トマの耳:標高1,963.2m オキの耳:標高1,977m 奥ノ院ピーク:標高1,961m 標高差 約1,035m 歩行距離 約8.4km
天神平(9:14)⇒熊穴沢避難小屋(9:52)⇒肩の小屋(10:52~10:58)⇒トマの耳(11:04~11:08)⇒オキの耳(11:20~11:26)⇒
奥ノ院(11:40~11:53)⇒オキの耳(12:03~14:23)⇒ザンゲ岩⇒ラクダのコル(13:55)⇒西黒尾根(14:47)⇒谷川ベースプラザ(14:57)
(歩行時間4時間51分:全所要時間5時間43分) am8:36~pm15:50 ヤマレコへ! yahoo地図 map(pdf)
歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません
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谷川岳は群馬と新潟の県境をなす三国山脈中部にある山です。山頂はトマの耳(1963m)とオキの耳(1977m)の2峰に分かれ、遠望するとネコの耳の形に似ていることから〈双耳峰〉とも呼ばれています。標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しく、山頂付近の晴天率は低い。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるため、比較的低い標高でも夏には高山植物が観察できます。冬は早い時期から厳冬に入るため、何処の山より真っ白な山容に変わります。ロープウェイを使っての一般コースの谷川岳(トマの耳・オキの耳)までの天神尾根コースは、シーズンに入ると首都圏から近いこともあって、多くの登山者が訪れます。
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先週の白毛門~笠ヶ岳から、谷川岳の素晴らしい景色を眺める事が出来ました。昨日振った新雪の恩恵と晴天が重なり、迷わず谷川岳へ向かいます。賑やかな天神尾根より標高上げて行くと霧氷ゾーンになり、素晴らしい景色が広がります。期待以上の白銀の谷川岳を楽しむ事が出来ました。
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デジブックでダイナミックなスライドショーをご覧頂けます。 |
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水上IC出口より真っ白な雲に覆われた谷川岳を望み霧氷!の期待を膨らませる! 情報によると昨日は30名くらい土合駅で仮眠したそうです。
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谷川ベースプラザではRWキップ売場で行列です。いったん車に戻ってひと息してから出直します。なんと忠実なワンちゃんがいますので、なでなでさせて頂きました。行列はひと段落して、時間調整をしたのが正解でした。同じキャビンで一緒だったパーティーの方は雪道訓練歩きと言っていました。今年は雪不足の為まだオープンしていない天神平スキー場!
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アイゼンを装着してスタートすると数えきれない先行者の列が3組!ショートカットトレース後を使って速やかに前に出ました。昨日の積雪の恩恵で、白く染まった谷川岳に気分が高まります。
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田尻尾根はノントレースでした。何組か平行スライド進行して行くとしばらく交差不能のトラバース道!前の方と話をすると静岡のヤマレコユザーの方でした。
何故か避難小屋手前にテントが、 賑やかな熊穴沢避難小屋を後にして!
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天神尾根名物の霧氷がお出迎え! 霧氷越に燧ケ岳~至仏山~白根山~武尊山~皇海山~袈裟丸山!
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見覚えのある方と話をすると、今年の3月27日同じ場所でお会いした元気ハツラツのhareharawaiさんなのでビックリ!しばらく話をしながら平行移動に入ります。
話をしながら歩いていると会話内容に気付かれて「ゆうやけさん?」と声を掛けて頂きました。私のHPを見てくれて頂いているそうです。気ままな男の赤城さんとも会った事があるそうです。ちなみに赤城さんと同じく太田市の健脚紳士sanでした。
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霧氷越に平ヶ岳~会津駒ケ岳~景鶴山~燧ケ岳~至仏山! 天神峠と赤城山!
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尾瀬を代表とする素晴らしい顔ぶれの名峰! 景鶴山~燧ヶ岳~至仏山~笠ヶ岳 白根山と独立王国の上州武尊山
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カッコ良い爼嵓にピントを合わせて 美味しい天然アイスクリームみたいに見えます!
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霧氷と凛々しい山容のオジカ沢の頭と爼嵓!
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皆さん適当なコース取りをしています(私も!) 肩ノ小屋分岐では大エビの尻尾は大成長で見応えあり!
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鐘を毎度の如く叩こうと思いましたが、鐘に付いたオブジェ的な霧氷が落ちてしまうのでやめました。主脈分岐より眺める肩ノ小屋は霧氷の恩恵で真っ白に染まり、ホワイトチョコに包まれたように美味しそうに見えます。
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谷川連峰主脈縦走の雄大な稜線!遠くに小さく見える万太郎山まで6.5km!来年は5回目に挑みます。
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本日は榛名山と富士山との遠近が近くに見える。 苗場山の左には北アルプスの後立山連峰!
