前白根山 標高2,373m 奥白根山 標高2,578m (残雪期) 標高差約1,086m 歩行距離約11.7km
行程 : 湯元温泉登山口(7:53)⇒白根沢口(8:21)⇒外山鞍部(9:36)⇒天狗平分岐(10:06)⇒
前白根山(10:35〜10:40)⇒五色沼避難小屋(11:06)⇒奥白根山山頂(12:22〜13:07)⇒五色沼避難小屋(13:52)⇒
前白根山(14:26〜14:30)⇒天狗平(14:50)⇒外山鞍部(15:08)⇒白根沢口(16:01〜16:06)⇒湯元温泉登山口(16:27)
(歩行時間7時間35分:全所要時間8時間34分) am7:53〜pm16:27 yahoo地図 下記にルートラボ添付 |
日光白根山は群馬と栃木の県境に位置し、標高は2577.6mですが、関東以北の最高峰です。草津の奥にある白根山と区別するため、一般的に草津白根山・日光白根山と呼ばれています。最後の噴火は明治22年で、当時の爆裂火口跡が山頂一帯に残っており、山頂駅付近には白根権現が祀られています。白根山山頂の展望は360度あり、群馬・新潟・栃木・長野県の豪華な山々を一望でき、視界が良ければ富士山や日本アルプスの眺望も楽しめます。 |
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日光白根山を最初に訪問したのは10年前で、丸沼高原よりRW経由でした。遅い時間からのスタートで、ガスに巻かれての視界不良の行程となりました。4年前、晴天の日にリベンジしましたが、やはり丸沼高原よりRW経由でした・・・と言う事で!今回は一番高低差のある、湯元温泉からのスタートです。
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前泊した奥日光高原ホテルからのスタートです。登山口までは、なんと1分未満でした。登山カードを提出して、湯元温泉スキー場のゲレンデを歩いて行きます。好天候に恵まれ、暖か陽気の爽やかな日になりそうです。
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白根沢口より本コースの登山が始まり、最初だけ分かりやすい山道からの歩き出しでした。少し登ると慰霊碑があり、沢沿いの登山道は残雪で埋もれていますので、キョロキョロしながら登って行きます。
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やがて左の樹林帯の中の悪路へ入ります。急斜面の荒れた山道は足場が悪く残雪も多くあるので、滑らないよう注意を払います。宇都宮からお越しの先行者を途中で追い越します。
前白根までなので、ゆっくり登るそうです。急斜面の残雪ですが、登りなのでアイゼンが無くとも登れます。やがて若者が、物凄いスピードで追い越して行きます。凄ッ!
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登りはともかく、下山時にアイゼンは必要と思われる急な残雪歩きです。やがて尾根の外山鞍部に到着して、ひと息です。分岐を約90度右に進路を変えて、樹林帯と残雪のわかりづらい尾根道を進んで行きます。
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足跡は疎らに付いていますが、コースアウトになったりします。あまり当てにはなりませんので、ちょっとしたルートファイティングが必要です。途中で軽アイゼンを装着して歩き始めますが、緩い残雪ですので余り効果は得られません!
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本日初めての登山者(若くて爽やかな山レディー)とすれ違います。貸切の五色沼避難小屋泊だったそうです。先行者は私達の前に3人いるそうです。 夏コースでの天狗平へは深い残雪歩きになるので、シャクナゲの藪漕ぎをしながら尾根から強引に登って行きます。
天狗平の上部に出ましたので一旦戻り、標識分岐を撮影!
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振り返って男体山と中禅寺湖です。 前白根山手前、広めのピークより、前白根&迫力の奥白根山が現れます。 本日は予想以上の晴天に恵まれ、水分補給も頻繁になります。
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奥白根山を絶景で眺められる前白根山に到着です。先行者2名が寛いでいました。先ほどの若者は物凄い勢いで通り過ぎて行ったとか・・・?本日湯元からの登山者は私達も含め6名だったみたいです。
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先日アカヤシオ観賞した袈裟丸山連山と、皇海山が良く見えます。右へ進路を取ると、五色山経由で奥白根へ行けますが、通常コース通り、左側に下り、奥白根山方向に進んで行きます。
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前白根ガレ場下りより、奥白根と眼下に神秘的な五色沼が見えます。雪解けでホワイトとエメラルドグリーンに輝く彩りを華っています。この角度からの眺めは素晴らしい!
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尾根より避難小屋へ急降下を始めます。途中で残雪地帯のトラバース下がりになり、やがて
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眼下に五色沼避難小屋が見えて来ます。避難小屋周辺は他の登山口から来られた登山者がいますので、踏み跡が多くなります。
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こじんまりした五色沼避難小屋です。中を覗くと単独男性が休憩中でした。 先日(3/8)に見たBS放送「名峰!絶景探訪」日光白根山編では、避難小屋は積雪で埋まり、窓から出入りしていました。
奥白根分岐より奥白根まで一気に標高を上げて行きます。軽アイゼンから前爪のある10本アイゼンに変えます。踏み跡は疎らに付いていますので、適当に最上部目掛け、標高を上げます。
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夏道は残雪に遮断されている個所があるので、目安として登って行きます。眼下に神秘的な五色沼 と五色山〜前白根山、後方は太郎山〜女峰山方面です。
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奥白根山頂が見えて来ました。沢山の登山者で賑やかっているのが確認出来ます。山頂周辺は至る場所に綺麗な雪融け池が出来ています。
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山頂手前の白根権現が祭られた祠です。錫ケ岳の後方は赤城山〜子持山〜小野子山〜うっすら浅間山。祠から一旦下って、岩場を登ると狭い奥白根山頂です。
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山頂は360度の大展望です。やはり燧ケ岳がひと際、目を引きます。狭い頂には7人位いますので、先の岩場で眺望を楽しみました。山頂を違う角度から写したかったのですが・・・、単独男性は初心者と見えて、山頂標識の真下にザックとステッキを置いて、標識の脇にずーっと、陣取っていたので残念でした。
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白く染まった上越国境の山々や、尾瀬方面の名峰を望む。ここから眺めると尾瀬ヶ原がある至仏山から燧ヶ岳の間は、大分離れて見えます。
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平ヶ岳〜燧ケ岳〜会津駒ケ岳方面 平ヶ岳のアップ
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上州武尊山、後方は谷川岳〜朝日岳 会津駒ヶ岳
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人のいなげな岩峰に移動して、ランチタイムに入ります。山頂を振り返ると、入れ替わり立ち替わりで賑やかっています。眼下に丸沼高原ロープウェイ山頂駅!足湯も見えます(アップ!)
