ワンコと天狗岩~烏帽子岳  2014 04 25


天狗岩:1234m シラケ山:1274m マル:1220m 烏帽子岳:1182m
 
標高差約415m 歩行距離約6.8km

天狗岩登山口(11:54)⇒天狗岩(12:40~13:00)⇒シラケ山(13:21 ~13:26) 岩稜コース⇒
横道コース分岐点(14:38)⇒マル(14:46)烏帽子岳(14:58~15:30)横道コース)⇒
天狗岩分岐(16:10~16:17)⇒おこもり岩(16:22)⇒天狗岩登山口(16:59)

(歩行時間4時間01分:全所要時間5時間05分) am11:54~pm16:59   yahoo地図  下記にルートラボ添付
【天狗岩】西上州独特のごつごつとした急峻な岩峰ながらも、登山道がよく整備されている。「天狗の岩洞」と呼ばれる洞窟がある。春はヤシオツツジ、秋は紅葉が映える。
【烏帽子岳】山麓の大仁田から眺めると烏帽子を置いたように見えることが山名の由来。春先には地元で「ヒトツバナ」と呼ばれるアカヤシオが山肌を薄紅に染める。※群馬百名山より
R45湯の沢トンネル口より、国民宿舎やまびこ荘方面へ向かいます。国民宿舎を過ぎて数分走ると左側に登山口があり、右前には天狗岩駐車場があります。アカヤシオ開花時期には沢山の方が訪れるので、天狗岩駐車場は満車になり、路肩での駐車を余儀なくされます。
天狗岩駐車場は私の車で、丁度満車になりました。綺麗な天狗岩の案内表示板と仮設WCが設置されています。 Pを下がるとすぐ天狗岩登山口で、登山口横のスペースにも車が止まっていました。今日もシンガリの遅刻ハイカーです!

歩き始めは良く整備された薄暗い杉林の中で、杉には何やらテープが巻きつけられています。 早く来ないかな?と同行者を待っているワンコ!
 
 杉林を抜け出し、前方に手すりの付いた鉄橋が見えて来ます。早くも下山の方々とすれ違います。
綺麗な水が流れる沢と岩壁脇に挟まれた、自然を感じる圧巻の山道です。避難出来そうもない避難小屋の分岐点では、二輪草群生地経由の右コースへ!ちなみに左のコースの「おこもり岩」方面には少し残雪があります。
        ニリンソウ                 エイザンスミレ               フモトスミレ
       コガネネコノメソウの小さな群落                      ハシリドコロ
九十九折れの登山道を登って行きます。多くの方々は、天狗岩までのピストンだったそうです。 水場でワンコは水分補給!鞍部に上がると案内道標があって、左側が天狗岩となっているのですが・・・、右側の名もないピーク方面にも薄い踏み跡が沢山付いていました。
天狗岩直下の急登を過ぎると分岐があり、右に進むと天狗岩の山頂です。
天狗岩山頂は地味な場所ですので、すぐ移動です。石の祠から左奥に少し進むと鉄製の橋があり、これを渡った先に天狗岩の展望台がありました。

      荒船山と毛無岩間には浅間山                      鹿岳の後方には妙義山 
シラケ山から烏帽子岳へ続く、スリリングな岩稜。 展望台はつぼみの多いアカヤシオで、もう少しで見頃を迎えます。後方はシラケ山です。

一旦標高を下げます。しばらく見事なアカヤシオポイントが続きます。

見上げると天狗岩展望台です。「横道コース」との分岐を右上の「岩稜コース」へ!シラケ山手前で、昨日鳴神山山頂でお会いした「元気な高崎市の夫婦」と再びお会いして、お互いビックリです! ※以降は貸切道中となります。

          シラケ山より両神山方面!                   天狗岩展望台のアップ!
           両神山~奥秩父の山             ワンコも頑張って岩稜のヤセ尾根を歩いています。

シラケ山より一旦標高を下げてから岩稜のアップダウンになります。アカヤシオの群生の中を歩きますが、少し若い方が、色が綺麗です。
この辺の特徴的な岩塔の岩尾根の上を登ったり下ったり、小刻みなアップダウンが続きます。この先不明瞭な個所があり、迷い跡に導かれ「横道」方面へ下がりそうになりましたが、おかしいと気付き、岩稜コースに戻れました。