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先ほど平行スライドして挨拶をを交わしたスノーシューの格好良い絵になるご夫婦! シンボルタワー分岐と昨日ワンコと訪問した赤城山!
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帰路で下山予定の西黒尾根ですが・・・。 賑やかなトマの耳!ほんの一瞬、山頂標識独占撮影に成功!
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振り返って!肩ノ小屋と主脈路のダイナミックな景色! オジカ沢の頭と爼嵓(まないたぐら)の豪快な山容!オジカ沢の頭の後方のほぼ直線状に万太郎山と仙ノ倉山が見えます。
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トマの耳からの素晴らしい景色ですが、激混みですので帰路でゆっくり眺める事として、谷川岳山頂へ向かいます。
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手前より山頂のオキの耳から一ノ倉岳~茂倉岳の白銀の絶景! 稜線は意外と少ないトレースなので不思議!おそらく大半の先行者の方はトマでUターンしたのでは?
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振り返ってトマの耳!このアングルは最高! 谷川の白い珊瑚礁ゾーンへ突入!
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山頂では、愛想の良い若いソロ男性と写真を撮り合います。お江戸からお越しで、昨日最終電車で土合駅に来たそうです。なんと土合駅で仮眠していた方は30名くらいいたそうです。
マチガ沢のシンセン岩峰を覗き込み(怖ゎ!) |
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七ッ小屋~清水峠~朝日岳~烏帽子岳~笠ヶ岳~白毛門へと続く谷川連峰馬蹄形縦走路 後方は巻機山~越後駒ヶ岳~中岳!
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振り返ってトマ&視界良好の富士山!
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アイゼンからワカンに履き替え、奥ノ院へ向かいます。 本日初めてのバージンスノーは気持ち良い!振り返って出来たてほやほやのトレース! 時々踏みぬき!
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振り返って! 積雪が多くなり、ワカンラッセルになり馬力が必要! 腰ラッセルを強いらげ、なかなか前へ 進めません!
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何処を歩いて行くか模索中!右に寄りすぎると雪庇ごとサヨナラ!になるので注意が必要!
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奥ノ院が目の前に見えて来ましたが、なかなか前へ進めません! エビの尻尾状態の奥ノ院鳥居に到着!
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主脈縦走路と海老の尻尾霧氷の鳥居! 奥ノ院の祠も凄い事に!
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独占貸切の奥ノ院ピークに登りしばし豪快な景色を眺めます。 越後駒ヶ岳~中岳!
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眼下に奥ノ院鳥居と豪快に伸びる谷川連峰主脈路と素晴らしい山々!
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四阿山~草津白根山
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苗場山左より、後立山連峰北部の遠望!
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鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳~不帰キレット~天狗の頭~白馬三山~小蓮華山!
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景鶴山は良い山だった。 燧ヶ岳~至仏山も良い山だった。
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真っ青と真っ白に染まった神秘的な奥ノ院を見納めして谷川岳へ戻ります。
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自分の付けたトレースを辿って行きますが、雪深く馬力が必要! 若い単独兄さんが私に「トレースを付けて頂きありがとうございます」と言って、奥ノ院方面へ向かって行きました。 本日は谷川岳山頂の隅っこで温かいカレーヌードルを美味しく頂きます。先ほどの単独兄さんが戻って来て、温かいカップヌードルは本当に美味しそうですね!と言っていた。
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カッコ良いトマの耳を眺めながら戻ります。途中で多くの方とスライド!
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まだまだ賑やかなトマの耳! 浅間山のお釜から噴煙が上がってる!
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振り返って!茂倉岳~一ノ倉沢~オキの耳の絶景!
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素晴らしい景色を見納めして、分岐を西黒尾根へと下がります。
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本日初めてピッケルをザックサイドから出します。下山している人の姿は見えないけど、大丈夫かなぁ~? トレースは沢山ありますが、雪は緩んで来ました。アイゼンに雪ダンゴが付いてしまうので、ピッケルのシャフトでコンコンとアイゼン脇をたたいて雪ダンゴを落としながら慎重に急降下!
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急な個所は後ろ向きで、ピッケルを差しながら慎重に下がって来ました。
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新雪にピッケルをさすとトップで止まった! ラクダのコル付近に小さく先行者2名を確認!
