鳴虫山


 鳴虫山 標高1,104m (神ノ主山:842m 合峰:1,084m 独標:924m) 高低差560m 歩行距離 約9km

行程 含満街区公園P(11:02)⇒神橋(11:20)⇒登山口(11:40)⇒神主山(こうのすやま)(12:18~12:23)⇒
鳴虫山(13:22~14:10)⇒合峰(がっぽう)(14:30~14:33)⇒独標(どっぴょう)(15:03~15:06) ⇒

登山口鉄塔(15:44)⇒並び地蔵&含満ヶ淵(15:50~16:20)⇒含満街区公園P(16:25)

(歩行時間3時間54分:全所要時間5時間23分) am11:02~pm16:25 yahoo地図 東武鉄道MAPへリンク
鳴虫山は栃木県日光市街地の南に位置します。“この山に雲がかかると雨になる”というのが山名由来だそうです。日光駅から容易に周回出来、首都圏ハイカーに人気の山です。季節になるとアカヤシオ、カタクリなどが咲き誇ります 因みに「泣き虫」ではなく、「鳴虫」です。憾満ヶ淵(かんまんがふち)と並び地蔵(化け地蔵)は、下山後の穴場ポイントです。
ヤシオツツジの開花時期は過ぎましたけれど、巷で噂の『名物、根っ子道』を無性に歩きたくなりました。3日前に歩かれた「ひらさんの鳴虫山のブロク」を拝見し感化され、急遽ワンコを引き連れ日光へと向かいます。

含満の茶屋手前の、憾満ヶ淵の駐車場(WC付き)より、11時2分の遅いスタートです。駐車場はあまり広くないので、時間帯では観光客の車で満車になってしまう事があります。登山口まで民家脇のお花観賞をしたり、大谷川を眺めたりしながら歩いて行きます。

日本ロマンチック街道に出ると、いつもは車で通過するだけの車道の景色を、ゆっくり見ながら観光気分で歩いて行きます。「神橋」より振り返って二荒山神社神橋と渓谷です。
金谷ホテルの入口を通過するとレトロで変わった公衆電話がありました。ず~と前はロープウェイとして活用されていたのでしょうね・・・。それにしても日光の街中歩きは、実に乙であります。
鳴虫山登山口の標識が目につくようになります。橋の手前には登山者向けにトイレが無い旨の注意書きがあり、消防署か中央公民館のトイレを利用との事です。登山口手前民家脇でシャクナゲが綺麗に咲いていました。

ちょっぴり控えめの登山口に到着です。駐車場から登山口まで、ワンコとボチボチ歩きで38分でした。コースは多くの登山者に踏まれているので、明瞭で歩き易い感じです。どんよりしていたお空から、時折日差しが飛び込んで来ます。
スギやヒノキ林が目立って来ました。やがて根っ子主体道へと変わって行きます。神ノ主山山頂では、東京からお越しの団体さんが仲良く昼食休憩をしています。皆さん上品で優しい方でした。

ゆっくりと景色を眺めたい場所ですが・・・。女峰山をはじめとする景色はどんより霞が掛かって、残念ながら視界不良です。12時を回りお腹が空いていますがひと息ついて、2.3Km先の鳴虫山へと進みます。
神ノ主山からは緩急を繰り返しながら鳴虫山へと向います。まだ芽吹きの季節なので雑木の新緑が鮮やかです。思ったよりも根っ子道が続くので驚きです。随所にヤマツツジが咲いています。