張り出した枝よりアカヤシオが咲き乱れ、圧巻です。

GWに見頃を迎える頃だと思いますが、つぼみの多い時期の方がハリが合って良い感じです。
 
次のピークへは険しい歩きを余儀なくされ、ワンコをしばらく抱っこで確保しながら歩きます。
    スリリングな岩イワ歩きが続きます。                 ピークでワンコもアカヤシオ観賞!
岩イワに咲くアカヤシオは力強く感じます。
              ファイト!                     マルと烏帽子岳が近づいて来ました。
ワンコを抱っこして急な岩場下がりです。しばらく下がると安心安全の「横道コース」との合流です。
 
 稜線は緩やかになり、ワンコもご機嫌歩行です。濃い色のアカヤシオの群生地帯を通過します。
期待を込めて「マル」に登ると?!、視界不良の頂きが「マル」でした・・・。烏帽子岳へは一旦標高を下げてから登り返します。鞍部に分岐があり、左は大仁田ダム方面の登山口です。
振り返って、マル! 烏帽子岳直下の急なトラロープでは、ワンコを抱っこして登ります。
素晴らしい空間の烏帽子岳山頂です。天狗岩(左のピーク)とシラケ山(右の緩いピーク)が見えます。
 
セブンのメンチカツを入れたカレーヌードルを、今回も美味しく頂きます。      岩峰の大岩・碧岩~三ツ岩岳。
稜線までワンコを抱っこして下山です。帰路は全て巻き道を使っての安全なコースで、歩行時間も大幅に短縮出来ます。
 
天狗岩を巻いて、おこもり岩に寄ってみました。洞窟になっていて、祠が祀られていました。こちら側のコースにも、ヤマエンゴサクが沢山咲いていました。
      ミツバツツジ                 少しだけ残雪歩き             避難出来ない避難小屋
やがて車道が見えて来ます。 予想通り、駐車場は私達の車が「ポツン!」と1台だけ! 帰りはもれなく、近くの 「湯ノ沢温泉・国民宿舎やまびこ荘」の温泉でゆっくり温まります。※H25年に皇太子さまがご宿泊されたそうです。
2016年のヤマレコへ!
 
おまけ 


 以前より、アカヤシオ開花時期に訪問したかった、西上州のワイルドな半周回コースです。
 シラケ山~烏帽子岳の岩稜コースは、
 予想以上に妙義系の岩イワ歩きの要素が入っていました。
 両手を使いながらのアップダウンが多く、スリリングな個所もありました。

 シラケ山を過ぎた二つ目のピーク辺りより、
 安全の為ワンコを抱っこで確保しながら歩きました。
 途中不明瞭な個所があり、迷い跡に導かれ「横道」方面へ下がりそうになりましたが、
 おかしいと気付き、岩稜コースに戻れました。

 岩稜コースは至るところから素晴らしい眺望です。
 視界が開けているので、随時、自分の歩いている位置が把握出来ました。

 遅い時間からの歩き出しだったので
 シラケ山で高崎の夫婦と会った以降は、静かな貸切道中となりました。

 
 駐車場から天狗岩までのコースは、
 然程時間も掛からないので容易にハイキングを楽しむ事が出来ます。
 毎年この時期はアカヤシオを求めて、沢山の人が来られるそうです。
 週末やGWは直ぐ駐車場は満車になり、路肩駐車で長い列が出来るとか。

 アカヤシオの開花状況は天狗岩付近はつぼみが多く、これから見頃を迎えます。
 シラケ山からの岩稜コースは、若いアカヤシオ主体で見頃を迎えていました。
 マルから烏帽子岳は7分咲き前後だったと思います。
 帰路の「横道コース」にはアカヤシオはあまりありませんでした。

 岩稜コースはダイナミックな素晴らしいコースですので、
 紅葉時期に是非、再訪したいと思います。

天候 : 晴れのち曇り
出会った人 シラケ山まで=10人位 以降は貸切
全く当てにならない疲労度 鳴神山:★★☆☆☆ 


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