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振り返って!新雪&緩雪のスリル満点の西黒尾根!
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天神平~天神峠を眺む! ラクダのコルでは先ほどの先行者が休憩中!厳剛新道はノントレースでした。
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ラクダの背から振り返って、西黒尾根から続く谷川岳への稜線!
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先週訪問した白毛門と笠ヶ岳も大分雪が降りました。 武尊山も少し白くなっている。
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アイゼンでガリガリ音を立てて鎖場を下がります。 樹林帯に入りますが意外と雪深い!
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ここでアイゼンを外します。積雪で背が低くすぐ座れそうなL型オブジェの木! シンボルスチールタワーから正規の山道はヌカヌカ道なので、先行者が付けた藪漕ぎコースより下がって行きます。
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ワイルドな残雪藪こぎを速やかに下がって行くと、先行者グループに追いつき一緒に林道に着地!(残雪藪漕ぎは楽しかった!) 谷川岳登山指導センターでペットボトルに水を汲んでいた元気なhareharawaiさんとまたまたお会いします。2本滑走して下がって来たそうです。
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本日は快晴で素晴らしい景色を眺められ、有意義な1日となりました。 鈴森の湯へ立て続けで訪問しているので今回は湯テルメ谷川でゆっくり温まりました。スキー場がオープンしていない為か空いていた。
湯テルメ谷川Pより望む谷川岳!
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おまけ
先週の白毛門~笠ヶ岳から、谷川岳の素晴らしい景色を眺める事が出来ました。
昨日振った新雪の恩恵と晴天が重なり、迷わず谷川岳へ向かいます。
高速入口手前で手袋と帽子を忘れた事に気付き一旦自宅に戻ります。
時間のロスがあったので西黒尾根予定でしたが諦めて、
珈琲を飲んでから再度高速に乗って谷川ベースプラザへ向かいます。
土日は駐車料金500円が発生します。
天神平では凄い数の登山者や団体がいるので驚きです。
スタートして速やかにショートカット道で数十名程の先に出ます。
山道は予想以上に積雪があり、十分な踏み応えがありました。
賑やかな道中でしたのでヤマレコユーザーとも数名お会いしました。
中でも今年3月27日に同じ場所でお会いした、
スキー板を担いだhareharawaiさんとまたまたバッタリなので驚き!
話をしながら歩いていると会話内容で気付かれて
「ゆうやけさん?」と声を掛けて頂きました。
私のHPを見て頂いてくれているそうです。
大先輩の気ままな男の赤城さんとも会った事があるそうです。
昨年の平標新道~土樽駅の主脈ロングコースを参考にして今年歩かれたそうです。
私が以前新穂高温泉より日帰りで挑んだ、
槍ヶ岳~大キレット~北穂高岳の事に興味を持たれているそうで、
とても真似は出来ません!と笑顔で言っていました。
標高上げて行くと霧氷ゾーンになり、素晴らしい景色が広がります。
正直、天神尾根経由で正解!とつくづく思いました。
賑やかなトマの耳を過ぎると閑散としているので驚きです。
ワカンに履き替えてオキの耳から奥ノ院へ向かうと、
少しの距離、アイゼンラッセル跡がありましたが、すぐ引き返したようです。
少し急降下して行くと雪深くラッセル歩行を余儀なくされ、
コース取りも難しくなってきますが、鳥居は見えていますので安心!
独占貸切で奥ノ院ピークで優雅な時間を送る事が出来ました。
一ノ倉沢から絶景を見たかったのですが
本日のコンディションでは夢のまた夢!
キップは片道しか買わなかったので予定通り
帰路は西黒尾根から下がる事にします。
誰も下がっている姿は見えませんので、少し心細い感じでしたが、
下がって行くと先行者の姿が見え、心強くなりました。
やはり新雪の緩雪下がりは難易度が高く危険な場所もありました。
スチールタワーよりヌカヌカ道を迂回した頼りない足跡がありますので
面白そうなので入って行くと薮こぎの直下がりとなりワイルドで面白かったです。
積雪時の西黒尾根の下山は今回で3回目になるので、
以前のような緊張感はありませんでした。
しかしながら、新雪&緩雪の西黒尾根の下山は、
かなり難易度が高くなるので、
慣れた人以外はお勧めできないと思いました。
昨日の地蔵岳(赤城山)に引き続き
霧氷を眺めながらの贅沢な雪山歩きとなりました。
天候:快晴!
出会った人: 登山者未知数 (帰路の西黒尾根は数人)
全く当てにならない疲労度:★★★☆☆
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