これでもどーだい(^^)/ 状態の『鳴虫山名物、根っ子道』は延々と続いています。
ワンコは根っ子道をスルーして端っこを歩き出しました。ハイキングコースの距離入り表示は随所に設置されていますので、おおよその自分の位置が把握出来ます。
トウゴクミツバツツジが咲いています。最後の、これでもどーだい(^^)/ 状態の名物根っ子道を上がって行くと鳴虫山山頂です。
山頂には単独男性が食事を終え独標方面へ下がって行きましたので貸切になりました。廃墟化された展望台があります。霞んでいて相変わらずの視界不良でした。
お待ちかねの昼食です。明太子のおにぎりと、シャウエッセン&半熟たまご入りカレーヌードルを美味しく頂きます。ゆっくりしていると先程の団体さんが到着です。ピンクの服を着ている優しいご婦人が、nanacoをずっと撫でなでしてくれました。団体さんは周回しないでピストンで戻るそうです。リーダーが独標方面はコースが荒れていますので気を付けて下さいetc・・・と、アドバイスを頂きました。
優しい団体さんを後にして、眩いぐらいの新緑の中へと気分爽快に下がって行きます。
結構急な階段ですが、短い足を駆使してワンコは下がって行きます。やがてツツジが目立って来ました。
ヤマツツジゾーンに突入しましたのでひと息つきます。数週間前はアカヤシオが咲き誇っていたのでしょうね。
合峰のピークに到着です。小さい祠があり、見上げると白い花が咲いていました。
トルネードスタイルの、少しだけ倒木の生命力は凄い!と、関心しました。ちょっとしたアップダウンを繰り返し、最後のピークとなる独標です。
独標から植林の中を再び急降下です。丸太階段が崩落しています。折角整備したのに邪魔になっている感じです。ワンコは安全の為、抱っこして下がりました。途中、山椒や蕗がありました。
目印の鉄塔が見えて来ると下山完了です。日光第一発電所には鳴虫山ハイキングの案内板が設置されています。有料道路を潜り抜けると、含満ヶ淵までもうすぐです。この辺りから観光案内の標識に従い歩きます。
含満ヶ淵の並び地蔵(化け地蔵)です。結構な大きさがあるので歩道の傍らに並ぶ様は圧巻です。明治35年にこの大谷川が大雨による氾濫があって、かなりの数の地蔵仏が流失してしまいました。 大分下流まで流されてしまったようですが その後、時を経て ようやく各関係有志のご協力を得てここに復元安置されたそうです。現在残っているのは70体ほど。別名「化け地蔵」と言い、数えるたびに数が違うといわれ、その名がついたそうです。
満ヶ淵は大谷川の急流が男体山から流れ出た溶岩を削ってできた日光の景勝地です。大谷川沿いにある小さなお堂から見るその景観は、大岩の間を清流が白く流れる様と周辺の木々の緑とのコントラストが非常に美しい。核心部の岸部には東屋もあります。
清流の流れるマイナスイオンの中、あまりにも心地よいので、あずま屋下の平らな大岩の上でワンコと一緒に横になります。
慈雲寺は1654年に晃海僧正が創建したものですが、当時の建物は明治35年9月の大洪水で、並び地蔵と共に流失。現在の建物の本堂は昭和48年に復元されたものです。阿弥陀如来と師の慈眼大師天海の像を祀ったことから始まったそうです。

駐車場のトイレ前の水道でワンコの四足を綺麗に洗い、リフレッシュです。本日は日光和の代温泉「やしおの湯」でゆっくり浸かり、温まります。※一般@500、市内の方は@300とリーズナブルでした。
おまけ 

 
 アカヤシオやカタクリの開花時期は終わっていますが、『鳴虫山名物、根っ子道』を無性に歩きたく、
 ゆっくりスタートで日光へと向かいます。

 これでもどーだい(^^)/ 状態の『鳴虫山名物、根っ子道』は延々と続いて圧巻です。
 いつもは車で通りすぎている日光の街中道を、観光歩きが出来て得した気分です。
 下山後の憾満ヶ淵(かんまんがふち)と並び地蔵(化け地蔵)は噂通り、穴場ポイントでした。

 何時も参考にさせて頂いている「ひらさん」の、鳴虫山ブログのまねっこ歩きをして来ました。

 天候:曇りのち時々晴れ    
 出合った人:18人位
 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆


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