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奥日光高原ホテルの美味しいおにぎりランチ♪ は、唐揚げ、シュウマイ、味玉子、明太子、おしんこ付きで美味かった!目の前で二羽のイワヒバリが優雅に散歩をしていました。
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ゆっくりしましたので下山開始です。弥陀ヶ池方面から五色山〜中ッ曽根の周回コースでと思いましたが、次回の楽しみにしたいと思います。太郎山〜女峰山〜大真名子山〜男体山、左眼下に五色沼を眺めながら標高を下げて行きます
。途中、スリリングな残雪トラバース下がりになります。バランスを崩せば下まで滑落するかも? ※登りは迂回
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ダケカンバ の心地良い残雪ゾーンに突入です。! 五色沼避難小屋から、残雪のトラバース急登を登り切って、ひと息です。
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しばしの尾根道より、男体山〜夕日岳〜地蔵岳〜半月山〜社山〜黒檜岳、眼下に中禅寺湖を望みます。前白根手前鞍部のビックな雪解け池
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前白根山より振り返って奥白根山。前白根山を過ぎると湯元からの登山者のみですので、大変静かな山道になります。午後になっても天気が良いので、水分補給も忙しくなって来ました。
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前白根山先の次のピークより、太郎山〜女峰山〜大真名子山〜男体山、左眼下に湯元温泉を望みます。外山鞍部へ向けての、冬コース途中で夏コースと交錯しながら下がって行きます。前を歩いていた登山者はコースアウトになっていたので、私達の方が先に外山鞍部に到着しました。ちょっと心配になり、先程の登山者が外山鞍部に来るまで待ちました。
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熊鈴の音と共に登山者の姿を確認しましたので、外山鞍部より急降下を始めます。白根沢登山口まで、本日一番の難所下がりになりました。 気温が上昇して、踏み抜きが多くなったキツイ下りです。途中まで安全を取り、10本アイゼンを装着します。下りは呆れる位の酷い山道でした。
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白根沢口に着陸して、ひと息です。スキー場の中を歩きます。16時16分、スキー場付近で「ガッツな単独男性」とすれ違います。男体山から下山後、テントを担いで、前白根手前でテン泊をするそうです(ビックリ!!)。
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スキー場付近は鹿と鹿のフンだらけ! 湯ノ湖とシンボルの男体山が見えて来て、やがて奥日光高原ホテルに帰着です。乳白色で硫黄臭ただよう素晴らしい源泉に浸かり、疲れを癒します。
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おまけ
白根沢口〜外山鞍部までの急登は、道が荒れて残雪が多くあったせいか、馴染みの白毛門よりも急な感じがしました。
天狗平分岐以降からは、冬コースと夏コースが残雪で交わり、目印テープもあまり無く、不明瞭な個所も多くありました。
しかしながら慎重に行動すれば、迷う事はないと思います。
残雪対策として軽アイゼンと10本アイゼン2種類持って来ました。
前白根山より奥白根山をダイナミックな角度から眺められ、迫力も倍増です。
眼下の五色沼は、雪解けのホワイトとエメラルドグリーン色が重なり、神秘的でした。
次回訪問するとしたなら、湯元より奥白根〜五色山〜中ッ曽根の周回コースで行こうと思います。
奥日光高原ホテルの「ハイキング♪おにぎり弁当付プラン」で宿泊しましたが、思いの外、立派なお弁当で感激です。
車も置かせて頂き、下山後の温泉も無料で入れます。温泉もさることながら、接客も素晴らしく申し分ありませんでした。
なんと宿から湯元登山口まで歩いて数十秒でした。
天候 晴れ
出会った人 避難小屋まで5人 以降は30人以上
全く当てにならない疲労度:★★★☆☆
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前日、湯元温泉に向かう途中に立ち寄った、みどり市にある日本の橋100選、「けさかけ橋」を見学しました。
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みどり市の名所、「けさかけ橋」を見学です。WC付きの小駐車場から源太橋で小中川を渡り、散策路を少し登ると、くり抜きトンネルがあります。案内では「けさかけ橋」がメインでは無く、「小中大滝」の落差96メートルの滝が名所みたいですが・・・。このトンネルも良い感じです!
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短いトンネルを抜けると、眼下に凄い傾斜の吊り橋が現れます。高低差のある地形に設置されているため、最大傾斜44%の急な階段式のめずらしい吊り橋です。上から見下げるとまるでスキージャンプ台のようです。小中大滝を眺めるために架けられた長さ51m、幅1.2mの橋です。橋を渡った先の高台にある大岩の見晴台が、滝見スポットになります。
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周囲はツツジやシャクナゲの宝庫であるほか、新緑や紅葉時期にも美しい景色が楽しめます。予想通り、「けさかけ橋」目当てに訪れる見物客で賑やかっていました。
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