ・・・世界遺産「荒船風穴」・・・
 荒船風穴は、明治38年、地元の養蚕農家の庭屋静太郎により建設された蚕種貯蔵施設です。
 長野県を発祥とする天然の冷風を利用した風穴技術を研究し、
 日本で最大規模を誇る貯蔵施設として運営され、日本全国を相手に事業を展開しました。
 現在でも操業当時と変わらぬ冷風環境が維持され、
 肌を通じて史跡を体感することが出来る珍しい史跡です。
---------------------------------------------------------------------
 アクセス
 下仁田ICよりR254を走って行き、『道平川ダム』入り口を過ぎると、
 『荒船山・相沢登山口』の看板がありますので左の狭い道に入ります。
 相沢集落の相沢橋を渡り、狭いコンクリート道を進んで行くと、右側に3台位の駐車スペースがあります。
 ・登山ポスト・WC・水場は一切なし・艫岩手前のWCは使用不可みたいでした。
----------------------------------------------------------------------
 コース状況
 登山道は落葉に埋もれている個所が多くありますが、踏み跡は明瞭で、整備された山道です。
 杉林を抜けると随所で紅葉ポイントになり、しばし紅葉狩り気分が味わえます。
 中ノ宮を過ぎると急登になり、随所で紅葉が楽しめます。
 急登の階段を登り上がれば、艫岩手前の甲板?の尾根に出ます。
 艫岩〜行塚山手前まで平坦なハイキング道!山頂手前を少し頑張れば荒船山最高標高の行塚山です。
 相沢コースの下山は日陰になるため、速い時間の下山が望ましい。
 ※艫岩は崖に近づかないよう注意が必要!
--------------------------------------------------------------------------------
 天候:晴れ時々曇り
 出会った人・相沢コースは往復貸切 艫岩周辺約20人 艫岩〜行塚山8人
 全く当てにならない疲労度 ★★☆☆☆

●トップページヘ   ●前回へ  ●次回へ  ●登山のページへ